奈良県桜井市役所日常生活用具給付認定陳情報告
1.陳情日時 2015年6月17日(水) 13時〜15時
2.陳情場所 桜井市役所 1階会議室
3.参加者 福祉保健部 社会福祉課 障害福祉係
中川 和紀 様
患 者 森川 優 様 夫妻
悠声会 土田会長、木村理事
中川様より上司は他に仕事が入っていますので、私一人で接客にあたります。よろしくお願いします。
- 陳情内容報告
- 土田会長より事前に送付されている資料に沿って説明致しました。
役所関係者が1人で年齢が若い(19才)ですのでじっくり説明しました。
喉摘者が声を取り戻す方法を具体的に説明しました
- 食道発声
- EL(電気喉頭)
- シャント発声(今現在私たちがやってるもの)
シャント発声の仕組みが分からないようですので、詳しく説明しました。
喉摘者になると食道と気管が分離されます、喉に穴を開け(永久気管孔)呼吸します、食道発声の場合は胃に空気を入れゲップの要領で逆流させ声にする、電気喉頭は電気カミソリの様なものをあごの下にあて震えさせて声にする、シャント発声は分離された食道と気管の間にボイスプロテーゼと言う6mm程度穴が開いた一通弁のシリコン製の物を留置して肺の空気を利用して声にする、他の方法より習得が早く比較的健常者に近い声が出ますので社会復帰が早いと説明すると理解して頂きました。
もう一度詳しくアドヒーシブ、HME(人口鼻)の必要性の説明をされました。
ほこりや雑菌を取り、加湿加温の役目の有る人工鼻(アドヒーシブとHME
セットで)は1ヶ月約23,100円必要だが、保険対象外の為患者負担となっている。
本日の陳情目的は日常生活がより改善される人工鼻の費用23,100円を上限に日常生活用具給付に来年度予算に入れて頂きたい。
又認定の時は、給付金額内であれば他の製品にでも使えると便利ですと説明しました。
- 森川会員
- プロヴォックスの用途、付随する備品の説明、そして喉摘手術後プロヴォックスを知り留置に至るまでの経過を話されました。
ご夫妻は2.3年前より福祉課には顔を出し話はされている様子です。
とにかく一生懸命に話されるので担当者には通じていると思います。
- 中川様
- 頂いた表に載っている申請期間と基準額がまちまちですが地域によって金額が違うのですか?
- 土田会長
- 申請期間によって基準額が違いますが、これは給付の申請期間で、毎月の申請ですと患者に取ってもお互いに手続きが大変なので、4ヶ月毎の申請と.6ヶ月毎の申請に申請期間が違うので、金額は申請期間によって変わります。
- 土田会長
- 現在桜井市では1名ですが、これから先何時病気で声を失くしても市民が安心できるセーフティーネットに成ると思います。
一通り説明が終了して帰り際に、手すきなった上司の高橋係長がお越しなりご挨拶して、担当より話を聞いて検討致しますと言って頂きました。
本当に解かって頂いたのか、少し心配ですが、でも大丈夫でしょう! 期待して待ちましょう。
以上
土田・木村