悠声会九州支部第131回定例会報告

１　開催日時

令和７年１２月７日（日）１５時００分〜１７時００分

２　開催場所

なみきスクエア　１階　第２多目的室

３　出席者

会員 ５名　　　　　ご家族　１名　　　　　見学者 １名　　　　　ご家族　１名
コロプラスト株式会社　３名　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　合計　１１名

４　進行係

Ｏさん司会進行のもとに進めました。

５　開催内容

○　司会Ｏさん

　夜間警備のアルバイトをしております。普段はほとんど動かないので日に300歩程しか歩きませんが、バイトの時は7,000歩くらい歩いています。糖尿病の数値が高いままで継続して同じ推移になっているので、運動も取り入れなければとは思ってはいるのですが、自宅で過ごす時には1日中テレビを見て過ごす毎日です。年金生活でこの物価高の世の中、外食にもなかなか行けずスーパーの総菜頼りになってしまっています。バイクのガソリン代のためにも、アルバイト頑張っていきたいと思います。

○　会員Ｔさん

　仕事は営業活動をやっておりますが、10月から若手社員の教育を頼まれ、この２カ月毎日若手社員と行動を共にしています。教育係を引き受けた時に自分で大丈夫かと不安があったけれど、自分にできることを頑張って続けていきたいと思っています。自分が入職した時代と比べて、コンプライアンスやハラスメント研修など、本社でみっちり教えられます。自分たちの時代は放っておかれるのが当たり前だったから、今の子たちは恵まれているなと感じます。とにかく自分が若い子に伝えている事は、分からない事はその日の内に聞くように、知ったかぶりしないように。そして仕事以外の話しもしつつ、関係性に構築にも努めています。教育係を通じて、改めて人に教えることの大変さを感じています。分かるように相手に教えるという事は難しいですね。来年の3月まで同行し、4月からは独り立ちしてもらえるように、もうしばらく一緒に行動をする予定です。

○　会員Ｉさん

　先日、77歳の誕生日を迎えました。子供たちや孫が集って、お祝いをしてもらいました。喉頭摘出の手術を受けて11年になりました。まだまだ長生きしていきたいと思っています。

○　会員Ｆさん

　今日は見学の方が見えられていますね。お声がとても上手で驚きました。私も人工鼻を使って声がスムーズに出るようになり、今はとても順調です。私はプロヴォックスの手術をした当初は、全く喋ることができませんでした。悠声会で皆さんに出会い、練習を続けて今はこれくらい喋ることができています。中学校、高校時代の同窓会が年に２〜３回行われており、毎回参加をしています。同窓会など皆と会える機会がある時は、できるだけ参加した方がいいですよ。大人になって話して仲良くなれることもありますので、皆さんもぜひ行ってみてください。いいきっかけになると思います。

○　見学Ｈさん

　皆さんお久しぶりです。本日は妻と見学で参加させていただきました。今年5月に喉頭摘出をし、９月にプロヴォックスの手術を受けました。８月のプロヴォックス手術をする前に、この悠声会に１度見学に来らせていただき、皆さんの声を聞いて大変励まされ、勇気をもらいました。皆さんには大変感謝しています。シャント手術を終えたら悠声会へ入会して、今後もシャント発声を頑張りたいと思い、今回の参加となりました。冬場で乾燥し、痰が溜まって今日は声が出るかなと心配でしたが、いつもより調子がいい感じがします。シャント手術をすると、すぐに声が出せて、コミュニケーションも問題なくとれると思っていたけれど、現実はそんなに甘くありませでした。人工鼻の取り扱いや、冬場の乾燥、日々のメンテナンスやトラブルで出血があり交換をしたりなど、クリアしていかなければいけないことが色々あるなと実感しています。そいうことも含めてしっかり理解し、今後シャント発声をより上手くできるように、悠声会へ入会して学んでいきたいと思っています。よろしくお願いします。

○　会員Ｏさん

　10月より抗がん剤治療を２週に１回行っています。仕事が忙しくて３週に１回にしていたら、少し数値が悪くなってしまい、今は毎週治療を行っています。さすがに毎週となると、身体がきついです。そんな中ですが、先日念願の日光東照宮へ行ってきました。富士山がとても綺麗で感動しました。正月かと思うほど人がたくさんいて大変でしたが、子供たちが頼もしく、アテンドしてくれて楽しい旅行になりました。３年前に喉頭摘出をし、シャント手術を受けてからは２年半が経ちました。妻と毎回楽しく参加させてもらっています。今日見学に来られたＨさんも、ぜひ奥様と一緒にいらしてくださいね。

○　コロプラスト　言語聴覚士　Ｓさん

　皆さん初めまして。本日悠声会九州支部へ初めて参加させていただきます、言語聴覚士のＳと申します。私は千葉に在住しており、悠声会東京の定例会の方に定期的に参加をさせていただいています。九州支部の皆さんがとてもアットホームで、今日参加できてとても嬉しいです。悠声会東京の方では、毎月20名ほど会員の方が来られており、最近は女性の方も多く、ご家族もご一緒に参加されております。皆さんからの近況報告や、お悩み事を相談されたり、定例会とは別日にシャント発声教室も開催されています。シャント発声について知りたい、発声練習をしたい方がいらっしゃる際には、弊社の方からも悠声会をご案内させていただいています。東京の方では、月に１〜２名の見学の方が来られており、今日見学に来られているＨさんと同じように術前に悠声会に参加し、皆さんの声を聞いてシャント手術をしようと決意される方もいらっしゃいます。私は、前職は言語聴覚士として病院で患者さんのリハビリに携わっていましたが、病院では長い期間リハビリを行うことが難しく、そのためこうして患者さん同士で情報交換や交流の場があることは、とても重要なことだと思っています。弊社としても、今後も悠声会がより盛り上がるよう応援、協力をしていきたいと思っていますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。

○　司会Ｏさん

　今日見学に来られたＨさんから、何かご質問や相談事はありませんか？

○　見学Ｈさん

　冬になって乾燥が強くなり痰が増え、プロヴォックスの痰詰まりも多々あります。皆さんもこの時期は同じでしょうか。何か対策していることなどあれば教えていただきたいです。外出の時に痰を処理するのも大変だなと感じています。

○　司会Ｏさん

　私は手術をして15年が経過しており、今は痰の量はだいぶ落ち着いています。ですが、術後１〜２年くらいは痰の量がとても多かったと記憶しています。Ｈさんも使用されていますが、人工鼻を使用することで、痰も少しずつ落ち着いてくるのではと思います。あとは、私は術後から各部屋に空気清浄加湿器を設置しており、湿度を60％に保つようにしています。外出時の痰の処理に関しては、多目的トイレが広くて大きな鏡もあるし、そういった所を使わせてもらったらいいですよ。

○　会員Ｉさん

　人工鼻の内側に痰が付いた時には、ティッシュで拭って使うか、吸引機で吸うと綺麗になりますよ。私は夏冬関係なく、吸引を毎日必ず朝晩２回行うようにしています。あとは、私たちは感染症にも気を付けないといけないので、肺炎球菌ワクチンもできれば打った方がいいですよ。

○　会員Ｏさん

　私も今治療中で免疫が落ちているため、感染症には気を付けています。先日、帯状疱疹の予防ワクチンを接種してきました。

○　会員Ｆさん

　喋っている時がやはり痰がでやすいですよね。寒暖差が強い時には私も痰の量が多くなるので、そういった時はかかりつけのクリニックの先生に相談し、痰切りの薬を出してもらっています。

○　コロプラストＳさん

　本日は福岡山王病院のＳ先生が定例会はお休みですので、代わりに体操、発声練習、嗅覚訓練をしていきたいと思います。
→ 準備運動・ストレッチ、発声練習を実施
→ 嗅覚訓練の実施。本日は、いちご、ゆずポン酢の２種類で嗅覚訓練を実施。

○　司会Ｏさん

　では、本日の定例会を終了いたします。皆さん本日はありがとうございました。
１７時半から懇親会を行いますので、よろしくお願いします。皆様良いお年をお迎えください。

※　次回は １月１８日　１３時００分 〜 １５時００分
　　場所はなみきスクエア　１階　第２多目的室です。