悠声会九州支部

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悠声会九州支部第57回定例会報告

1 開催日時

平成29年3月12日(日)13時00分〜15時00分

2 開催場所

福岡県吉塚合同庁舎5階 ボランティアセンター会議室
(福岡県NPO・ボランティアセンター)

3 出席者

会員 10名   家族 2名   見学者1名   
言語聴覚士 1名   アトスメディカルジャパン1名      合計15名

4 進行係

今月は、Fさん司会進行のもとに進めました。

5 開催内容

○ 報告(支部長)

・人工鼻日常生活用具給付陳情

@ 2月に、福岡県議会へ議員さんを訪問して、人工鼻日常生活用具給付認定に向けての尽力を
  お願いしています。

A 今月7日に、福岡市保健福祉局を訪問し、人工鼻日常生活用具給付への審議経過の確認と早期
  認定に向けての要望をしております。

○ 佐藤先生

 3月になって暖かくなると同時に、花粉も今年は何倍も多く飛散しているようです。うがいなどされたらいいかなと思います。今日は、体操に引き続き、臭いの練習とフリーハンズも物理的、数字的に話をします。

@ フリートーク前の柔軟体操と発声練習

A 嗅覚訓練
コーヒーの臭い当て訓練では、鼻を通して、口の中に鼻から空気が入ってくるイメージでする方がやりやすいかもしれません。コーヒーの臭いが判らなかった方も、コーヒーと頭に思い出させて嗅ぐのも大事です。

B フリーハンズ発声要領
一定の呼気量をキープ出来るようにするのが一番の近道かなと思います。

○ アトスメディカルジャパンSさん

 鹿児島県のローカル放送局から、喉頭癌に関する最新医療というドキュメンタリーを放送予定の話を戴き、私共の方から与謝野先生のお話になっている様子の動画を提供させていただいております。ドキュメンタリー録画を頂け次第、こちらでも紹介出来たらと思います。

○ 見学者Tさん(福岡市早良区在住)

 平成27年に下咽頭癌で全摘手術をされています。筆談のみで、インターネットで悠声会を知り、シャント法の情報を得るために見学に来られました。知りたい項目として

@ シャント法は食道発声より声が簡単に出るようになるのか
A 電気喉頭発声はどのようなものか
B シャント法に係る一ヶ月の費用

の質問があり、言語聴覚士の先生はじめ会員皆さんから回答をして頂きました。

○ 会員Yさん

 今日は久し振りに出席しました。実は、昨年12月に食道癌を指摘されて、2月に手術を無事終えて蘇ってきました。

○ 会員Kさん

 ハンズフリーを練習していますが、練習あるのみと思っています。

○ 会員Mさん

 土田会長の訃報にショックでした。皆さん健康に留意されて下さい。一年でも永く生きたいなと思っています。

○ 会員Yさん

 食道発声をしたけど駄目でした。電気喉頭もしたが、インターネットでシャント法を調べてプロヴォックス留置をして、人工鼻の日常生活用具給付も受けることが出来ました。

○ 会員Tさん

 先日3日で声を失くしてまる7年になりました、周囲の方にここまで来られたことを感謝したい気持ちで一杯です。今見学の方といろいろお話をしましたけど、一緒に頑張って行きましょうと話しました。

○ 会員Nさん

 ハンズフリーで初めて喋ります。前回例会は、腎臓にダイヤモンドじゃなくてしようもない石が溜まって腎臓が2倍に腫れあがり、入院してベッドの上でのたうち回っていて参加出来なくて申し訳ありませんでした。今は治って、毎晩のワインと日本酒は欠かさず飲んでいます。

○ 会員Yさん

 手術を受けて6年過ぎました。同時手術でしたので、食道発声も電気喉頭も全くせずに、いきなりシャント発声となりました。セカンドオピニオンでがん研有明病院に行った時、悠声会役員の方々からいろいろ話を伺い、思い切ってシャント手術を受ける事にしました。退院してしばらく声が出難かったですが、こういう例会に出させていただくこと自体がリハビリになるというか、また皆さんの姿を見て教えられるというか励まされて現在に至っています。

 今回もいつものように定例会と併行して、佐藤先生から準備体操と発声練習等を受け、その後会員相互のフリートクでは楽しく語り合い、又見学者のTさんからは、「今日見学して、皆さんからいろんな話を聞くことが出来て心強く感じました」と大変喜ばれる等充実した例会となりました。

※ 次回は、来月4月2日(日曜)、時間は、13:00〜15:00 場所は同じです。
  Yさんの司会で行います。

悠声会九州支部 
支部長 口石清人