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		K大学医学部付属病院 耳鼻咽喉科 入院日記 
		
		
		(1991.5.7〜1991.5.31) 
		
		M・T 
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		5/7(火) 
		
		  
		
		9:00に入院手続きをし、7Fの耳鼻科病棟に行く。 
		
		
		看護婦に紹介状が無いので、自前の経過書を渡す。 
		
		
		次に、ベッド、ロッカーに入院荷物を入れる。 
		
		
		ベッドがJ医大より小さく、病棟は古く汚いので、個室が空いたら個室に移る手続きをする。 
		
		その後、胸のX線、心電図を測定。 
		
		
		昼食(茶碗蒸し、かぼちゃ煮、他)味は薄め。 
		
		家内午後4時に帰る。 
		
		
		4:30 看護婦から問診、経過書を提出していたため簡単に終了。 
		
		
		看護婦に、今回私が受ける方法で、既に会話できる患者さんが現在おりますかと質問。 
		
		
		看護婦から、私の隣のベッドの患者がそうであるとの返答。 
		
		
		隣の方の状況をみると、手術して1週間だそうですが、まだ発声が困難な様子なので私少々ガッカリ。 
		
		
		看護婦いわく、彼はまだヘタクソそうである。 
		
		
		また、ある患者がロッカールームで吐血し、私の病室前の個室に収容された。 
		
		
		この状況はJ医大で何度も経験しているが、人事ではないと痛感。 
		
		
		5:45夕食(冷奴、肉じゃが、インゲン大根の煮付、お粥、梅ふりかけ) 
		
		
		関西は、昼食、夕食にも味噌汁が出てこない。 
		
		
		自分のミスで甲状腺の薬(チラージン)を忘れてきたので、当病院で出してもらおうと頼んだが、午後6:45になっても出てこない。 
		
		
		また、今日診療があると言われているが、まだお呼びが無い。 
		
		7:40に診療に呼ばれる。 
		
		処置室でI先生と逢う。 
		
		鼻、口、気管孔等を診察。 
		
		
		そこで耳のできものに薬を塗ってもらう。 
		
		
		次に、喉を見て、扁桃腺に脳が溜まっているとのこと、脳を取るため吸引をしてもらうが、吐き気が強く苦しかった。 
		
		  
		
		
		8:40ベッドへ戻り、ベッド上で再び診察、問題なし。 
		
		
		そろそろ9:00で消灯の時間である。 
		
		
		この2ケ月間シャバで夜遅くまで起きているのに慣れてしまったので9時の消灯は少々早すぎる。 
		
		
		先程吐血し搬送された患者さんが死亡したらしい。 
		
		
		私は直接患者さんを見ていないが、奥さんを見るとまだ若いので、多分患者さんも若かったのだろう、何かJ医大当時のHさんを思い出す。 
		
		
		さあ消灯だ、でもお腹が少々張っていて屁ばかり、便秘気味である。 
		
		
		明朝5:30に採血、検尿をする。 
		
		
		多分、明日は1日中暇な一日になるであろう。 
		
		おやすみなさい。 
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		5/8(水) 雨 
		
		
		昨晩、同室の患者さんに驚いた、9:00に消灯で皆さんテレビも消して就寝した。 
		
		
		更に、ベッド間のカーテンも閉めずに(後で看護婦に確認したらカーテンは診察等の理由以外は開放しておくのが当病院の決まり) 
		
		
		私は気兼ねして10:30までテレビを見ていた。 
		
		更に朝方3時ごろ皆さんトイレに頻繁に行くので目が覚めたが、仕方なく私も3:30に起床し検尿を提出し、またベッドでうとうと。 
		
		
		5:30に採血、6:30洗顔、8:00朝食(お粥、ハンペン、キャベツの炒め、茄子の味噌汁、のりつく、牛乳、バナナ) 
		
		
		今日は絶対に風呂に入ろう、14:00〜15:30の間自由に入れるそうだ。 
		
		
		風呂に入ったが、広く大変気持ちが良いが、一人ではなく三、四人一緒に入るのが良くない。 
		
		
		個室の申し込みは、特急から1級に変更。 
		
		
		しかし、この部屋の方達はよく21:00に就寝できるのが不思議である。 
		
		
		今晩は空腹でなかなか寝つけない、しかし、この状態を1週間ほど続ければ痩せるかな、頑張るぞ。 
		
		とにかく手術まで暇である。 
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		5/9(木)  曇り後霧 
		今日も3時頃からガタガタとうるさい、でも私は5時半まで寝ていることにした。 
		6時に洗濯場に洗濯に行く、
		J医大時代を思い出す。 
		
		J医大時代は5時半に起き、風呂に入り、そして洗濯が毎日の日課であった。 
		
		
		ところがここではその様には行かない。 
		
		
		さて、今日は何をするか、また暇な一日であろう。 
		
		
		さて、私は自分の担当医と未だにお逢いしていない、名前はK先生と言うらしい。今日当たりお逢いできるかも。 
		
		
		昨日夜自宅に電話を入れたところ、Oから電話があり、A教授と、麻酔の先生にはお礼をしておくこととの伝言があったそうです。 
		
		
		また、ここを紹介してくださった、取引先のK常務が近々に見舞いに来るとの伝言が有ったそうです。 
		
		今朝の朝食には驚きました(お粥、トモト1/4、ゆで卵、味噌汁、牛乳、これで驚いてはいない、更に大きな夏ミカンが丸ごと1個)一般的には半分とか、1/4個が普通であるが、丸ごと1個とは驚きであった。 
		
		
		10:15待望のK先生からお呼びが掛かる。 
		
		そこで13日、午後1時から手術を行うとの告知があり、手術時間は約1時間程度だそうで、内容は気管孔の拡大手術で、局所麻酔で行うと言う。 
		
		
		私から、局所麻酔ではなく全麻を希望したところ、全麻だと、手術する気管孔から管を入れないといけないので邪魔になる、結果局所麻酔で行うことに同意した。 
		
		
		オペをした傷跡は約2週間程度で治るので、その後気管孔と食道間にバイパスの穴を開けるオペをする。 
		
		
		オペ2,3日後にボイスプロテーゼ、その後直ぐに発声練習。 
		
		
		私の場合、傷口がケロイド状になりやすい体質だそうで、食道の堅さは普通であったそうです。 
		
		
		昼食後I先生からお呼びが掛かり、オペの説明と、気管孔の大きさを決めるために左右親指の指紋を取る。 
		
		オペの詳細を聞き終了。 
		
		今日も一日暇であった。 
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		5/10(金) 晴れ   79.2Kg 
		
		本日から朝体重測定をすることにした、今日は79.2Kgも有った。 
		
		
		少々肥り過ぎなので来週からダイエットをしよう。 
		
		
		今朝も朝からガタガタとうるさく、午前中は眠かった。 
		
		
		昨晩、入院前から痛かった右側腰の上が痛くなり、中途半端な睡眠であった。 
		
		
		看護婦にこのことを説明し、軟らかいベッドから硬いベッドに替えてもらう。 
		
		今日は2時から風呂に入る、ここの風呂場の窓から山が見えて、まるで温泉にでも入っているようだ。 
		
		
		風呂から気持ちよく出てくると、K常務さんがお見舞いに来られていた。 
		
		
		K常務は、Kさん(歌手)のお兄さんで、姫路の出身だそうです。 
		
		
		姫路旧制高校の同期がK大学付属病院の教授に何人かいるそうで、A教授もその一人だそうです。 
		
		
		A教授は本日出張なので、改めて別の日にA教授に挨拶しておくとの話をし病院を後にしました。 
		
		
		その後、I先生が、私の腰が痛いとの情報を聞きつけベットまで来てくれる。 
		
		
		岩井先生いわく、私の甲状腺が少々亢進気味なので、やや身体がつり気味反応があり、過敏になっているそうです。 
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		5/11(土) 晴れ  79.2Kg 
		
		
		昨日の夕方山側に散歩に出掛けた、帰りにスーパでプリン、のり佃煮を購入。 
		
		
		今日は診察も無いので、一日中暇であった。 
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		5/12(日) 雨   79.2Kg 
		
		
		今日は朝から雨模様なので、同室の方の見舞い客も無いので大変静かな一日であった。 
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		5/13(月) 曇り   79.9Kg 
		
		
		今朝も3時頃からガタガタとうるさい。 
		
		でもここの看護婦も早い、5時半には検温に来てしまう。 
		
		さあ、今日はオペ、準備OK 
		
		
		しかし、少々切れ痔が痛む、ゲンタシンを塗布したので様子を見よう。 
		
		
		とにかく今日のオペは局所麻酔なので、約1時間の我慢、我慢である 
		
		9時に点滴、病室を出る前に筋肉注射を1本注入。 
		
		食事は朝食まで、飲み物は9時までOK 
		
		9時から点滴が始まる、そして12時過ぎに、前のオペが早く終了したので、私もここを早目に12時40分頃出て行くそうです。 
		
		
		オペ着に着替え、耳栓をし、さあ出発。 
		
		オペ室に入り準備が始まる。 
		
		先生は3人の様子、
		I先生、K先生は確認できたが、もう一人が不明。 
		
		
		I先生から女性と聞かされていたが、どうも違うようである。 
		
		
		自動血圧計、心電計を付け、いよいよ局所麻酔を始める。 
		
		
		約8本程度、強烈に痛いが、俺は我慢した。 
		
		
		最後に気管孔に麻酔、咳き込みがひどく辛かった。 
		
		
		I先生の説明では約1時間程度と言っていたが、自動血圧計が約10分毎に測定をするため、俺はその回数を数えていたら、終了するまでに10回の測定をしていた。 
		
		結果100分掛かったことになり、1時間半を経過した。 
		
		病室に戻ってきたのが2時50分、オペの終盤麻酔が切れ始め痛みを感じる。 
		
		病室で8時まで点滴をし、点滴をしながら夕食を取り、今晩は睡眠剤を飲んで就寝。 
		
		
		午後10時までは意識があったが、その後の意識は全く無かった。 
		
		
		今日から、K大学付属看護短大から実習でGさんが看護してくれた。 
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		5/14(火) 晴れ  79.2Kg 
		
		今朝も3時頃からガタガタと本当にうるさい。 
		
		
		まだ、昨日のオペ後がヒリヒリと痛む。 
		
		
		昨晩は睡眠薬のせいか同じ体形で寝ていたようである、そのため背中が痛くなっている。 
		
		8時朝食、8時40分教授回診、昨日のオペ翌日なので変化は見られないとのこと。 
		
		教授いわく、2週間といわず、傷口が完治するまで治し、次のオペに入ったほうが回復も早いし、失敗も少なくなるので、焦らず、じっくりと治しましょうと言われる。 
		
		同意する。 
		
		今日も一日無事に終わる。 
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		5/15 雨    78.6Kg 
		
		今朝も3時頃からガタガタ、目が覚める。「夜9時から寝るなと叫びたい」 
		
		
		今日は朝から雨模様、テレビは信楽鉄道事故と安倍氏の死去で特バンばかり。 
		
		
		今日も多分検査も無いだろう。 
		
		朝起きてホームシャンプーをし、風呂場で身体を拭き、洗濯、3時から起きていると 
		
		今頃(9時)になって眠くなる。 
		
		午前中1回、午後1回の吸入がある。 
		
		午後2時半頃処置に呼ばれる、
		K先生にシャワーを浴びて良いかと質問したら、OKがでた。
		 J医大のY先生だったらとんでもないと言われているだろう。 
		
		
		ここの先生は患者の自主性を重んじるが、Y先生は気を使いすぎて、患者を枠にはめたがる。 
		
		抜糸は2週間後と言われているので、それまで暇でしょうがない。 
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		5/16(木) 雨   78.8Kg 
		
		今日も多分暇な1日になりそうだ。 
		
		今朝、看護婦に内緒で6時15分からシャワーを浴びた。 
		
		
		朝食後、今日は治療も早く吸入も早めに済ます。 
		
		
		あー後は午後の吸入のみ、暇で外は雨のち曇り、晴れていたら出掛けるのになー。 
		
		
		傷口がまだ少々痛むが、感染症は起こしていないようだ。 
		
		今朝も2時にガタガタで目を覚まされた、早く起きすぎ。 
		
		
		今午後3時、大阪事務所のI氏が生花を持って見舞いに来てくれた。 
		
		
		久し振りに仕事で頭を動かした気分でした。 
		
		今日1日が有意義であったのか、何か不思議な1日でした。 
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		5/17(金) 快晴   78.9Kg 
		
		3日振りに快晴、今日も朝早くから目を覚まされた、今3時54分。 
		
		それから5時頃までベッドに、5時30分に採血。 
		
		5時45分に昨日した洗濯物が乾いていないので、再び干しに屋上まで。 
		
		6時10分洗顔、ジャージに着替え今日を迎える準備OK、今日もまた暇そう。 
		
		今日同室の患者62歳、私と同じ喉頭癌で喉頭摘出者と話をしたが、4月4日に入院し、4月12日にオペ、5月7日に発声練習、5月18日に退院だそうです。 
		
		
		彼は、天津方でオペを受けたそうで、気管弁、食道弁は自分の組織を利用し縫合したそうで、器具の取替えは不必要と言っています。 
		
		
		但し、洩れたときの説明はされていませんでした。 
		
		私が受けるオペは、バイパスにシリコンバルブを装着するTシャントと言うオペらしいです。 
		
		
		シリコンバルブを装着した患者の声は未だに聞いていません、早く聞いてみたいです。 
		
		昨晩、10時半までテレビを見ていたら、
		N看護婦から叱られました。 
		
		寝るにはまだ早いのだが。 
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		5/18(土) 快晴   79.8Kg 
		
		
		昨晩眠く、10時過ぎには就寝してしまいました。 
		
		また、耳栓をして寝ましたら、それはグッスリ5時まで目が覚めませんでした。 
		
		スッキリしています。 
		
		
		早々洗濯し、昨日の洗濯物を取り込んできましたが、ここK大学医学部付属病院は、神戸六甲山の麓なので、清清しく、空気がとても美味しく感じられます。 
		
		
		昨日から三宮は神戸祭りが始まったそうです。 
		
		9時半に
		I先生の処置、明日は日曜日先生も休みだそうです。 
		
		
		普通は1週間後に抜糸だそうですが、私の場合は次のオペが決まっているので来週末らしい。 
		
		2回目のオペは、月曜日27日頃であると伝えられる。 
		
		
		今日我が家とOさんに手紙を出しました。 
		
		3時に風呂に入りましたが、土、日は本当に静かでのんびりとしています。 
		
		
		夕方スーパでゴキブリホイホイを購入し、ベッド周りに設置しました。 
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		5/19(日)  曇り   79.2Kg 
		
		
		今日は洗面所に体重測定日と張り紙がありました。 
		
		
		測定し、自分で記入して下さいと書いてあります、ここの病院は何から何まで自分でやる病院である。 
		
		
		後に洗濯、新聞に目を通しのんびり。 
		
		
		昨夜、屋上から神戸祭りの花火を見ましたが、とても綺麗でした。 
		
		
		昨年はJ医大の屋上から数箇所の花火を見ましたが、今回の花火、神戸の夜景が大変綺麗でした。 
		
		3時頃H社長夫婦がメロンをお土産に見舞いに来てくれました。 
		
		
		見舞い後三宮の祭りに行く予定だったが雨が降ってきたので中止にしたそうです。 
		
		今日も1日ゆっくりでした。  | 
	
	
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		5/20(月) 曇り   78.6Kg 
		
		
		朝は曇っていたが、午後から太陽が顔を出し始めました。 
		
		今日も何も無い1日になりそう。 
		
		午後から実習看護婦のGさんが、Faxのある酒屋さんに連れて行ってくれました。 
		
		
		松尾酒店、東京まで@280だそうです。 
		
		
		帰りに近くのお寺とO公園を雑談しながら散歩しました。 
		
		Gさんは、お兄さんと2人で神戸に住んでいるようで、お兄さんも独身だそうです。 
		
		
		Gさんは就職が決まり、来年から六甲山山頂の外人専門病院に勤務するそうです。 
		
		2回目のオペについて
		I先生から、5月31日午後の予定。 
		
		オペ時間は約1時間。 
		
		前回同様、夕食OK、付き添いは不要だそうです。 
		
		この結果を自宅にFaxする。  | 
	
	
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		5/21(火) 小雨  78.9Kg 
		
		
		もうすっかり梅雨にでも入ったみたいな天候です。 
		
		
		今日は教授回診、教授に次回オペ日を確認してみると、教授は来週の金曜日だとの返答。 
		
		
		しかし、月曜日に時間が空いておれば月曜日にやってしまうとの返答。 
		
		回診後、I先生により4針程度抜糸、縦縫合した気管孔から遠い場所。 
		
		
		しかし、横部分はまだ引張り気味なので次回に抜糸、残が12,3針残っている。 
		
		
		今日家内へGさんに次回のオペの件で電話をしてもらいました。 
		
		
		夕方家内から次回オペの件で返事があり、30、31、1、2日とホテルが取れたので、 
		
		30、31、1、2、3日とこちらに来るそうです。  | 
	
	
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		5/22 (水) 曇り  78.9Kg 
		
		夜中2時にタンを出すと血がタンの中に混じる。 
		
		
		今までタンが詰まっていた感じから、何かが取れたようにスカットした感じ。 
		
		
		その後タンの出方が少なくなったような感じがする。 
		
		
		朝の検温時に看護婦さんへ報告。 
		
		
		今日自宅から電話が有った、内容は自宅とOに出した手紙が届いたとの報告。 
		
		今日会社宛に手紙を出す。 
		
		5時に
		I先生による処置、この時夜中の報告をする。 
		
		
		ファイバースコープで肺の近辺を検視するも何の問題は無い、まだ血痰が出るようであればX線で検査すると先生が言う。 
		
		今日も暇だった。 
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		5/23(木)快晴   78.9Kg 
		
		昨晩は疲れが出たのか9時半には就寝し、今朝6時までぐっすり睡眠できた。 
		
		
		喉の痛みも取れ、体調も良くなっている。 
		
		
		気管孔の出血も止まり一安心。 
		
		
		気管孔の穴がオペ時期より狭くなっているように感じるが、F看護婦は充分大きいと言うので安心。 
		
		
		今日実習看護婦Gさんは神鈴会に午前中実習のため訪問している。 
		
		
		午前中に神鈴会に行っていたGさんが帰ってきて説明を聞く。 
		
		
		神鈴会にはシャント法と電気喉頭、食道発声、ダビデの笛の4種類の人達が集まっていたそうです。 
		
		
		その中でGさんが感じたことは、シャント法の方が一番声が大きく、良く聞こえたそうです。 
		
		
		また、シャント法の方が、水漏れした時には、気管孔を指で押さえながら飲食すれば漏れは一時的に止められると言っていたそうです。 
		
		
		でもやはり漏れがあるのかなー、少々心配である。 
		
		吸入時にI先生から、A教授の都合でオペ日が5月31日から6月3日に変更になったと聞かされる 
		
		I先生とK先生とあと1人でオペを行っても良いのだが、教授がどうしても私のオペは自分でやると言うので変更したと説明。 
		
		
		同室のMさんが、明日オペらしい、食道癌のようで、食道摘出後自分の皮膚を使用するために、既に咽の皮膚に一時移植をしてある。 
		
		
		多分、食道摘出ご咽に一時移植した皮膚を丸めて食道に移植するらしい。 
		
		
		東京のJ医大では食道摘出後、胃を持ち上げ食道にしていた患者さんを知っていたが、数日後亡くなられた記憶がある。 
		
		
		ここの病院では、空腸とか皮膚又は他の臓器を移植する方法が取られている。 
		
		
		しかし、術後の後はJ医大のほうが綺麗であるが治りはどうかは疑問である。 
		
		
		でも、ここの耳鼻咽喉科は正しく外科であることが分かった。 
		
		今日は実りのある1日であった。 
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		5/24(金) 晴れ  78.6Kg 
		
		
		昨晩は暑くとても寝苦しい夜でした。 
		
		
		今朝も暑く、既に汗ばんでいます。 
		
		
		今日は同室の2人(3人かも)がオペ日で、何か部屋中がそわそわと慌しい。 
		
		
		今日は実習生と午前中デート(近所の寺周り)をする予定です。 
		
		9時半に実習生に我が家に電話をしてもらいました。 
		
		
		内容はオペ日が変更になったので、ホテルの予約変更をして下さい。また病院に来る際に半袖のポロシャツ、半ズボン、パジャマとタオルを持参してきてください。 
		
		
		また、会社にもオペ日が変更になったことを報告しておいてください。 
		
		返事あり、ホテルの予約を6月2日〜6月5日に変更しました。 
		
		
		その後、会社からの要求で身障者手帳のコピーをFAXで送信する。 
		
		送信後、Gさんと祥福寺を見学し病院へ12時15分に帰る、寺は大変に良い寺であった。 
		
		
		病院に帰ると、NのOさんが見舞いに来てくれていた。 
		
		30分ほど会話をし帰る。 
		
		内容は、Oさんが6月7日から4年間ロンドン、ドイツに転勤だそうです。 
		
		
		ドイツは事務所開設の仕事なので少々責任を感じている様子でした。 
		
		
		ヨーロッパはイギリスが進んでいたが、現在はイギリスよりドイツ、スエーデン、スイスだそうである 
		
		
		イギリスの市場は自動車が年間100万台で小さな市場だと言っていました。 
		
		
		それに比べドイツは日本車も蹴散らすベンツ、BMW等が強く大きな市場だそうである。 
		
		
		塗料業界は、世界1位のIが売り出されているようで、P及びNがオファーしたが安くて成立しなかったとのこと。 
		
		また、S氏が5月の初めからUSA、ヨーロッパを3ケ月間で回っているとのこと。 
		
		
		帰国したら日本の事務所でお逢いすることを約束した。 
		
		4時に処置室へ呼ばれ診察。 
		
		
		傷口の周りが少々赤くなっているが問題は無いとのこと。 
		
		
		しかし、昨晩血痰が出たので今晩の様子を見ることにした。 
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		5/25(土) 曇り  78.5Kg 
		
		今朝、出血は止まっている。 
		
		蒸し暑い朝である。 
		
		
		午前中ダイエーにバケツ、ポロシャツ、パンツ等を買いに行く。 
		
		
		午後から風呂、洗濯、吸入で1日が過ぎる。 
		
		
		オペまで後1週間、待ち遠しい。 
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		5/26(日)晴れ  79.3Kg 
		
		
		今日もダイエーにトレパン、その他を買いに行き、その後散歩、11時50分に帰る。 
		
		
		大変蒸し暑い日であるが、同室の皆さんはおとなしく寝ている。 
		
		
		午後から内緒でパチンコに行ってきた。 
		
		
		結果はさんざん、約2万円もやられる、神戸にはパチンコ屋は沢山あるのにどこも出ていない。 
		
		5時に帰り、短パンと下着に着替えると大変涼しくなった。 
		
		今8時半同室者は皆寝ているが考えられない。 
		
		さあー俺も寝るか。 
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		5/27(月) 雨  78.8Kg 
		
		
		朝から雨、少々肌寒い朝です。 
		
		今日は6時過ぎまでぐっすり、雨なので一日中ベッドの上にいることにしよう。 
		
		午後2時過ぎに風呂に入る。 
		
		
		後藤さんと佐藤さんから励ましの手紙を貰う。 
		
		本当にありがたい。 
		
		今日も1日無事であった。 
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		5/28(火)曇り   78.3Kg 
		
		
		今日は教授回診の日、昨晩は昼寝をしたせいかなかなか眠れなかった。 
		
		今後昼寝は止めよう。 
		
		
		教授回診後洗濯、洗濯中に床屋に行ってきた。 
		
		あとは今日も暇であった。 
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		5/29(水) 曇り   78.1Kg 
		
		
		気管孔が段々小さくなっているように感じられるが、大丈夫だそうです。 
		
		
		午前中寒気がしたのでおとなしく寝ている。 
		
		
		午後からゆっくりと風呂に入り、温まる。 
		
		
		夕方、岩井先生とオペの件で会話する。 
		
		
		今回のオペは鼻からファイバースコープを食道と気管の間に挿入し、穴を開ける。 
		
		
		その穴にはボイス・プテーゼを装着し発声をする。 
		
		
		今回は穴を開けてネラトンを挿入し、傷口が完治するまで待つ。 
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		5/30(木) 雨   78.1Kg 
		
		
		今日は朝から雨模様、そろそろ入梅かも。 
		
		
		同室の窓側の患者が、この寒いのに窓を開けている、全く無神経な患者だろう。 
		
		
		看護婦に言って閉めてもらう。 
		
		
		夕方、K先生とIせんせいの診察があり、局麻により1針縫合するも全然痛みが無かった。 
		
		
		上手なのか、自分が緊張しているからなのか、J医大時代と全く違う。 
		
		
		今日自宅から宅急便が届いた、内容はバスタオルタオル、タオル、ポロシャツ、半ズボンであった。 
		
		午後2時に電話をするが不在、出掛けているのか、寝ているのか? 
		
		
		夕方6時に電話すると、眠たそうな返事だったので寝ていたのかも。 
		
		6月2日は町内の清掃があるため、大阪に入るのは午後8時頃らしいので病院には来れないとのこと。 
		
		6時半に
		Gさんが挨拶に来る。 
		
		Gさんは、これから6月8日まで整形外科、6月22日まで精神科、7月6日まで内科に実習してくるとのこと。 
		
		  
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		5/31(金)雨  77.4Kg 
		
		
		今日も朝から雨、これは本当に梅雨入りだ。 
		
		
		今日朝起きると椅子の上にスポーツ新聞が置いてある。 
		
		
		隣のFさんいわく、窓側の患者が迷惑を掛けたお詫びらと言っていた。 
		
		2時ごろI先生の診察、その時の会話で、月曜日のオペは2時ごろスタートで、一般的にはオペ後3日程度で退院であるが、私の場合は発声もマスターしての退院なので、多分18日ごろだと言う。 
		
		
		現在満床のため長居は出来ない模様である 
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