大阪カウンセリングの会

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第2回大阪カウンセリング会報告書

 2月5日、大阪梅田にて第2回大阪カウンセリング会が開催されました。12月に行われた第1回の会が非常に好評で、是非第2回を、との反響が多かったため、短期間での第2回の開催となりました。大阪は勿論、京都・兵庫・奈良・香川などから8名の患者様とそのご家族が参加されました。
今回は言語聴覚士亀井先生と悠声会土田会長に加えて、悠声会岩瀬副会長も来られ、患者様同士で交流が図れるようにテーブルの並べ方を工夫するなど、悠声会ならではのアイディアで会をサポートして下さいました。
今回は、亀井先生のプレゼンテーションから始まりました。喉頭摘出患者が普段から注意しておくことや日常生活を送る上で重要なことなど、基本的なお話が中心でしたが、意外とご存じでないことが多いのです。やはり、患者様同士の情報交換をする機会が少ないことが原因なのではないかと感じられました。
プレゼンテーションの後、亀井先生による個人別のカウンセリングが始まり、同時に、それ以外の患者様と悠声会土田会長・岩瀬副会長による情報交換が行われました。
亀井先生によるカウンセリングは7名の患者様に対して行われました。皆様発声のコツや、問題への対処法、生活上の注意点など、多くのものを得ることができたようでした。会の大きな軸としてのカウンセリング、やはり多くの患者様に必要なのだと感じます。
もう一つの大きな軸として、患者様同士の交流があります。土田会長・岩瀬副会長によるざっくばらんなお話、悠声会で得られた情報・経験、喉頭摘出者の先輩としての意見など、お話に交じっていくうちに、自然と皆様発声の機会が増え、最初は皆様緊張の面持ちでしたが、最後は笑顔でとても楽しそうでした。発声の改善に役立つ方法として、普段からよく話すことが言われていますが、やはり最初の内は緊張してしまい、なかなか声を出せないものです。ここでは皆様、同じ仲間として緊張も少なく、声を出しやすい環境だったようで、結果として話をすることへの緊張や抵抗感がだいぶ薄れたのではないかと思います。リラックスできる環境は重要です。
また、この交流の方向の一つとして、プロヴォックス使用を検討している患者様も来られたことが挙げられます。プロヴォックスを使用している患者様だけでなく、情報を求めている患者様が参加できる交流会としての面も出てきたのではないかと思います。
素敵なお菓子を差し入れて下さったI様や台湾のお土産を差し入れて下さったT様など、皆様この会を大事にして下さっていると感じます。さらに多くの患者様のお役に立てる会になることを期待しています。

なお、次回は5月20日に同じくCIVI北梅田研修センターにて13:00より予定しております。発声カウンセリング・情報交換など、少しでも気になることがありましたらお気軽にご参加下さい。