千葉プロヴォックス患者交流会

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関西支部第6回定例会&カウンセリング会報告

平成25年2月17日(日)、大阪・CIVI新大阪研修センターにおいて、第6回発声カウンセリング会が開催しました。
 今回の参加者は、会員とその家族、プロヴォックスの詳細をもっと知りたい御家族、悠声会会長、副会長、言語聴覚士の亀井先生、アトスメディカル名優(株)社長、スタッフを含め総勢31名に至るほどの活況ぶりでした。
 今回は、悠声会・関西支部立ち上げ議案、喉摘者とご家族の苦しさや生活の不便さを共有して話し合いの場作り、関西方面で少ないシャント発声を教えるSTの育成、多方面の専門家との交流の場を展開し、社会貢献できる交流の場作りについて議論しました。

○ アトスメディカル名優(株)板垣社長から新会社立ち上げの経緯について

○ 土田会長から悠声会の活動報告、近況報告

  • 与謝野馨元大臣の特別会員について報告
  • 東京都からの認定団体の格上げ申請中の報告
  • 自治体に対する陳情紹介

○ 岩瀬副会長からの報告

  • 食道学会の参加について
  • 臭覚の訓練のついて

参加者の近況報告の中で特に印象に残った話を数例ご紹介します。

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喉摘手術後、約1年6か月間しゃべることができず、失意の底で不安な生活を過ごされていたSさんは、プロヴォックスの存在をネットで知り、昨年11月(4か月前)に主治医に相談後、施術されました。今では、フリーハンズで以前と変わらない位自由に話ができる状態になったと喜んでおられました。
仕事も辞めることなく、続けられています。
A
喉摘手術をするぐらいだったら「死んだ方がましだ。」と主張する夫を何回も何回も説得しながら誰にも相談できず、途方に暮れていた時、ネットでこの会の存在を知り家族で参加してくれました。
会員一人ひとりの苦労話、生活サポート等の体験談を聞き、その話し方を見て、「喉摘者になっても声を取り戻せる。普段の生活が取り戻せる。」ことを知り「勇気をもらいました。希望をもって手術にのぞめます。」とおしゃって帰宅されました。
会員一同、手術の成功をお祈りしています。
B
高齢のTさんは、今回一人で会合に参加されました。いつも付き添われていた娘さん夫婦が九州に転勤されたそうです。
一人で電車に乗って会場まで来られた前向きな姿をみて会員一同感激しています。
C
ご多忙の中、東京からボランティアでカウンセリング会に参加して下さる亀井先生に会員一同が感謝しております。

 喉摘手術後、シャント発声をネットで知り、関心をお持ちになられる家族が多いこと、若い息子さん、娘さん、夫や妻がネットで会の存在を知ってわらをもつかむ気持ちで参加されていたのが印象的でした。
今後、会員だけではなく、これから喉摘手術を受けられる家族にサポートできる交流の場としても多くの人を受け入れる会として発展していきたいと考えています。

悠声会・関西支部
  支部長 伊藤文博