ＮＰＯ悠声会・第1回初夏研修旅行　報告書

　2012年（平成24年）6月24日〜25日に山梨県・河口湖への一泊の親睦旅行が開催されました。昨年は、H氏とI氏両会員さんのご尽力にて十数名の旅行が実施されましたが、悠声会全体としての旅行は今回が初めてです。
　今回は悠声会の会員以外の喉頭摘出者患者会からのご参加もあって28名が集合時間に集まり、予定時刻より少し早めに出発することができました。

　首都高から中央高速にて飲み物やカラオケを楽しみながら一路河口湖へと向かいました。高速を降りるとまず「赤富士ワイナリー」にてワインの説明を聞いて試飲、買い物をし、「峠の茶屋河口湖分室」にて「ほうとう昼食」をおなか一杯楽しみました。食後は「久保田一竹美術館」を見学し「河口湖遊覧船」で湖上からの見学の後　宿泊予定の『富士レークホテル』に到着しました。

　しばらくホテルの部屋でゆっくりした後に温泉を各自が楽しみ、宴会は山梨県在住で現地から参加のN会員さんも加えた29名で午後6時から開催。豪華な食事をしながら、扇寿会による「山梨県郷土民謡ショー」を楽しんだ後に、カラオケを始め大いに盛り上がりました（なお、K会員さんは事情により宴会途中に帰宅されました）。その後は各部屋にて楽しむ方やホテルの催し物に参加された方、引き続きカラオケを楽しむ方も17名ほどいました。今回初めてカラオケを試された方が数名居られましたが、とても上手に歌い上げられて自信をつけられたと思います。また、今回が喉頭摘出後初めての温泉旅行という方も数名居られ、今後旅行に出掛けるきっかけになれば幸いと思いました。その後は三々五々各部屋にて3次会等？で夜も更けて参りました。

　明けて25日は7時から朝食をそれぞれにて摂り、8時半に全員の集合写真を撮ってから9時前にはホテルを出発しました。9時過ぎに「西湖いやしの里根場」の茅葺集落を見学し、その後は「忍野八海」の綺麗な池を巡り散策し、「ふじやまビール」にて洋食のお昼と買い物をしました。その後は河口湖ICから高速に乗り車中で再びカラオケ大会。昨日カラオケの自信をつけられた方の参加もあり一層盛り上がりました。三田の東京都障害者福祉会館には予定よりも30分も早く3時30分には到着して楽しい旅行が恙なく終了しました。

　土田会長は「喉頭摘出者が会話だけでなく、カラオケや旅行、温泉も一般人と同様に楽しめることが本当の社会復帰につながる」と会食の挨拶で話して居られましたが、今回の参加が皆様の自信となり、新しい一歩を踏み出す切っ掛けとなれば幸いです。また、今回ご参加の方々から、普段聞けなかったことを先輩から聞いたり出来、大変意義があったので、来年も是非ともこの様な旅行を続けて欲しいとの要望が有ったということで、今後も年一回の行事にしたいとの挨拶が土田会長からありました。