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悠声会福岡第30回定例会報告

1 開催日時

平成26年12月7日(日)13時00分〜15時00分

2 開催場所

福岡県吉塚合同庁舎5F フロア
(福岡県NPO・ボランティアセンター)

3 出席者

会員11名  家族3名  見学者1名  言語聴覚士2名   合計17名

 今回の見学者の中には、本年2月に一度見学にこられていた鹿児島県のご夫婦(男性患者)と娘さんが参加され、会員との会話や言語聴覚士の先生からカウンセリングを受けられ大変喜ばれていました。例会と並行して初めに佐藤先生から、リラクゼーションの形でストレッチと発声の指導を、石川先生からは、会員や見学者の方のカウンセリングをしていただきました。また近況報告では、今年最後の定例会でもあり、1年間の思い出に残った事、楽しかった事、気になる事等自由に意見を述べる充実した定例会となりました。

4 開催内容

○ 報告(口石代表)

・熊本県荒尾市への人工鼻日常生活用具認定陳情について

11月20日、荒尾市役所保健福祉部福祉課へ悠声会福岡の代表以下3名及び会員本人と家族2名併せて総勢6名にて訪問し、人工鼻給付認定陳情で要望書を提出した。事前に人工鼻に関する資料や人工鼻障害者日常生活用具認定自治体リスト(34カ所)を送付していたのに加えて、本年10月に認定された大分県宇佐市の人工鼻給付決定通知書のコピーを持参して認定に向けての尽力をお願いした。保健福祉部福祉課では課長、課長補佐兼福祉係長、係員の方3名で1時間に渉って快く対応いただき、検討させていただきますとの回答がありました。是非認定されることを期待しております。

○ 会員Tさん

9月、プロヴォックスベガUを入れましたが、この3か月間話すのがきつかったです。ベガUは空気を沢山送り込まないといけないのできつい感じがします。先週以前のプロヴォックスに交換してもらったらこちらの方が話しやすいです。また単純喉頭摘出者と遊離空腸の患者では状態が違ってくるのかとも思います。

○ その他ベガU留置の会員さん

一人目は、新しいベガUを入れたが2〜3回交換したら違いが分かってくると思う。今は何となく声がかすれたような感じで、前はもう少し声が出てたような感じがする。二人目は、声が出にくくなり喋り続けるときつくなる。一旦話をやめると次の発声が出にくい。

○ 見学者Aさん

今年3月再発しましたが治癒して、また見学に来ました。鹿児島県は患者同士のコミュニケーションがなく声を出したくてもどうして出したらいいか分からない人がいると思います。そういう人が集まって話が出来るようになったらいいなと思います。

○ 会員Yさん

最近、だんだんと前のように声が出やすくなって仕事もできるようになり忙しくなりました。いろんな事をやっていきたいと思っています。

○ 会員Oさん

10年間プロヴォックスがあることを知らないで食道発声等練習をしたがなかなか難しく人工喉頭で9年間やってきていました。3年前にプロヴォックスを入れたおかげで声が出せるようになり何とか生きのびることが出来ています。

※ 最後に

 会議室の利用団体が多く予約がとれなくて、今回はNPOボランティアセンター職員の方が仕事されている受付前のフロアーでの定例会開催でありましたが、職員の方に悠声会の様子をかい間見ていただけたこともシャント発声の情報発信になったのではと思います。また定例会終了後には、会場近くにて懇親忘年会を開催し大いに楽しいひと時を語らい、皆さんとのより一層の親睦を図ることが出来ました。

悠声会福岡支部 
代表 口石清人