フリーハンズ推進勉強会報告
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第20回 フリーハンズ推進勉強会報告

 本日は(7月17日、東京都障害者福祉会館)初めてのY・H・IさんとIさんのご子息と2回目のSさんと土田会長とアトスメディカル名優の社員さん2人と私の9人で行いました。

本日も自由にしゃべろうと言う事で始めました。
各自自己紹介と近況状況を話して頂きました。

 Yさんはプロヴォックス歴3ヶ月半で70才代ですが、しっかりした発声が出来ています、家族が喜んでくれたと言う事ですが、当然だと思います。
タンが多い事と気管孔の周りがへこんでいて、アドヒーシブが剥がれやすい事が気になっていますとのことです。タンは手術後しばらくは多いです、我々患者はしょうが無い事だと思います。時間と共に慣れてくる事や、フリーハンズに替える事により、少しづつ少なくなるようになります。
又気管孔の周りの凹みは、痩せてる方や、ご年配の方に多くみられるように思えます。ラリボタンを使えれば良いですが使え無ければ、アドヒーシブの貼り方をしっかり貼る練習をすれば問題ないと考えられます。

 Hさんはプロヴォックス歴1ヶ月です、50才代と若いので、すでにHMEとフリーハンズを使い分けているようです。仕事をしている為、早くフリーハンズを上手くなりたいと思っているようです。私より絶対に上手く成りたと言っていました、私もHさんと同じ50才代で6ヶ月位経った時に谷野さんと言う素晴らしく上手な方に出会いこの方の様にしゃべれたらいいなぁと思いながら色々自分なりに考えてやってきました。私も目標にされるようになり、まだまだ技術を向上させなきゃいけないなぁと思いました。

 Iさんはプロヴォックス付けて今日で3日目だそうですが、すでに会話しています。家族の方はストレスが無くなり非常に喜んでいるようです。
早く上手くなりたいとのことで、この教室に参加されました、諸先輩の意見を聞いて、自分に有った事だけ伸ばしていけばきっと上手くなるでしょう。

 Sさんはプロヴォックス歴1年9ヶ月です、70才代で以前はアドヒーシブでしたが、現在はラリボタンでフリーハンズで会話しています。少し空気が漏れる事で苦労していますが、十分会話は聞こえますし、練習すれば良くなると思います。

土田会長よりスエーデン視察旅行の事やこれから各役所に日常生活用具の陳情の計画付いての事や腹式呼吸に付いてなどの貴重な話が有りました。

又名優の社員さんからフェイスブックの活用に付いて説明が有りました、後日悠声会より説明が有ると思います。

本日の感想です、プロヴォックスは素晴らしいと思います、取り付けて3日目で話せるように成り又1ヶ月3ヶ月の方などは、2〜3年の方達となんら変わらない会話が出来てます。
教室の始まりと終わりでは声質が少し良くなっているみたいです、よく練習で声を出して本を読んだりテレビに向かってしゃべったりする方がいらっしゃるようですが、悪くはないですが抑揚がなく一本調子なりやすいので、人との対話が一番だと思います、対話では感情がはいり声の抑揚や速さなどその人に合わせてしゃべらなければなりません。

 手術で一旦は声を失い、プロヴォックスで声を取り戻し、現在は嬉しくてテンションが上がり一生懸命ですが、有る程度しゃべれるようになると一安心して頑張りを止める方もいるようです。しかし我々が少しでも健常者に近いようなしゃべれるところを見せてあげると、これからの患者さんは勇気がわいてくると思います。

悠声会フリーハンズ推進会担当  木村俊治