那覇市役所への陳情報告

ホーム ニュース 定例会 技術情報 悠声会資料 写真館 悠声会会員の皆様の声 

沖縄県那覇市役所への「人工鼻」を日常生活用具認定 陳情報告

日時 : 2013年4月24日(水)15:00〜16:00
場所 : 那覇市役所3階 障がい福祉課 会議室
出席者: 那覇市役所;
     健康福祉部 障がい福祉課 課長 具志 光展様
        同上   給付2G グループ長 新川 智博様
        同上            課員 新垣 様 
        同上            課員  田場 様 
     沖縄患者側;
     下地 千恵、那覇市のプロヴォックス使用患者 悠声会会員
     田名 勉、 沖縄県友声会会長 日本喉摘者団体連合会
          沖縄県がん診療連携協議会委員、沖縄県がん対策推進協議会委員
     悠声会側;下記6名
     土田会長、野理事、木村監事、若月監事、平田会員、大山会員
提出資料:平成25年3月28日付「要望書」

添付資料;
1. 喉摘者用人工鼻 日常生活用具給付を行っている自治体リスト
2. 無喉頭者の代用発声法の種類
3. プロヴォックス価額表(患者用)
4. 横浜市、気管孔用プロテクター、人工鼻(埋込型用人工鼻)一部資料
5. 八王子市在住の喉頭摘出者の方へ
6. 読売新聞記事切り抜き、「声帯を失ってもカラオケ」2011年8月25日

陳情内容:

  1. 土田悠声会会長より上記提出資料に基づき順次説明した。無喉頭発声法は大きく3種類ありそれぞれにメリット・デメリットあるが、手術後にすぐに発声が必要な方にはシャント法(プロヴォックス)厚労省の言い方では埋込型人工喉頭 が今後増加する可能性が大きい。食道発声は沖縄にも友声会の教室が既に39年も活動されております。患者が自分で数日ごとに交換の必要な人工鼻(アドヒーシブとHMEカセットを月にそれぞれ一箱分20個位)が無いと発声出来ないので これを日常生活用具として認定をお願いしたい。今年になって10自治体が認定してこれまでに認定している自治体を合わせて認定自治体が18自治体になりました。現状 悠声会として那覇市には今回参加の下地さんが対象者です。まだこのシャント法はあまり普及して居ないのでどの自治体でも1か2名で多くても数名です。全国で大体1200〜1300名程度が現状です。今年になってからはおそらく患者から自治体へ問合せがあるのか 自治体からの「人工鼻」についての問い合わせが悠声会に数件 既にあるのが新しい動きです。
    田名友声会会長から那覇市にはもう一人西村コンニャクの西村社長が居る、それともう一人沖縄県としては居たがその方は既に経費のことも有り閉じたと説明あり。
    なお、沖縄・友声会の会員は現在300名で本島では181名、そのうちに食道発声をマスターされている方は7〜8名でもありシャント法は3名 今後シャント法が増えると想像しているとの説明あり。
  2. 現在プロヴォックス使用者の木村さん(フリーハンズ)、若月さん(フリーハンズ)、平田さん、下地さんがご自身から発言されて人工鼻の認定を陳情。
  3. 那覇市役所側からの質問
    (1) プロヴォックス留置手術の費用と月々の掛かる費用は?
    回答;手術には保険が適用されて16〜18万円掛かります、ただこの手術は更生医療が適用されるので事前申請して適用されれば5〜6万円で出来ます。その後始めの頃は数か月毎の交換が必要です。それと人工鼻が毎月23000円程度掛かります。
    (2) 手術で事故等の報告はありますか?
    回答;これまでにそのような事故は聞いたことがありません。
    (3) 沖縄県でのプロヴォックス手術可能な病院は?
    回答;田名会長から既に3〜4つの病院が対応可能と。また手術に使用する用具については沖縄メヂイコ社が対応可能と回答(名優社の関係会社か?)
    (4) 自治体リストでの給付期間が自治体により異なる理由は?
    回答;事務手続きを患者側も自治体側も毎月では煩雑になるので 自治体ごとに一定期間ごとにしていて 3〜4ヶ月毎が多いです。
    他にも質問が有ったが省略。

具志 障がい福祉課長からの回答コメント
本日のご要望をお聞きしましたので まずは内部にて検討して 予算のことも考えて 出来る方向で検討したいと思います。わざわざの陳情ご苦労様でした。

以 上