フリーハンズ推進勉強会報告
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 本日(2月13日、東京都障害者福祉会館)は4人の方に参加して頂きました、14回に続き2回目のNさんとSさん、13回に続き2回目のYさん、12回に続き2回目のOさんと若月理事と土田会長と私の7人で行いました。

 初めに若月さんの例会の時の話になりました、私は都合で参加できませんでした、結構長い時間フリーハンズで良い話をしたという事で、皆さん感動していたということでした、若月さんと言えば、食道発声で日常生活に支障ないほど上手にしゃべっていました、しかし悠声会の役員で例会に出席するうちに、プロヴォックスの方の発声の大きさに刺激され、主治医の先生と相談の上3.4ヶ月前にプロヴォックス留置手術して、現在ラリボタンとフリーハンズという理想的な形で上手くしゃべっています、多分食道発声の旧友たちはもかなりの刺激になっていると思います、しゃべりが上手くなると、性格も明るくなり笑顔が素敵になりました、もっともっと上手くなります、頑張って下さい。

 さて今回出席者のNさんですが、御歳79歳ですが年には見えず若々しく、発声もしっかりしています。しかしエプロンに血痰が付き、むせて咳き込む事がよくあるとのことでしたので、外観から見たりして皆と話していると、プロヴォックスが漏れているのではないかと言う事で、本人は3月の定期健診まで我慢すると言っておりましたが、少しでも早い方が良いのではないかい言う事で、会長がその場より病院に緊急予約を取り、Nさんはその日の内に交換にいきました、その後の様子はまだお聞きしていませんが、今度きいてみます。

 Sさんは趣味の山登りの時にすれ違いの時の挨拶が出来たのが嬉しかったそうです、これから亀井先生と相談してラリボタンに挑戦するそうです、ちょっと急ぎ気味ですので慌てずゆっくりやりましょう。

 Nさんはまだ4ヶ月ぐらいですが、フリーハンドで喋っています、非常に上達が早く上手くなっています、空腸再建ですが呼吸の仕方が上手いというか、肺からの空気を力まずやさしく出すので聴きやすくこれから相当上手くなるのではないでしょうか。

 Oさんは、今月8日手術して6日目でもうすでに、少ししゃべれますとにかく情報収集に長けていて理解されているのでしゃべれるのが早いです、OさんはHMEの押すタイミングを練習すると良いと思います。

 先日寝る前にテレビのチャンネルを回していると、画面の右上に「声を失った妻…」とタイトルを見つけその番組を観ました、アンビリーバブルと言う番組でした、その方は風テンの寅さんのものまねしている原一平と言う芸人さんの奥さまで一人息子が独立して家を出た後、夫婦二人でのんびり過ごす予定でしたが、突然舌根がんと宣告され舌の80%と声帯を摘出することになり、当然手術の時点で声を失う事になったそうです。我々もそうですが50代60代で突然声を失う事がどんなに大変か、今迄普通にしゃっていて明日から失声するのでからショックは分かります。
普通私たちは、下咽頭がん、喉頭がんなどで喉頭摘出しても舌は有りますので、食道発声やELやシャント発声は食道震わせ舌で言葉をコントロールしているので練習すればしゃべれます、この奥さんは舌が80パーセントないのでどの方法でもしゃべれないと言われたが、ELを使い毎日毎日練習して5年目に まもる としゃべったそうです、まもるはご主人の本名らしく、現在では日常会話を話せるまでになったそうです、絶対に無理だと言われたのにどうしてそんなに頑張ったのですかとインタビーに奥さんは、もう一度ご主人とおしゃべりがしたかっただけだと言っていました。文章が下手で伝わなかったでしょうがテレビの再現ドラマを観て涙ぐみました、以上です

悠声会フリーハンズ推進会担当  木村俊治