悠声会九州支部

 

悠声会九州支部第91回定例会報告

1 開催日時

令和2年1月12日(日)13時00分〜15時00分

2 開催場所

福岡県吉塚合同庁舎5階 ボランティアセンター フロア
(福岡県NPO・ボランティアセンター)

3 出席者

会員 12名   家族 1名   言語聴覚士 1名
(株)アトスメディカルジャパン 3名                  合計17名

4 進行係

今月は、Kさん司会進行のもとに進めました。

5 開催内容

○ 支部長

 明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。
昨年来から国内外大きな出来事が多くて大変な状況ですが、今年はオリンピックイヤーの年でもあり、また本日91回目の例会で、九州支部も今年100回目を迎える節目でもあります。昨年は定例会始め陳情活動、その他新規会員入会等もありましたが、今年は更なる1年となるよう、皆さん健康第一と笑顔で悠声会活動に頑張って行きたいと思いますのでご協力よろしくお願いします。

〇 佐藤先生

 明けましておめでとうございます。年末年始は私も実家の方に帰って来まして、こちらより寒かったんですけど雪が降ることもなくやっぱり暖冬だなという感じです。今年も頑張って行きたいと思います。
それでは準備運動から発声練習の後、臭いの訓練とテストもしていきます。皆さん体操されているときに気付きましたが、腕を確り上げる事が出来ていて安心しました。喉頭摘出されている方など再建で利き手と反対側の筋肉を持って来たりしますので動かしにくくなったりしますが、これがまた痛いと言って動かさないと動かなくなります。それと臭いですが、嗅いで使っていくのに意味がありますので、日常の食事の時とか散歩していて花の臭いを嗅いでみたりとか臭いの細胞を使うようにして下さい。

○ 司会Kさん

 それでは次に、アトスメディカルさんよろしくお願いします。

○ アトスメディカルSさん

 九州を担当させて頂いて5年目になります。製品に関して新しい事は特にないのですが、何かお困り事がございましたらお声掛け頂きましたらと思います。

○ アトスメディカルOさん

 最近よく痰が増えて困るとか、アドヒーシブが剥がれやすくなったのでアドヒーシブに問題がないのかとのお話を伺いますが、皆さんHMEフローを着けておられますが、今の時期かなり室内の湿度が低くなっていますので、そういった原因でフローでは湿度が補え切れなくて痰が増えてしまっているのではないかなと思います。ちょっと痰が増えて来たなとか、室内であまり動かれないのであればモイストの方をお試し頂けたらと思います。

○ アトスメディカルSさん

 入社して5ヶ月になります。アドヒーシブの貼り付けでしたり、何かお困り事等ありましたら解決策等お伝えできるかなというところも増えましたので、お声掛けしていただければと思います。

○ 佐藤先生

 乾燥で、アドヒーシブを貼る部分の肌が荒れやすくなるとか、剥がれやすくなるとかありますか。

○ アトスメディカルOさん

 あると思います。乾燥することでバリア機能も下がってきますので、季節の変わり目など、ちょっと荒れて来たなという時は保湿であるとか、気を付けて頂ければと思います。

○ 佐藤先生

 今の時期は特に皆さんそうですけど、夏場に比べて身体の中の水分が減ってしまったりするので、ちょっと意識して水分を摂られるのも大事かなと思います。内側が乾いていたら、やっぱり一番皮膚が乾きます。

○ 司会Kさん

 今からフリートークに入りますが、以前は気にならなかったけど年数が経って気になる事も多々あると思いますので、あらためて質問と疑問等あったら、その時々お話して何方かに答えてもらうという質疑応答でやりたいと思います。

○ 会員Yさん

 昨日、大学選手権ラクビーの早明戦を堪能しました。思いがけず早稲田が前半戦頑張りまして久々の優勝でした。早稲田が勝ってくれましたので、胸がスカッとしています。

○ 会員Oさん

 年末65歳の誕生日を迎えました。僕ら障がい者は後期高齢者保健適用が65歳からで、1月1日から保健適用になるので、先日プロヴォックスの交換とバルーン拡張をしました。一ヶ月の治療に高額治療限度額もあり、治療の負担が軽くて済みます。今後もなるべく、同じ月内にプロヴォックス交換とバルーンをしてもらうようにすると良いです。もう一つは、肉芽が食道側にできて空気の通りが悪くなって声が出ないことで、今の先生は親身になって喉の外側からバイポーラというメスを使って肉芽を切ってくれて、お蔭でこの一年はだいぶん良くなってきました。

○ 会員Nさん

 今年の病気治療の段取りですが、喉頭癌の手術をして9年目になり、現在の治療は年2回のプロヴォックス交換だけです。その他の治療はほとんどないです。また食道癌の治療は2ヶ月に1回になりました。内視鏡の検査で今のところは問題ないようです。

○ 会員Yさん

 12月に一番下の娘が双子の赤ちゃんを産んだものだから家内が娘のところに行っており、私は一人元気で何とかやっています。今年も頑張りますのでよろしくお願いします。

○ 会員Tさん

 先週バルーン拡張しましたが、再建が喉の奥の方でなかなかバルーンも入りません。プロヴォックスの交換も一時間以上かかります。体重が30キロ超えませんので先生から胃瘻の話が出ましてびっくりしました。元気で頑張って行けたらと思います。

○ 会員Iさん

 昨年の12月にアトスS」さんの紹介で、他市の耳鼻科に通院するようになりました。そこで人工鼻とアドヒーシブを医療保険で処方してもらえるようになり、1回でカセットが一ヶ月20個、アドヒーシブが10枚です。経済的負担が減り、良くなりました。

○ 会員Fさん

 最近は何が起こるか分からないので、私は何かにつけて疑問を持つようにして、いろいろ工夫を凝らし問題を自分なりに判断するようにして生活していきたいと思っています。 それから、今年も12月まで1回も休まず出席するのを目標に、頑張って行きたいと思っています。

○ 会員Yさん

 年末年始飲み事が続きまして、反省しなくてはと思っていますが、思うだけで実行はなかなか難しいです。それでなくても毎晩晩酌を欠かすことはないから、飲める間はいいかなと思って言い訳して反省することばかりです。また一年皆さん方と共に元気に過ごして参りたいと思っております。

○ 佐藤先生

 先程胃瘻の話がありましたが、胃瘻自体は正直言ってそこまで悪ではないのです。栄養が必要で痩せて行ってしまうこと自体がいろんな機能にとって弊害になる事がありますから、必ずしも悪ではないので先生と確りお話されていろいろ考えられていいかなと思います。胃瘻したから口から食べてはいけないということは全くなく口から食べてもいいし飲んでもいいです。栄養治療の一環と考えると良いと思います。

 今回もいつものように定例会と併行して、言語聴覚士の先生から準備体操と発声練習や臭いのテスト後、会員相互のフリートークでは近況を楽しく語り合い充実した例会となりました。

※ 次回は、令和2年2月2日(日曜)、時間は、13:00〜15:00
  場所はNPOボランティアセンター5階会議室です。
  Nさんの司会で行います。

悠声会九州支部 
支部長 口石清人