出版記念会

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悠声会副会長 赤木家康先生の出版記念会が開催されました!!

 

平成231112日、悠声会副会長赤木家康先生の著書「癌!癌!ロックンロール」の出版記念会が明治記念館「蓬莱の間」で開催されました。赤木先生が副院長を務めていらっしゃる永生病院の方々、赤木先生の患者さん、頭頸部癌の治療に携わる医師、言語聴覚士など350名もの方が一堂に会し、立錐の余地もない賑わいでした。

批評家手嶋龍一氏の元気づけられる挨拶、以前より悠声会を応援してくださっているギター漫談のぺぺ桜井さんの演芸、赤木バンドによるギター演奏、日馬富士の応援ビデオ、赤木先生ご自身によるプレゼンテーション、豪華景品が当たる抽選会など、正に赤木先生の魂の躍動を感じさせる、素晴らしい催しとなりました。

本著では、赤木先生の生い立ちや音楽との出会い、癌と診断されてから、喉頭摘出を伴う手術、化学放射線療法を受けたご体験、プロヴォックスを用いたシャント発声により声を取り戻し、診療や手術に復帰するまでの過程が余すことなく描かれています。

ユーモアを交えながらつづられた文体は平明で判りやすく、どんな困難に出会っても前向きに対処してゆく姿勢は多くの方々に感動を与えずにおきません。喉頭癌や下咽頭癌になり、声を失っても、希望を失うことなく、日々力強く生き抜くことの大切を考えさせられる好著です。

私も祝辞を述べさせていただきましたが、喉摘者が挨拶することの珍しさからでしょうか、赤木先生と悠声会との関わり、悠声会の活動について、5分ほどのスピーチを終えた直後、会場が割れんばかりの拍手を頂戴いたしました。

赤木先生の「癌!癌!ロックンロール」が一人でも多くの方の手に渡り、長く読み継がれてゆくことを願ってやみません。

 

赤木先生の出版記念会で挨拶

 

 只今ご紹介頂きました悠声会の土田です。よろしくお願いします。

赤木先生、本のご出版おめでとうございます。心からお祝い申し上げます。

私共悠声会は、がんで喉頭摘出により、声を失った人を支援するNPO法人で、

赤木先生には副会長を務めて頂いております。主な活動は毎月1回集まり患者同士の情報交換や言語聴覚士によるカウンセリングを行っています。

コミュニケーション向上を目的に、カラオケ等もやっております。

毎年1回海外研修旅行も実施し、一昨年は香港、昨年はオランダ、そして、今年は韓国を訪問し、各国の喉摘者団体と交流をしております。

また、肺機能を向上させるHMEという人口鼻の公的補助を受けるために

各自治体へ陳情に行ったりしております。その成果として、昨年は世田谷区、今年は八王子市と町田市が認定されました。

行動なくして何事も変革出来ません。有志数人で始まった悠声会も現在会員が100名を達しておりますが、赤木先生の存在なくして、この発展はなかったと言っても過言ではありません。

医師の見地から数々のアドバイス、提案を頂きました。何時も前向きな考え、どれほどの人が勇気づけられたことでしょう。YouTubeの赤木先生の映像を見て、手術に踏み切った喉摘者は大勢いると思います。

 今回、赤木先生の本が世に出て、喉頭癌や下咽頭癌になっても積極的に治療に取り組み、明るく前向きに生きる勇気を得る方がさらに増えると確信しております。

 これからもお忙しい毎日が続くと思いますが、今後とも変わらず副会長として悠声会をリードして頂きたいと思います。

 以上私からのお祝いの言葉とさせて頂きます。有難うございます。