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				 悠声会ではその活動の中に発声練習に関する教室を設けていません。入れたばかりの方の為に専門の言語聴覚士の先生がボランティアで指導はしていますが、手術でヴォイスプロテーゼを入れると、原音の出せる方のほとんどがコミュニケーションに必要な発声を習得出来るからです。言い換えれば特別の訓練は必要とせず、恰も幼児が成長と共に言語明瞭となるように、ヴォイスプロテーゼ留置者も日常生活で会話をしている内に言語が明瞭になっていきます。 
				
				 ところが食道発声者と同様に、シャント発声者も【は行】音は苦手意識がついてまわります。 
				
				 元来、【は行】音は咽頭部での空気の通過によって出る音なので、空気流量の少ない食道発声法にはなじまない音なのです。ところが我々シャント発声者には潤沢な空気流量がありますので、そのメリットを生かして【は行】音 発声に是非チャレンジして下さい。  
				
				
				 【は行】音が出せるようになると、発声の領域が著しく広がりますので、健常者と区別がつかないほどになります。 
				
				  
				
				1.     
				
				「は」を出すためには、「か」⇒「が」を発声、続いて「は」を発声する。最初は「あ」としか聞こえない「は」音でも、練習していくうちに「は」らしくなってきます。「ひばり」「ひまわり」も発声してみましょう 
				
				※   
				
				専門的には、軟口蓋(なんこうがい)と舌根(ぜっこん)間の破裂音「か行」「が行」の発声をして、続いてわずかに軟口蓋を開いて「は行」音を発声することで習得可能だそうです 
				
				2.     
				以下、 「ひ」は          
				「き」 ⇒ 「ぎ」    続いて「ひ」 「ひばり」 
				「ひまわり」 
				
				3.     
				    「ふ」は          
				「く」 ⇒ 「ぐ」     続いて「ふ」 「ふたり」 
				「ふなのり」 
				
				4.     
				    「へ」は          
				「け」 ⇒ 「げ」    続いて「へ」 「へいわ」 
				「へこおび」 
				
				5.     
				      「ほ」は          
				「こ」 ⇒ 「ご」    続いて「ほ」 「ほけん」 
				「ほしくさ」 
				
				  
				
				6.     
				以下の名前も発声してみましょう 
				
				は(ha)         
				林田
				花子       
				長谷川
				春彦 
				
				ひ(hi)         
				平井
				久子       
				樋口
				博之 
				
				ふ(hu/fu)    
				福田
				文江       
				古川
				房雄 
				
				へ(he)         
				辺見
				ヘレン    
				蛇川
				平太 
				
				ほ(ho)         
				細川
				星子     
				堀口
				ほまれ 
				
				                                                         悠声会会員 K.H  |