手術後のこの頃

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わたくしが喉頭癌になったのは8年ほど前のことです、その時は放射線照射(リニアック66グレイ)で治療し5年以上経過したので完治したと思われましたが1年半ほど前再発、今度は放射線が不可能(照射時間は限度が決められている)なためレーザー治療が出来るK大病院を紹介され、レーザー手術を一度行いましたが癌は取りきれませんでした。喉頭摘出について悩んでいるとき主治医からプロヴォックスというTE発声法のあることを聞き数冊のカタログをいただきました、現役で仕事をしている私にとって食道発声を訓練するのでは時間がかかりすぎます、ネットで調べてみると外科医で活躍されている赤木家康先生はじめプロヴォックスでバリバリ働いている方がいることを知り、思い切って主治医に喉頭摘出と同時にヴォイスプロテーゼを入れてもらうようお願いし、2009年8月手術を受けました、全摘出と同時手術ですから3週間ほどは発声練習ができません、声を出すと満足なものではありませんが比較的簡単に発声ができ、術後40日ほどで会社に出社し12月末にはマイクを使ってですが株主総会の議長を何とか務めることができました、趣味のゴルフも以前と全く変わらなくプレーできます。

悠声会は入院中に看護師からプロヴォックスを使っている方の集まりがあると聞き退院後定例会に参加したところ喉頭摘出者に対する助成制度等、先輩にいろいろ教えていただきとても助かりました、また言語聴覚士の先生も見えるので気管口の手入れ、ベースプレートの貼り方指導、臭覚機能回復のための嗅覚リハビリテーション等QOL向上に役立つ素晴らしいメニューがあります、何よりも先輩たちの素晴らしい発声を聞くと、高い目標とやる気がわいてくるのを感じます、これからも悠声会の仲間の皆様からの指導、交流を通じて充実した生活を送りたいと思います

T.I

 

 

 

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