八尾市役所日常生活用具給付認定陳情報告
1.陳情日時 2014年8月5日(火) 14時〜15時20分
2.陳情場所 八尾市役所 会議室
3.出席者 八尾市健康福祉部障がい福祉課
白石 哲也 健康福祉部次長兼障がい福祉課長
吉野 知子 係長 山下氏
悠声会 土田会長、鈴木理事
会員 白井 太さん 根来 時彦さん
4.陳情内容報告
- @
- 土田会長より、ボイスプロテーゼを用いたシャント発声についての説明を資料に基づき行った。
喉頭摘出者には多くの後遺症が残るが、最も重要なのが発声である。
発声法には大きく三つがあること。
海外では圧倒的にボイスプロテーゼが多く、最も自然な声が出せる。
プロヴォックス留置術も今年4月から保険点数が改善され、病院の負担も軽減されてきているので、取り扱う病院も増えている。
- A
- ただ、シャント発声は費用が掛かるのが問題。
気管孔を保護し発声に必要な人工鼻(アドヒーシブとHMEカセット等)のメンテナンスに、一か月約2万5千円位必要となるが、保険の対象外のため、個人負担となっている。
- B
- 現在、全国33自治体で日常生活用具として支給が決まっており、特に横浜市では上限を決めて患者が選択できる制度になっている。
関西地区はまだ認められたところはないが、23,100円を上限に、日常生活用具に認定をお願いしたい。
- C
- 白石次長から、「話はよく分かった。ここで約束はできないが、検討します」との発言があった。
吉野係長から、現在食道発声の人は、これからシャントに変わっていくのか?との質問があり、「今の生活で満足している人もいるので必ずしも切り替えるとは限らない。むしろ、経済的負担が軽くなれば、これから手術を受ける人はシャントを選択する人が増える。」と回答した。
- D
- シャントについてよく理解してもらえたと思う。白井さん、根来さんからも、シャントに変えての体験談などを話していただき、有意義な陳情ができた。
鈴木晄夫 記