悠声会九州支部

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悠声会九州支部第40回定例会報告

1 開催日時

平成27年10月4日(日)13時00分〜15時00分

2 開催場所

福岡県吉塚合同庁舎5階 会議室
(福岡県NPO・ボランティアセンター)

3 出席者

会員12名  家族4名  言語聴覚士 1名        合計17名

4 進行係

今月は、Nさん司会進行のもとに進めました。

5 開催内容

○ 報告(支部長)

・北九州市への人工鼻日常生活用具給付陳情
 本年9月16日北九州市保健福祉局障害福祉部障害福祉課へ、支部長以下3名及び会員本人と家族の5名にて訪問し要望書を提出しました。事前に人工鼻に関する資料や人工鼻認定自治体リスト等を送付しており、人工鼻の内容については理解して頂いていたので給付に向けて尽力をお願いしました。障害福祉課では課長・係長・担当課員の3名で対応いただき、障害福祉課長からしっかり検討いたしますとの返事を頂きました。

○ 司会Nさん

シャント発声の練習に関して、アトスメディカル名優(株)作成のシャント発声の練習冊子に基づき、発声する時は力まずリラックスして話しをすることが成功の鍵である事、はっきりと発音することよりも「柔らかい声」で話しするコツを掴む大事さを強調されました。

○ 会員Fさん

シャント発声の練習冊子に、シャント発声が上手くいかない原因の中で音源というのがありますが、この中で空腸再建の方で声が弱い場合、永久気管孔の周囲をいろいろ位置を変えて押さえてみるとよいとあったので、出かける前に押さえて声を出してみたら大きく聞こえました。マイクがなくても聞き取れる感じで、これからも練習して押さえ方を変えようと思います。

○ 会員Kさん

プロヴォックス留置後声が出る様になりました。最初は買物の際等、家内に注文させていましたが最近は自分一人で行って注文しています。健常者よりも声が小さいので、最初に注文するとき店員さんに「声が聞こえる」と話しかけるとしっかり聞こうとしてくれ注文をスムーズに取ってくれます。最近は自分でいろいろ出来る様になりましたが、何でも慣れだなと思います。新しいフリーハンズも使用していますが、従来のものより話しやすいです。前のは過呼吸になっていましたが、新しいのは歩きながら話が出来きます。

○ 会員Sさん

フリーハンズに挑戦していますがまだなかなか上手くいかない。スタビリベースを使用していますが、押さえないと隙間がどうしても出来て一日もてばいい方です。

○ 会員Yさん

プロヴォックスの交換をしましたが、まだ馴染みが悪いです。命があるだけ仕方ないと思っています。毎回言語聴覚士の先生からアドバイスを受けて助かっています。

○ 会員Nさん

先月、大学の先生からシャントの方は肺に溜めた3,000tの空気で喋れます。食道発声は僅か50tの空気で喋りますけどシャントでは身体の力を抜いて空気をいっぱい吸い込んで、それをゆっくりゆっくり吐き出しながら喋れば自由に喋ることが出来るということを教えてもらいました。

○ 会員Nさん

ものの本によると、シャボン玉をフーとふくらますような感じでゆっくり空気を出して喋ると、非常に喋りやすいし声も柔らかい声が出ると書いてありました。

※ 今回はいつものように例会と併行して石川先生から熱心なカウンセリングを受けるとともに、佐藤先生が学会準備のため不在だったことから、司会のNさんが、発声がスムーズに出るようにとシャント発声の練習冊子を活用して軽いストレッチと発声練習をリードされ、近況報告はじめフリートークで楽しく語り合う例会となりました。

※ 次回は、11月1日(日曜)、時間と場所は同じです。
  Fさんの司会で行います。

悠声会九州支部 
支部長 口石清人