金 基英(キムキヨン)韓国通訳、語り手
「通訳や韓国語講師」の傍ら「全国ネットワーク」や「民話と文学の会」などで韓国民話の紹介や普及活動を行つている。来日して17年2児の母できまざまなボランティア活動している、朝鮮王朝時代のヘヤースタイル、赤いチマと員玉を身にまとい彼女の語られる民話は、その独特の魅力によつて彼女の持つ不思議な世界に導かれる。」
【金基英さん】
ボランティアも自分が出来ること、誰もゴミを拾わない、拾おうとする気持、それがボランティアの精神だと思う。私が出来る何かがあれば、たとえ言葉が出来なくても自分の体だけでその人の役に立てることがあればやる、でもそれは幸せの種をひとつひとつずつ巻くことだと思う。みんなから「あなたの職業は」と聞かれると、ボランティアですとボランティアはきつと死ぬまでやり続けると思います。基本的に幸せだなと思つて、人に私がそれを伝えられるのは語り手として言えば聞き手がいてくれるおかげだと思います。自分が生れた以上名前を残したい、悪い名前じゃなく、何か一つ役に立てたことがあると言う。そういうふうに名を残したいというのが本当の私の夢です。今、私ができること、たとえばそれが民話の紹介でも、そしていろんなところから呼ばれて文化を紹介することも、ジャンルに関係なく私にできること、私が伝えられることをいつぱい伝えていきたい、もつともつと日韓が本当に仲良くなる、愛している人の国だからこそ、もつともつと知つて欲しいなと思つています。だから毎日毎日一生懸命やつています。