福岡患者会

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悠声会福岡第10回定例会報告

1 開催日時

  平成25年4月28日(日曜日)13時00分から15時00分

2 開催場所
  福岡市博多区吉塚本町13番50号
  福岡県吉塚合同庁舎5F会議室
  (福岡県NPO・ボランティアセンター)

3 出席者  会員             9名
       家族             1名
       アトスメディカル名優株式会社 3名     合計13名

 今回の参加者は、会員とその家族、アトスメディカル名優(株)社長、スタッフを含め13名でした。各人の日頃思っていること、いろんな問題や近況報告等について発言していただき、皆さんの経験上からの対処要領等について情報交換を行いました。特にプロヴォックスに関して周囲からの漏れ対策について、プロヴォックスの長さ、口径の大小に関して、患者個人に適合するような数種類のプロヴォックスの改良ができないか、メーカー側に対する要望意見がありました。またアトスメディカル名優(株)の板垣社長から新会社立ち上げの経緯と社内体制について説明があり、会員からのプロヴォックスに関する要望意見についても、さっそくアトス本社に連絡して対応していただくことになりました。その後スタッフ二名の自己紹介もしていただき悠声会会員に対するサポート等についても、皆様によりよい製品のお届けやサービスを提供できるよう、日々頑張ってまいりますとの挨拶もあり、アトスメディカル名優(株)との意思疎通を図ることができました。

(1) 行事予定

 5月26日(日曜日)定例会
  • 東京から土田会長他の参加。
  • 嗅覚訓練指導
    言語聴覚士(福岡市内大学病院)の先生による指導。
 6月8日(土曜日)
  • オランダ言語聴覚士コリーナ先生によるカウンセリング会

(2) 参加者の近況報告の主な内容

 プロヴォックス周りからの漏れ
  •  Oさんから、2回目交換した時、三ヶ月でカンジダ菌が弁について漏れがひどかったが、カンジダ菌防止の薬(フロリードゲル経口用2%)を処方してもらって使い出してからは、弁にカンジダ菌が付着せず弁からの漏れは一切ありません。  しかしプロヴォックスの周りから結構漏れるので、青い部分に太さを調整できるような部品を作ってもらいたいとの要望がありました。
  •  1年間交換されていないMさんは、ポロヴォックスを一日に2〜3回はブラッシで掃除をまめにしている。喉に詰まった感じの時も掃除をすれば痰も取れるしその他の汚れも取れます。
  •  Kさんからは、汚れも少なくめったに漏れることもありません。たまたまタイミングが悪くてお茶を飲んだりした時に漏れることがあるが、それは一時的で問題ない。ようはプロヴォックスの周りから漏れるから、プロヴォックスの長さを調整するか口径を調整するかこの二つに一つです。またプロヴォックスの口径を大きくすることが無理であれば、例えば皮膚組織に負担がかからないアレルギーを起こさないリングがあれば、それをプロヴォックスに巻いて漏れ防止ができるので、その方法を考えてもらいたいとの要望がありました。
  •  Fさんからは、手術した時の声が、今の声よりも大きくて明瞭だったが、現在あまりよくなく、これは完全にプロヴォックスが長すぎるんじゃないかと、3月半ばに、12,5ミリから10ミリに交換したら漏れはぴたりと止まりました。またクルクル回ってたのも止まり違和感もなく快適です。プロヴォックスの長さによる発声の度合いですが、自分の感想で全く良くなりませんでした。プロヴォックスの長さと発声の良さというのはあまり関係がないのかなと、もう一度初心に返りあまり力まないで柔らかく話すようにしますと、よりよい発声に向けての改善策等について前向きに取り組まれている発言がありました。
  •  その他日常生活用具認定申請について、主にHMEカセットとアドヒーシブがなされているが、市区町村によってはフリーハンズも認められている所もあり、アドヒーシブに限らず、エクストラベーゼ等他の製品についての認定も市区町村によって対応が異なってくるので、申請時により多くの製品が認定項目に加わるよう積極的に相談すればよいとの意見が出されました。

悠声会福岡(代表世話人)
      口石清人