声を取り戻すまでの経過
浄土宗 正覚寺
住職 柴内興信 (66歳) 私は岩手県盛岡市の浄土宗正覚寺(寛永3年開山)の第36代住職です、昨年(平成24年)12月4日岩手医大にて喉頭摘出手術をし、声を失いました。
住職としての職務はもうこれまでと覚悟を決め息子の副住職に職務を任せておりましたが筆談での意志の疎通のもどかしさを日々痛感しておりました。
暮れもおしせまった26日に一日だけの外拍許可をもらい自宅でインターネットで悠声会会長の土田氏の喉頭摘出者が話せるようになる「気管食道シャント術」シャント発声法のページをくいいるように読み、これだ!!と心の中で叫び暗闇で光明を得た思いでした。すぐさま東京高輪在住の妹にメールをし悠声会の例会に代理出席してもらい情報と励ましをいただきました。
がん研有明病院の福島啓文先生がシャント手術の権威者であられる紹介をいただき早速2月1日上京、迅速な対応のおかげで2月22日プロボックス留置手術を終え28日退院いたしまして、住職としての職務に戻ることが出来ました。福島先生はじめ医療スタッフの皆様に感謝御礼申し上げます。尚、去る3月22日退院後初めての検診後、執り行われました病院主催のプロボックスの会合に参加させていただき、土田会長様始め多くのお仲間の一員となれました事は大変心強い思いでした。シャント法の存在を知らずにいる方々のお力になれれば幸いです。 |