悠声会九州支部

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悠声会九州支部第39回定例会報告

1 開催日時

平成27年9月6日(日)13時00分〜15時00分

2 開催場所

福岡県吉塚合同庁舎5階 会議室
(福岡県NPO・ボランティアセンター)

3 出席者

会員13名  家族4名  見学者1名  言語聴覚士 2名       合計20名

4 進行係

今月は、Oさん司会進行のもとに進めました

5 開催内容

○ 会員Nさん

食市役所に日常生活用具認定要望を出していたが3年だめでした。今年4年目で先日また改めて書類を作り直して提出してきました。
プロヴォックスを留置して4年目になるが、いつまでたっても漏れがあります。食事をしている時は漏れないが、終わって一息ついてコーヒー等を飲んだりする時に漏れます。食事のときは漏れないので、ごはんを食べる時の様に飲み物も噛んで止めてギュウと飲むと漏れなかったです。

○ 会員Tさん

ベガUに換えてから声が出しにくいです。酸素を取り込む量も少ないかもしれないが本当にきついです。今後どんな訓練をして行ったらいいのか、皆さんどんな対応されているかご指導お願いします。

※回答(会員Oさん)

弁の力が強いので空気を送るのに力がいります。また弁の周りに唾液等粘液が付着しているのでブラッシで掃除したり、お茶を飲んだりして声を出しやすいようにしています。

○ 会員Sさん

ここ1カ月位、少し声が出やすくなったかなと感じています。あまり皮膚が荒れなくなったので一日着けて一日休むという方法でやっています。1年と2カ月になりますが、まだまだ訓練が足りないだろうと思っています。

○ 会員Yさん

6月に鏡で気管孔の奥を見たらプロヴォックスの具合がおかしかったので、病院に行ったらそのまま緊急入院になり、原因は肉芽が出来てプロヴォックスが押し上げられていたので、肉芽の処置をしてもらいました。肉芽はプロヴォックスを4ミリに換えたために出来たのじゃないかとのことでした。現在も4ミリにしているが今のところ肉芽は出来ずに何とか保っている状態です。発声に関しては、とにかく出来ても出来なくてもチャレンジしていく以外ないので、気持ちは後退せず前向きに考えて行くようにしています。

○ 会員Fさん

今日初めてカウンセリングを受け大変ためになりました。3年前に摘出手術を受けましたが、病院症例では二人目で発声の方法も何も聞いてなく、ただ掃除をしなさいとブラシをもらっただけでした。前回この会で声の出し方を教えてもらって練習していたら声が出るようになりました。カウンセリングで今、試供用のフリーハンズを着けてもらい話していますが、大丈夫ですよと言われました。

○ 会員Oさん

声を取られたことで社会的に終わったなと思いましたが、このプロヴォックスを着けて喋れるようになり、社会との交わりがものすごく増えたのではないかと思います。喉頭癌で声を失ったとか、手術で大変だったとか関係ないです。プロヴォックスを着けて声が出るとコミュニケーションが出来るということで、これからの人生は一番大事と思っています。

○ 会員Fさん

手術後唾液の出が悪くなることはありますか。

※回答(Fさん)

放射線治療を受けていると唾液の出が悪くなります。2年で支障のないくらい戻るだろうと言われていましたが、5年経っても十分に戻らないです。唾液が出る様にキシリトールのガムを噛んでいます。 

※ 今回も、いつものように定例会と併行して言語聴覚士の先生方からリラクゼーション体操と発声の練習やカウンセリングを受け、また会員相互のフリートークで楽しく語り合う例会となりました。特にSさんの発声が一段と良くなられていたことと、見学時全く声が出ていなかったFさんが、声が出てしっかり会話が出来て、さらにカウンセリングのフリーハンズ試供でも楽に発声されていて会員一同感動しました。
本日、Nさんが悠声会へ入会され会員18名となりました。

※ 次回は、10月4日(日曜)、時間と場所は同じです。
  Nさんの司会で行います。

悠声会九州支部 
支部長 口石清人