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		K大学医学部付属病院 耳鼻咽喉科 入院日記 
		
		
		(1991.6.1〜1991.6.30) 
		
		M・T 
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		6/1(土) 曇り  77.7Kg 
		
		
		体重が減ってきた、ダイエットの効果あり。 
		
		
		月曜日のオペ用の注意書が配布された(局麻用) 
		
		オペは2時半から約1時間程度らしい。 
		
		
		今日は午前中スーパへ、午後は山側に散歩、本当にやることが無いので、足腰が弱らないように散歩しない。 
		
		
		しかし、夜の就寝が早いので、退院してからが心配である。 
		
		
		明日は日曜日、また暇であろう、但し月曜日がオペなので無理しないようおとなしく過ごそう。 
		
		
		今夜は久し振りに寝れない、現在12時本を読んでいます。 
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		6/2(日)雨   77.9Kg 
		
		本当に雨の日が続きます。 
		
		
		昨日は近くの神社でお祭りがあり、短時間ですが見に行きました。 
		
		
		明日はオペなので、今日は静かにゆっくりとしていよう。 
		
		
		昼食時にI先生が明日のオペ時に装着するボイスプロテーゼを持ってきてくれた。 
		
		
		今日は緊張しているのか喉が少々痛むとI先生に告げると、今日寝るまでに何度かうがいをしておいてくださいと告げられる。 
		
		
		ボイスプロテーゼは本当に玩具みたいで小さい、これで発声が出来るのか心配である。 
		
		
		でも希望で胸がわくわくしている。 
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		6/3(月) 雨   77.7Kg 
		
		
		今日は朝から雨、やはり関西地方も入梅と気象庁が発表。 
		
		
		さて、今日は待望のオペ日昨晩大阪のホテルに泊まっている家内が来ない、多分寝坊しているもよう。 
		
		
		10時半、ようやく病院に顔を出す、案の定寝坊したらしい。 
		
		
		家内が一昨日からの洗濯をする。 
		
		
		私は午後2時のオペのため昼食は抜き、しかし、昼食が来たため家内が食べてみる。 
		
		
		家内の感想、J医大の食事と天と地の違いで、本当にまずいと言っていた。 
		
		
		12時半に止血剤の点滴が始まる。 
		
		
		1時にオペ着に着替え、まず処置室で鼻にキシロカインを塗布し、皮膚麻酔を行う。 
		
		2時20分オペ室に出発、出発前に再び鼻、気管孔にキシロカインをスプレーする。 
		
		
		肩に筋肉注射による安定剤を打つ。 
		
		
		今回の筋肉注射は前回と比べると痛かった。 
		
		
		オペ室に入り、オペ用ベッドに移動、心電図、血圧計をつける。 
		
		
		オペ室には、A教授、K先生、I先生に他にインターンだと思われるが3人位と看護婦が3人、合計9名程度入っている。 
		
		まず第一に、直径11mmのゴムホース(ファイバースコープのガイド)を右鼻の穴に挿入し食道の奥まで入れる。 
		
		
		鼻の穴の周り痛く、吐き気がひどい。 
		
		
		そのゴムホースの内側にファイバースコープを挿入し光源をつけた。(K先生の担当) 
		
		
		A教授が気管孔から食道を見ながら、ゴムホースの光源を見つけ、その位置に針を刺す。 
		
		
		その針がゴムホースの窓に突き刺さるかファイバースコープで観察しながら作業をしている。 
		
		
		1回目は失敗、ゴムホースを抜き少々休憩(15分くらい) 
		
		
		とにかく鼻の穴(入り口)の痛さと、吐き気と針を刺す痛さで全身に力が入る。 
		
		
		歯をくしばって我慢しようと思うが、A教授から力を抜いて、口を開けろと言われるのでそのようにしようと努力したが、どうしても全身に力が入ってしまう。 
		
		15分後に再び始まる。 
		
		
		1回目と同じ作業をするも、痛み、吐き気等が益々激しくなる。 
		
		
		どうにか針がゴムホースの窓に刺さったようだ。 
		
		
		何回かその気管孔と食道の位置に糸がついたはりで通し、その糸を右側の鼻に出し、引っ張って切っている様子。 
		
		
		この作業時に鼻の周りが強烈に痛い。 
		
		
		5〜6回この作業をして終了。 
		
		終了後病室に戻る、4時25分、約2時間のオペであった。 
		
		
		今回のオペは今までのオペの中で一番痛く疲れた。 
		
		
		そのためベッドに横たわり寝てしまう。 
		
		5時50分に目を覚ますが、夕食は食べたくない、家内が食べる。 
		
		
		寒気と汗をかいたので牛乳を買ってきてもらうが眠く飲まずに寝てしまう。 
		
		8時15分に検温で起こされる。 
		
		
		この間、I先生が何度か見に来てくれたらしいが記憶に無い。 
		
		
		検温が終わり牛乳を飲みトイレへ、そこで岩井先生と出逢う。 
		
		
		トイレから処置室へ、鼻汁を吸引してもらい鼻の周りに軟膏を塗布してもらう。 
		
		
		ベッドに戻るが、痰に血が混じる。 
		
		
		とにかく疲れたので寝てしまう。 
		
		
		今回のオペは本当に辛かった、二度とこの様なオペは受けたくない。 
		
		
		これで発声が出来ることを願う。 
		
		おやすみ。 
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		6/4(火) 曇り   76.3Kg 
		
		朝5時45分に目が覚める、鼻汁が多い、気管孔の痰に血が混じっている。 
		
		
		昨日汗をかいたので身体を拭いて着替える。 
		
		10時に家内が来る。 
		
		12時半にOが来る。 
		
		
		今日から火、木、土朝夕と点滴、抗生剤が出る。 
		
		
		午前中は体調が思わしくない。 
		
		午後からOとの会話。 
		
		
		会社の吸収合併の話ですが、来年早々にするそうで、税金上PがAを吸収する形をとるため、Pの我々は今年一杯で退社し、来年早々Aに再就職するらしい。 
		
		
		Oは面倒くさいので今年で辞めて再就職はしないと言っている。 
		
		私は少し考えよう。 
		
		昼食はOと外食(パスタ) 
		
		
		夕食はダイエーから購入して食べる。 
		
		
		風呂は点滴が終わるまで入れないようである、仕方ない。 
		
		
		もうそろそろ消灯時間、おやすみなさい。 
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		6/5(水)晴れ   77.5Kg 
		
		
		気管孔が少々小さくなっている感じがする。 
		
		鼻汁は相変わらず。 
		
		
		朝食後、洗濯、少々寒気がするが、10時に家内が来る。 
		
		11時に買い物に出掛けたら、その間にK氏が見舞いに来ていた。 
		
		
		K氏からTさんの苦情があった。 
		
		家内が2時に帰宅する。 
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		6/6(木)曇り   77.3Kg 
		
		昨晩はどうにも寝れず、2時まで談話室に、その後ラジオを聴きながら4時頃まで。 
		
		5時半に目が覚める。 
		
		
		少々汗をかいたので、身体を拭いて着替える。 
		
		
		昨日は、診察及び処置も無かった、順調に回復していると思うのだが心配。 
		
		11時にK先生から処置室に呼ばれる、突然チューブを太いチューブに交換をしはじめる。 
		
		
		10分後に、また先程交換したチューブを抜いてボイスプロテーゼを挿入し始める。 
		
		2回ほど入れ替えをする。 
		
		
		まだ傷口が完治していないのか出血がある。 
		
		
		その後発声練習の許可がおりる。 
		
		
		まずコンプレサーの圧縮空気を挿入するとみごとに発声が出来た。 
		
		
		本当にうれしい、我慢した甲斐があった。 
		
		
		その後自分の親指で気管孔を塞ぎ発声するが、2、3回は発声できるが、それ以上は気管孔から空気が漏れ発声困難。 
		
		
		多分、気管孔を指で押しすぎなのか、食道、気管を刺激するため咳き込む。 
		
		
		気管孔の塞ぎ方を練習しなければならないと感じる。 
		
		
		午後1時にI先生に診察を受ける。 
		
		
		気管孔の周りに出血が見られるので、1、2日を焦らないと注意をされる。 
		
		
		でも今日は私にとって記念日である。 
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		6/7(金)曇り  76.6Kg 
		
		
		今日でK大学付属病院に入院して1ケ月が経過した。 
		
		
		昨晩、屋上で練習をする、1度声が出ると連続して出るようになったが、かなりの力が必要。 
		
		
		ところが、唾液を飲み込むと声が出にくくなる。 
		
		
		多分、唾液によってバルブが塞がれてしまうのだと思う。 
		
		
		朝はいくらふんばっても声が出ない、そのうち気管孔のまわりが痛くなり練習を止める。 
		
		
		今日、I先生に楽に出す方法を聞いてみる。 
		
		
		6時洗濯、隣のF氏から退院祝いを貰う。 
		
		
		会社、J医大のK看護婦から手紙が来た、うれしい。 
		
		
		午後4時、I先生の診察、コンプレッサーの空気を挿入すると楽に発声が出来るのでプロテーゼのバルブには問題ないと言われる。 
		
		
		後は指の押さえ方、リラックスしてアゴを少し前に出すようにすれば出やすくなることをアドバイスしてくれた。 
		
		
		でも気管孔の周りが炎症をおこし痛い、出血もある。 
		
		
		そのため今日の練習は禁止された。 
		
		
		5時にGさん、Aさん、他2名が遊びに来てくれる。 
		
		
		5時半に自宅に電話するが声が出ない、家内は焦らずにと声を掛けてくれるが、目の前にご馳走をおかれ食べるなと言っているようなもので酷である。 
		
		あー早く喋りたい。 
		
		
		本当にうまく喋れるのか心配。 
		
		
		8時にA教授から処置室に呼ばれる。 
		
		
		声が出ないと伝えると、喉が大分硬い、多分放射線の影響と傷口の治り方が遅かったのでケロイド状体質だと言う。 
		
		
		そのため食道がうまくバイブレーショしていないのだと思われると言われる。 
		
		
		焦らずに練習していきましょうと励まされる。 
		
		
		夜屋上で練習するが、気持ちよく声が出ない、かなりの力が必要。 
		
		少々落ち込むが練習のみ。 
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		6/8(土)晴れ   77.3Kg 
		
		
		6時半に洗濯を干しながら練習、20分間しても一声も出ない。 
		
		
		朝は今日で2日目だけど、朝は声が全く出ない。 
		
		
		どうしたら出るのか考え込んでしまう、退院が遅れそう。 
		
		
		10時にI先生の診察、先生は原理的に声が出るはずだが、気管孔の押さえ方を練習したらとのアドバイス。 
		
		
		11時10分から50分まで屋上で練習、かなり声が出るようになってきた。 
		
		
		午後も1時から50分間屋上で練習、出るようになったが、休憩すると出なくなる。 
		
		この2日間大変に疲れる。 
		
		
		3時から風呂にゆっくりと入る。 
		
		夕方と夜屋上で練習。 
		
		
		しかし、食べた後に練習すると吐いてしまう。 
		
		
		でも進歩してるように感じる。 
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		6/9(日)曇り   77.1Kg 
		
		
		5時半起床、昨日の練習結果か、少々喉が痛み、気管孔のまわりがヒリヒリである。 
		
		
		今日は練習もほどほどに、身体を休める。 
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		6/10(月) 小雨   76.4K 
		
		
		体重が減ってきている、順調にダイエットが進んでいる。 
		
		
		声も順調に出せるよう頑張る。 
		
		
		午前中練習するも一声も出ない。 
		
		1時半風呂に入る。 
		
		
		2時にI先生に呼ばれ処置室へ、コンプレッサーで空気を注入してもらうと声が出るが何時ものような出方ではなく良くない。 
		
		
		そこでプロテーゼの位置を直し、上下を反対にしたら出るようになった。 
		
		
		その後洗濯しながら屋上で練習。 
		
		
		声は出るが、唾液を飲み込むと出なくなる。 
		
		
		練習、練習のみ・・・・・・・  | 
	
	
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		6/11(火)曇り   76.9Kg 
		
		
		起床して屋上へ、声を出そうとしても出ない。 
		
		
		今日は教授回診の日なので、回診前にI先生に診察してもらいコンプレッサーの空気を注入してもらう 
		
		
		声が出る状態で回診を受ける。 
		
		
		K先生が、私の声を聞いて、この声はプロテーゼの声ではなく食道発声のこえであると言い、これから検査をしましょうと言われる。検査の内容は、食道の太さ、細ければ太くする方法を取る、又はフレキシブルが無いのかをバリュームで検査するとのことである。 
		
		
		K先生いわく、プロテーゼの発声は、10秒間位声が出ると言う。 
		
		
		午後プロテーゼの入れ替えをすると発声がスムーズに出るようになった。 
		
		
		K先生も気が楽になったと言う。 
		
		
		しかし、食道の検査は後日行うと言われる。 
		
		
		でも少し胃の中に空気が入る。 
		
		
		食道の拡大オペとは食道を切開するのではなく、食道の周りを閉めている筋を切るらしい、そうすれば楽に発声できると言われる。 
		
		
		夕方30分、夜1時間の練習をする。 
		
		
		K先生に手紙で焦らず、嫌な癖をつけずに気長に練習すると告げる。 
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		6/12(水)曇りのち雨   76.3Kg 
		
		
		朝起床し恐る恐る声を出してみたがなかなか出ない、やはり駄目かと思ったら突然で出した、本当に良かった。 
		
		
		30分練習をし、新聞を購入し自宅に電話する。 
		
		
		昨日会社からワープロを会社に持ってきて欲しいとの連絡が入り、家内が持って行ったらしい。 
		
		
		会社の備品とはいえ、返して欲しいと要求されると、お前も要らないよと言われているようで何か不安になる。 
		
		
		新聞を読み、洗濯をし、再び屋上で30分位練習。 
		
		
		朝食後、9時半から約1時間練習、まだ満足に声が出ていない、出すのに力が必要だ。 
		
		
		昼食後、屋上で練習するも全く声が出ない。 
		
		
		4時にK先生、I先生から呼ばれ、ボイスプロテーゼを新しいのに交換。 
		
		
		それでもなかなか声が出ない、何回か入れ替えているうちに声が出るようになる。 
		
		
		しかし、これも少しの間だけ。 
		
		
		ベッドに戻るとNのFさんがお見舞いに来てくれた。 
		
		
		Fさんの話だと、会社の女性から今週末に退院されるとの情報だったので急いできたとのことでした。 
		
		
		予定では来週の退院だったが、少し遅れそうだと返事をしておいた。 
		
		
		今晩会社に遅れる趣旨のFAXを入れておこう。 
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		6/13(木)曇り   76.6Kg 
		
		
		朝起きて声を出そうと試みるが出ない。 
		
		
		1時半にI先生の診察、ボイスプロテーゼの入れ替えをするが全く声が出ない。 
		
		
		また夕方にトライしようといって終わる。 
		
		
		3時にSさんが見舞いに来る。 
		
		約30分程度で帰る。 
		
		
		夕方トライをすると言われていたが、夕食後8時過ぎに呼ばれ交換したが声は出ず。 
		
		
		しかし、コンプレサーの空気を注入すると声は出る。 
		
		
		周りの医者が声を出すとき、下向きかげんにすると出やすいとのアドバイスを受ける。 
		
		明日是非試してみよう。 
		
		
		診察が終わったのは9時過ぎ、練習は明日にしよう。 
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		6/14(金)曇り   76.5Kg 
		
		今朝の朝食は絶食である。 
		
		
		バリューム検査が入っている。 
		
		朝練習するがやはり出ない。 
		
		
		9時にバリューム検査、終了後眠いので昼寝を久し振りにする。 
		
		
		夕方教授に呼ばれ、再び食道のオペをすると言われる。 
		
		日時等はまだ未決定。 
		
		
		便が出ない、バリュームが残っている。 
		
		
		少々落ち込んでいる自分が惨めである。 
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		6/15(土)曇り   76.0Kg 
		
		
		今朝便にまだバリュームが残っている、下剤を飲むか迷う。 
		
		声は相変わらず出ない。 
		
		
		まーゆっくり入院生活を楽しもう。 
		
		
		今日は何も予定は無い、オペの日まで暇であろう。 
		
		夜には雨になる。 
		
		おやすみなさい。 
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		6/16(日)晴れ  75.9Kg 
		
		
		昨晩、今朝と便が出てバリュームは全て出てくれた。 
		
		
		午前中は同室のM氏と筆談。 
		
		今日は暑い位の快晴。 
		
		今日は何もなし。 
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		6/17(月)曇りのち雨   76.0Kg 
		
		
		朝7時頃から雨が降ってきた、今日も何も予定が無い。 
		
		
		今日は同室の2人がオペである。 
		
		
		一人は59歳、もう一人が64歳で、64歳はかなり緊張している様子である。 
		
		
		部屋の中が何か落ち着かない。 
		
		今日も予定無し。 
		
		
		I先生が今晩から東京へ出張らしい、宿は京王プラザだそうです。 
		
		
		バリューム検査の結果が出て、やはり食道が狭くなっているのでオペをすることが決定した。 
		
		私の考え 
		
		
		昨年6月にJ医大で喉頭摘出手術をしました。 
		
		
		しかし、縫合した食道に漏れる穴が出来、縫合するもなかなか漏れが止まらなかった。 
		
		
		そこで医師は何回も、何回も縫合することにより食道が狭くなったと思われる。 
		
		
		今回バリューム検査でそれが証明されたと考える。 
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		6/18(火)晴れ   76.3Kg 
		
		
		今日は朝から快晴、湿度も無く洗濯日和である。 
		
		
		8時半から教授回診日である。 
		
		
		教授から先日行ったバリューム検査の結果を知らされる。 
		
		
		食道に2箇所狭くなっている箇所があるので、今回予定してるオペで広くする。 
		
		
		教授が私に、あまり焦らないでゆっくり行きましょうと励ましてくれた。 
		
		
		回診終了後、胸部X線、心電図測定とオペ準備である。 
		
		
		10時にNのKさんがお見舞いに来てくれた。 
		
		
		Kさんから、今年の10月にヨーロッパに行こうとの誘いがあった。 
		
		
		先日からOさんがロンドンに行っているので、是非案内をしてもらうと言っています。 
		
		
		私も是非行ってみたいと答える。 
		
		午後から屋上で日向ぼっこ。 
		
		
		7時に処置室に呼ばれる、今日はI先生が出張なので代わりの女医さんが見てくれた。 
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		6/19(水)曇り   77.4Kg 
		
		
		今日は1日雨が降らずにもった。 
		
		午前中は予定なし。 
		
		
		午後女医先生から呼ばれ治療。 
		
		
		コンプレッサーからの空気を注入し声の確認。 
		
		今日も1日何もなし。 
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		6/20(木)雨   76.3Kg 
		
		
		今日は朝から雨、肌寒い一日。 
		
		
		昨晩隣のベッドのA氏の治療が1時半にあり目を覚ます、それから寝れず3時まで。 
		
		
		現在少々頭がボーとしています。 
		
		
		M氏とコーヒーを飲みに食堂へ。 
		
		
		突然オペ日が24日午後に決定、今回も教授がオペをしてくれるそうです。 
		
		
		教授は今回のオペも大したオペでないので家族の方は来なくてよろしいとのこと。 
		
		
		もし、来られるのであれば、オペが落ち着いた1週間後に来て会話の相手になって頂いたほうが有意義であると言っています。 
		
		
		今回のオペで私は何回オペをすれば喋れるのかな、こうなったら何回でも受けるぞ。 
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		6/21(金)曇りのち晴れ   75.4Kg 
		
		
		今日同室のMさんが喉頭摘出オペに8時に部屋を出て行きました。 
		
		
		ベッド隣のA氏がIVHに切り替えた、家族が真剣に看病しているのに、患者本人が投げやりだ、家族に甘えているのかな・・・・・・・ 
		
		月曜日のオペ手引きが来た。 
		
		
		少々便秘気味なので漢方薬を貰って飲む。 
		
		今日も何もなし。 
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		6/22(土)雨   75.8Kg 
		
		
		今日は朝か雨、今日も予定は全く入っていない、暇な一日になるそう。 
		
		
		午後I先生から驚かされる、今回のオペは前回J医大で切開した喉を再び立てに切開し、食道を丸出しにし、裏側までの筋を切断する大掛かりなオペだそうで、オペ後一日は歩行不可能だと言われる。 
		
		
		明日FAXで家内にこの件を伝えて、そして何時でもこちらに来れるよう準備しておいてと伝えよう。 
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		6/23(日)雨   75.8Kg 
		
		今日も朝から大雨である。 
		
		
		昨晩洗濯した、洗濯物を乾燥機に入れ乾燥したが、1回では乾燥せず3時間もかかった。 
		
		
		隣のA氏は2時半からガタガタし、私のベッドまで揺れるので、どうしても目が覚める。 
		
		
		これが先週の水曜日から連続しているので、オペ後には個室に入ろう。 
		
		
		酒屋にFAXを送信しようと行くが、休日のため休み。 
		
		
		家内に何時でも来院出来るようFAXしたかった。 
		
		
		昼食前にI先生が来て、今回家族の方が来たほうが良いというので電話をしてもらう。 
		
		
		しかし、ホテルの予約が取れないと言われ、I先生は憮然とした顔になった。 
		
		
		その後、私に今回のオペは局麻なので意識ははっきりしてるので大丈夫だよと慰められる。 
		
		
		その後自宅に電話したら、病院の近くでホテルの予約が火曜日まで取れたとのこと。 
		
		
		しかし、その後はどうするかと尋ねるので、来てから考えようと伝える。 
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		6/24(月)曇り   75.5Kg 
		
		今日いよいよオペ日である。 
		
		
		朝5時に浣腸で起こされる、体調は順調で、オペは何時でもOK。 
		
		
		部屋を出るのは12時から1時の時間らしい。 
		
		
		家内は何時こちらに到着するのかな、多分1時半ごろだと思われる。 
		
		
		12時にストレッチャーに乗り部屋を出る。 
		
		
		実習生のGさんが見送りに来てくれた。 
		
		
		オペ室に入り、まず点滴、若い医者が1回目失敗、ものすごく痛い。 
		
		その後全麻のため意識無し。 
		
		
		何時に終わり、何時に部屋に帰ってきたかは定かでない。 
		
		
		ただ頭が割れるように痛いのと、とても息苦しいことが印象に残っている。 
		
		
		今回のオペも大変辛かった(毎回) 
		
		
		その晩高熱が出たため座薬を入れ2時半ごろまで寝ている。 
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		6/25(火)曇り?   体重? 
		
		
		今日は教授回診、教授は一言頑張れと言う。 
		
		
		午後からK先生がガーゼの交換、尿チューブを抜く、とても痛い。 
		
		
		その後、尿がなかなか出ない、K看護婦に12時ごろ起こされ尿を出せと言われるが、出ない。 
		
		ラジオを聴いて寝る。 
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		6/26(水)快晴   74.6Kg 
		
		朝6時半に尿300cc出る、ホットする。 
		
		
		昨晩寒気がしたり、暑かったり大変汗をかいたので、身体を拭き着替える。 
		
		
		更にドライシャンプーで髪を洗う、まだオペ後が痛む。 
		
		午前中ウーロン茶を3本飲み干す。午前400ccと午後300ccの尿が出る。 
		
		I先生が7月1日からN病院に転勤らしい、ちょっと寂しい。 
		
		
		そのI先生の診察で、私の食道は今回とても薄くしたとのこと、例えばふぐ刺ぐらいに薄いらしい。 
		
		
		そのため慎重に2週間は鼻からの流動食で、3週間後に発声練習を開始予定だと告げられる。 
		
		
		しかし、オペ後が痛い、血抜きのドレインが2回も抜けた。 
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		6/27(木)快晴   74.6Kg 
		
		
		朝から快晴、しかし3時ごろもすごい雷雨。 
		
		
		今日血抜きバッグ取れたので少しは楽になった。 
		
		
		今日鼻チューブから牛乳を入れてみる、味は全く無し。 
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		6/28(金)曇り   74.5Kg 
		
		
		朝から蒸し暑い、あまり良く寝むれない 
		
		
		10時にNのKさんがお見舞いに来てくれた。 
		
		
		Kさんと11時半まで雑談。 
		
		家内か10時半に来る。 
		
		後は毎日のスケジュール。 
		
		家内が3時に病院から帰る。 
		
		
		後に牛乳、ウーロン茶を注入。 
		
		
		今日は朝方蒸し暑かったが、日中は涼しくなったので昼寝をと考えたが、夜寝れなくなるのでしない。 
		
		
		5時ごろネオスのFさんが同僚2人とお見舞いに来てくれる、6時半まで雑談。 
		
		
		それから点滴、少々忙しい一日であった。 
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		6/29(土)曇りのち晴れ    74.4Kg 
		
		
		昨年の今日8時半にJ医大で喉頭摘出オペおした。 
		
		
		丸一年の今日もこの様に神戸にて入院生活とは本当に情けない。 
		
		
		早くこの生活からあさばらしたい。 
		
		
		早朝洗濯し、その後午後にHさんとまるまんの親父さんが来てくれた。 
		
		
		まるまんの親父さんが持ってきてくれたお土産(お菓子)をMさんの奥さんに持って帰ってもらう。 
		
		
		シャワーを浴びて、既に4時である。 
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		6/30(日)雨  74.6Kg 
		
		
		今日は朝から雨、しかし今日は肌寒いぐらいに涼しい。 
		
		
		さー今日は日曜日、ゆっくりして休みたい。 
		
		
		午前中少々昼寝をしてしまった。 
		
		
		午後もとても静かな一日、後一週間の我慢々々。 
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