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悠声会九州支部第100回定例会報告 1 開催日時 令和5年3月12日(日)13時00分〜15時00分 2 開催場所 福岡県吉塚合同庁舎5階 3 出席者 会員 5名 ご家族様1名 見学2名 4 進行係 Oさん司会進行のもとに進めました。 5 開催内容 ○ 司会Oさん 今月の定例会を始めます。 ○ アトスメディカルSさん 新会場につきましては、中央区天神に福岡市NPOボランティアセンターの利用を検討しており、現在団体登録など準備を進めている段階ですが、もう少々手続きにお時間がかかる見込みです。また会場の使用には予約が必要となりますが、空き状況が少なく、会場を確保できるのは早くとも6月か7月あたりになってしまうかと思います。新会場が使用できるまでの間の定例会開催につきましては、支部長のO様と相談しながら進めてまいりたいと思います。詳細が決まりましたら、皆様にメールやお手紙でご案内させていただきます。 ○ 会員Iさん フリーハンズというのはどういったものなのでしょうか? ○ アトスメディカル 看護師Sさん 現在指押さえで発声いただいているかと思いますが、フリーハンズをご使用いただくと、指で気管孔を塞がずに発声ができる人工鼻になっています。サンプルがございますので、よろしければ後程お試しいただけましたらと思います。 ○ 見学Iさん フリーハンズはすごくいい製品ですけどね、アドヒーシブが剥がれやすくなってしまうんですよね。 ○ 会員Oさん 私もアドヒーシブが剥がれやすかったです。首元が前に出っ張ってきてしまうから、フリーハンズの上からネクタイ締めるとかも試してみました。失敗を繰り返して、どんどん慣れていきますよ。一度チャレンジされてみてください。 では、言語聴覚士S先生からお願いできますでしょうか。 ○ 言語聴覚士S先生 フリーハンズは両手が自由に使えるので、作業や電話の時にはとても役立つと思います。デメリットは皆様言われますように、アドヒーシブが剥がれやすいのと、運動時には呼気圧が上がり呼吸が苦しくなることがあるので、必要に応じてフリーハンズを回してロックをかける事が必要になります。しっかり原理を理解した上で安全にご使用されたらいいかなと思います。 → 準備運動・ストレッチを実施 ○ 司会Oさん では、皆さんの近況報告を順番に発表していきたいと思います。 ○ 言語聴覚士S先生 下咽頭癌など再建手術をされた方は特に逆流しやすいのではないのかなと思います。 ○ 司会Oさん 造影剤で検査をした時に、水分はしっかり流れるけど食べ物はやはり溜まりやすいようでした。 ○ アトスメディカルSさん フロリードゲルは、血液をサラサラにする薬を飲まれている人はご使用することができないので、プロヴォックスの漏れがある方は一度先生へ相談されてみてください。 ○ 会員Fさん 私もOさんと同じように、去年の後半くらいから食べ物が食道の所に詰まってしまう状態にあります。詰まっているのは、痰とか鼻水とかですが、濁って粘性のある状態のものが絡んでいるようです。去痰薬を処方してもらい、だいぶ症状は和らぎました。その時の自分の体調にもよるかもしれませんが、感染予防で外出を極力減らしたことで運動不足になったことも影響があるのかもしれません。 ○ 見学Tさん 気管孔が狭くなり、12月に拡大する手術をするため入院していました。気管孔が狭いと、プロヴォックスを交換するのも大変でした。 ○ 会員Nさん 私は現在日常生活用具給付で人工鼻、アドヒーシブを購入していますが、製品の値上げに伴い自己負担の金額が発生してしまいました。役所の方にはどうにか給付金額を上げていただきたいと交渉してみたが、なかなか難しい現状です。対応も全国統一ではないと思うのですが、皆さんのところはいかがですか? ○ アトスメディカルSさん 人工鼻が保険適用となる前は、皆さん日常生活用具制度を利用されて製品をご使用されていたかと思いますが、2020年に保険が適用となってからは、病院で処方を受け取っていただくことを基本とし、いくつかの自治体では人工鼻の日常生活用具が打ち切りとなっております。給付の打ち切り、継続に関しては、各自治体によって対応、判断が変わってまいります。福岡市や、Oさんがお住まいの地域では給付が打ち切りになってしまいましたが、Nさんのお住まいの自治体は給付額を上げる対応はしていただけませんでしたが、変わらず給付を継続してくださるという判断だったようです。 〇 会員Yさん 花粉症で大変です。目薬を処方してもらっています。運動もさぼっているからだめですね。 ○ 会員Iさん 実は1月の終わりから、胃軸捻転症で9日ほど入院をしていました。胃の痛み、吐き気で病院に行ったら、胃が180度以上捻転しているということで、1週間以上絶食でした。お腹を切っていると閉塞しやすいから、本当に用心しないといけませんね。2月に脳のMRをとったら、上顎洞炎と診断されました。逆流しやすいので、蓄膿症になったり、こういった症状を発症したりしやすいと思うんです。皆さんも何か症状があったら、耳鼻科で見てもらった方がいいですよ。抗生物質を飲んで、1週間くらいでなおりました。病気には用心しましょうね。 ○ 言語聴覚士S先生 喉頭摘出された方は鼻炎を起こしやすいと言われています。鼻をかんだりとか、うがいをすることは少なからず有効かと思いますので、実践されてもいいかもしれません。においの練習も、鼻に空気が通るので、こういったものを予防する上では役立つかもしれませんね。 ○ 見学Iさん 2月で手術から1年が経ちました。生活の場面で色々と困ることもありますが、慣れるしかないと思っています。飲み込みは相変わらず悪いですが、水と一緒に飲み込んでなんとかやっています。 ○ 言語聴覚士S先生 飲み込みでお困りの方多いと思いますが、これは術式でかなり差がでてくるかと思います。再建や放射線治療など色々と加療するほど飲み込みはし辛くなるかと思います。あとはどれだけ神経が残っているかという所でも変わってきます。人によっては顎を引きながら、上を向きながら飲み込んだ方が通りやすいという方もいらっしゃいます。個人差がありますので、皆さん自身が飲み込みやすい体勢で、そしてよく噛んで飲み込んでいただくようにされてください。 ○ 司会Oさん それでは、本日の定例会は以上となります。今回悠声会九州支部100回記念ということで、皆さんで記念撮影をして終了したいと思います。ありがとうございました。 ※ 次回定例会の日時、会場は未定です。 |