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悠声会福岡 第22回定例会

1 開催日時

平成26年4月6日(日)13時00分〜15時00分

2 開催場所

福岡県吉塚合同庁舎5F会議室
(福岡県NPO・ボランティアセンター)

3 出席者

会員9名  家族1名  言語聴覚士3名     合計13名出席

 今回の参加者は、会員とそのご家族、言語聴覚士等を含め総勢13名の参加がありました。九州大学病院の言語聴覚士佐藤先生には腹式呼吸による発声練習と併せてストレッチ体操の指導をしていただきました。

 報告事項

@ 日常生活用具購入範囲の認定改正について

 平成25年認定の小郡市について、会員自ら事あるごとに福祉課に赴き陳情の結果、本年4月1日付で従来のHMEカセットとベースプレート・フリーハンズに加え、スキンプレップ・リムーブ・シリコングルー・ブラッシの購入が認められました。

A 福岡市の日常生活用具認定検討委員会にいて

 本年3月に開催が予定されていましたが、保健福祉局担当者から諸般の事情により、本年5月か6月頃開催予定で準備を進めているとの連絡がありました。

会話練習

会員が順番に近況報告と、日頃困っていることや疑問について話し合った。

N会員は、物を食べたり飲む時に一旦喉に溜まる感じがする。上をむいた方がいいのかどの体勢が一番食べるのにふさわしい姿勢なのかとの質問があり、言語聴覚士の先生方から食べ物を押していく力がかからないと飲めないので、術式で違ってくるが咽頭筋の力が残っていれば残っているほど飲み込みやすくなるとの回答がありました。またN会員は、口笛が全然吹けなかったが、最近吹ける様になり訓練すれば吹けるなと思いましたとのこと。
F会員は、プロヴォックスの交換に関して、前は三ヶ月に一回だったが今はカンジダ菌の付着がなく六ヶ月に一回交換になって快適にやっています。また日常生活用具陳情の件について、担当者から全国平均的な支給の仕方で検討しておりますので、五月になったら必ず返答しますので期待してくださいとの言葉がありましたとの報告があった。
K会員は、食道発声は三年全くダメだったから、プロヴォックス留置でシャント発声ができるようになり、今ここで皆さんと会話ができて満足しています。でも人間欲が出てくるもので会話ができるようになれば、次は食べた物が漏れないようになればとなります。いままで花見をする気持ちにもなりませんでしたが、今年は久しぶりに家族と花見に行き外でいろいろするのもいいものだと思いましたとのこと。
Y会員は、音声拡声発声補助装置ハンズフリーミニ拡声器「ドリームボイス」について、非常にコンパクトで使いやすいもので日常生活用具助成対象になりますと紹介された。また福岡喉摘会の会員でもあり、この度日喉連認定喉頭摘出者発声訓練士の資格認定証を頂かれたとのことでした。

特記事項

 九州大学言語聴覚士の山口先生から、主に音声について声の出し方要領と嚥下・嗅覚について疑問、不安の質問等に答えていく方法で定例会時にカウンセリングができればとの提案があり、会員からも個人の状況を知っていただき、今後のQOLを上げていくためにもカウンセリングをやってもらえればとのことで、早期実施に向けて具体的カウンセリング内容等について検討していくことになりました。

悠声会福岡 代表 口石清人