大阪市役所日常生活用具給付認定陳情報告
1.陳情日時 2014年8月6日(水) 10時〜11時30分
2.陳情場所 大阪市役所 福祉局
3.出席者 大阪市福祉局 障がい者施策部 障がい支援課
藤田 浩一 担当係長
道下 啓介 氏
悠声会 土田会長、鈴木理事
会員 竹下 捷敏さん 上口 征男さん
4.陳情内容報告
- @
- 土田会長より、ボイスプロテーゼを用いたシャント発声についての説明を資料に基づき行った。
喉頭摘出者には多くの後遺症が残るが、最も重要なのが発声である。
発声法には大きく三つがあること。
海外では圧倒的にボイスプロテーゼが多く、最も自然な声が出せる。
プロヴォックス留置術も今年4月から保険点数が改善され、病院の負担も軽減されてきているので、取り扱う病院も増えている。
- A
- ただ、シャント発声は費用が掛かるのが問題。
気管孔を保護し発声に必要な人工鼻(アドヒーシブとHMEカセット等)のメンテナンスに、一か月約2万5千円位必要となるが、保険の対象外のため、個人負担となっている。
- B
- 現在、全国33自治体で日常生活用具として支給が決まっており、最近岐阜市をはじめ各地で認められてきた。特に横浜市では上限を決めて患者が選択できる制度になっている。
関西地区はまだ認められたところはないが、政令指定都市として23,100円を上限に、日常生活用具に認定をお願いしたい。
- C
- 藤田係長から、「話はよく分かった、27年度に向けて関係部署と話をし、検討します」との発言があった。
- D
- シャントについてはあまり知られていなかったが、今回の説明でよく理解してもらえたと思う。
竹下さん、上口さんからも、シャントに変えての体験談などに加えて、給付があれば大変助かるのでぜひ検討してほしいとのお話をしていただき、有意義な陳情ができた。
鈴木晄夫 記