悠声会九州支部第107回定例会報告 1 開催日時 令和5年11月12日(日)13時00分〜15時00分 2 開催場所 なみきスクエア 1階 第2多目的室 3 出席者 会員 5名 見学者 2名 見学者ご家族2名 4 進行係 Oさん司会進行のもとに進めました。 5 開催内容 ○ 司会Oさん 今月の定例会を始めます。急に寒くなってきましたので、皆さん体調にお気をつけください。数年前から寒暖差アレルギーの症状がでており、急に寒い所にいくと指先とかが痒くなります。寒い時期でもバイクに乗るので、しばらく走ると太ももや腕が痒くなり、蚊に刺されたようにブツブツができます。朝仕事に行くときにハンドルを握るだけでも、手が蚊に刺されたようになってしまいます。糖尿病の経過ですが、数値は夏までは下がっていたのですが、今は横ばいです。特にお菓子を多く食べているということはないけど、寒くなると運動量が減ってしまっているので、それも原因かもしれませんね。寒くなっても、ウォーキング、散歩をしていきたいなと思っています。 ○ 会員Fさん この一カ月は特にこれといったことはありませんでした。健康状態も変わりなく、安心しております。ですが、知り合いに大動脈瘤で血管が破裂して亡くなった方や、元気で働いていたのに突然倒れて入院した親戚もいて、やはり健康は大事だなと実感しています。歳をとると血管も脆くなったり、糖尿病や高血圧とか、色々出てくることもあるので、私も気に留めるようになりました。 ○ 会員Nさん 10月下旬にコロナ7回目のワクチンを打って、先日インフルエンザの予防接種に行ってきました。私が住んでいる市で集団健診というのがあり受けてきました。色々と調べてもらったけど、今のところ内臓の方は問題ありませんでした。問題があるのは喉と、食道と、一番大変なのが腰です。腰をとにかく治すべく整形外科へしょっちゅう行っているけど、なかなか治りません。コロナが流行している時は2年半くらいずっと家にいました。そしたら下半身の力がガクっとなくなって、座ったり立ったりするのも大変です。おしりの筋力も落ちてしまったんだと思います。私が若いころ温泉に行った時、お年寄りを見て『筋肉が落ちているな』と思っていましたが、今は自分がそうなっているんですよね。自分も鍛えないといけないですね。健康にものすごく留意して過ごした1か月でした。 ○ 会員Yさん 今月はぼちぼち散歩をはじめました。孫の運動会、七五三のお祝いなど色々ありました。これからも健康に気を付けて、もうちょっと運動しないといけないなと思っています。ぼちぼちやってきます。 ○ 見学Oさん 暖かい日が続いていてツーリングに最適な時期だけど、この病気をして喉頭を摘出してからは右肩が上がらなくなってしまい、バイクも諦めてしまいました。司会のOさんは、ツーリング今も行かれてるんですか? 司会Oさん:もちろん。バリバリですよ。しょっちゅうあちこち行っています。 そうなんですね、とても羨ましいです。早く自分も行けたらいいなと思います。 ○ 見学Nさん 最近シャント手術を受けたばかりで声を出す練習中なのですが、人前で話すのは今日が初めてです。皆さんやアトスの人に上手だと褒められたけど、なかなか長く話すのは難しいですね。喉に痰が詰まる感じがあります。私は来年で82歳になります。病気が分かる前はロック歌手みたいなハスキーな声になって、なんかいい声になったなと周りに自慢していたけど、いよいよ一昨年声が出なくなり、クリニックに行ったらすぐに大きい病院を紹介されました。喉頭癌の診断が出て、しばらくは放射線治療、抗がん剤治療をしていたけど、全然良くならず、昨年の暮れに喉頭全摘出をしました。胸の方にも癌が見つかって、それから3か月後くらいには左の肺を半分摘出しました。それまでは体力には自信があり、ランニングもやっていましたが、今はすぐに息が切れてしまいます。当たり前にできると思っていたことができなくなり、体もだるく、ふさぎ込んだ時もありましたが、散歩とかするようになり、少しだけ戻ってきた感じがします。気持ちが焦ってしまうこともありますが、少しずつ一生懸命頑張っていきたいと思います。
○ 会員Tさん 近況は特に変わりません。相変わらず平日は仕事をしています。遠方での仕事があり、鹿児島、宮崎、大分と1日で750Km移動しました。二人で運転交代しながらなので大丈夫でしたが、疲れました。夏場は暑くて運動不足でしたが、最近は気温も過ごしやすかったので、自宅の裏山を毎週末1〜2回登っています。340mくらいの山なので、早い人だと30分くらいで登れる山です。良い運動になります。医者の方からは適度な運動と、お酒は控えるようにと言われました。飲んだらダメと言われていないので、お酒も飲んでしまっています。 ○ アトスメディカルSさん 先日、喉頭摘出関連の海外研修がありまして、東京からの国際線の機内でのことなのですが、比較的イタリア人の方が多く乗っていたのですが、機内のあちこちで外国人の方々の話し声が聞こえまして、日本の飛行機では静かに座っている人がほとんどですので、このような場面から国民性の違いを感じました。日本と海外でシャント発声普及に違いがあるのは、こういった国民性も影響しているのではないかと、ふと感じました。 ○ 言語聴覚士S先生 先日音声言語医学会で倉敷に行き、誤嚥防止術関連の発表をしてきました。会場は聴講者の方々で満席でした。とても反響がありました。今回、演者は僕だけじゃなくて、海外からエリザベス・ウォード先生という人工鼻に携わっているオーストラリアの先生も来られて発表をされていたのですが、海外と日本では人工鼻の考え方が違っていて面白かったです。そこで一つ質問なのですが、皆さん喉頭摘出の手術をした後、アドヒーシブはいつ貼りましたか?
プロヴォックスを留置した人じゃないと人工鼻をあまり使わない傾向があって、人工鼻の知識を持っている僕らが関わらない患者さんは、エプロンを使っている人も多いのではないかなと思います。医療従事者側の意識の問題もあるかと思うけど、知識を持っている者からすると、人工鼻を付けた方がいいのは当たり前。人工鼻を早めに使うことには意味があるし、正しい機能に戻すためにもとても重要なことだと思いますよ。これから寒い時期になってくるので、皆さんなるべく温かく過ごしてくださいね。 では、いつものように体操、発声練習、嗅覚訓練をしていきましょう。 ○ 言語聴覚士S先生 今日皆さんに聞きたいことがあり、午後の部はよろしければ皆さんの持ち歩くポーチに何が入っているのか教えていただけますか。今日は初めて悠声会へ見学に来られた方もいらっしゃるので、気管孔のケアグッズなど、知っていると役に立つこともあるかもしれませんね。 【皆さんのご意見】
○ 司会Oさん 昔はこういった便利なものがなかったから、試行錯誤して皆で手作りとかもしていたけど、今はアトスさんからのサンプルとかも充実していて、自分たちの時代よりシャントに踏み切りやすくなったと感じます。 ※ 次回は 12月3日 14時00分 〜 16時00分 |