奈良県三郷町役場日常生活用具給付認定陳情報告

１．陳情日時　２０１５年６月１６日（火）　１３時～１４時１０分

２．陳情場所　三郷町役場　2階会議室

３．参加者　　健康福祉部　福祉政策課
　　　　　　　　　課長　　　　平川　貴治　様
　　　　　　　　　課長補佐　田中　義人　様
　　　　　　　　　　　　　　　　武田　千昌　様 (女性)
　　　　　　　　患　者　　　　芦田　達大　様　
　　　　　　　　　　　　　　　　今中　利幸　様
　　　　　　　　悠声会　　　　土田会長、木村理事

初めに土田会長は地元会員より聞いた三郷町に在住の障がい者への医療費の優遇措置に付いて話されました。

陳情内容報告

土田会長より事前に送付されている資料に沿って説明致しました。
喉摘者が声を取り戻す方法を具体的に説明しました。

食道発声
ＥＬ(電気喉頭)
シャント発声(今現在私たちがやってるもの)

シャント発声の仕組みが分からないようですので、詳しく説明しました。
喉摘者になると食道と気管が分離されます、喉に穴を開け(永久気管孔)呼吸します、食道発声の場合は胃に空気を入れゲップの要領で逆流させ声にする、電気喉頭は電気カミソリの様なものをあごの下にあて震えさせて声にする、シャント発声は分離された食道と気管の間にボイスプロテーゼと言う６ｍｍ程度穴が開いた一通弁のシリコン製の物を留置して肺の空気を利用して声にする、他の方法より習得が早く比較的健常者に近い声が出ますので社会復帰が早いと説明すると理解して頂きました。
もう一度詳しくアドヒーシブ、HME(人口鼻)の必要性の説明をされました。
ほこりや雑菌を取り、加湿加温の役目の有る人工鼻（アドヒーシブとHME
セットで）は1ヶ月約２万３千100円必要だが、保険対象外の為患者負担となっている。
本日の陳情目的は日常生活がより改善される人工鼻の費用２万３千100円を上限に日常生活用具給付に来年度予算に入れて頂きたい。
又認定の時は、給付金額内であれば他の製品にでも使えると便利ですと説明しますと、平川課長は分かりました検討致します。

今中会員

奈良県内の病院でのプロヴォックスへの認識が少ない。手術後病院より食道発声を進められる。

芦田会員: 　食道発声は難しく、プロヴォックスはある程度簡単に声が出る事を役所の方に説明する。
平川課長: 近隣の行政状況を教えてください。
土田会長: 関西圏は今現在日常生活用具給付は残念ながら１ヶ所も有りません。
本日と明日にかけて三郷町役場、生駒市役所、櫻井市役所を回ってきま
す。連絡を取り合って相談して下さい。
又、８日には和歌山県かつらぎ町役場に行って来ました、これから大阪、神戸等関西地区も力を入れて陳情したいと思ってます。
武田様: 用品の保険適用は出来ないのか？なぜ？
土田会長: 諸事情を例を出して説明致しました。
田中課長補佐・患者数を教えて下さい。
会長・現在三郷町２名、生駒市１名、桜井市１名ですが、これから先何時病気で声を失くしても市民が安心できるセーフティーネットに成ると思います。
平川課長: 皆様の話はある程度理解できました、即断はできませんが前向きに検討致します。
土田会長: 最後に、もし認可になった場合は給付対象患者さまには病院より埋込み型（プロヴォックス）の手術の証明書を添付頂いて、不正受給を防いでもらいたい。

以上
土田・木村