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悠声会九州支部第60回定例会報告 1 開催日時 平成29年6月4日(日)13時00分〜15時00分 2 開催場所 福岡県吉塚合同庁舎5階 ボランティアセンター会議室 3 出席者 会員 9名 家族1名 見学者 3名 言語聴覚士 1名 4 進行係 今月は、Oさん司会進行のもとに進めました。 5 開催内容 ○ 報告(支部長) ・平成28年度九州支部定例会開催状況初め、陳情等活動及び収支報告 ・日本経済新聞西部支社の記者の方から、九州支部への電話取材があり、5月10日夕刊福岡版に悠声会の日常生活用具助成活動のことが載っています。新聞記事のコピーを配布しますので、悠声会シャント発声の情報発信活動に活用よろしくお願いします。 ○ 佐藤先生 先月定例会見学に来られたT様(男性患者)が、もうすぐシャント手術予定です。それでは準備体操と発声練習をして、臭いを嗅ぐ物を持ってきておりますので、何の臭いか当てて頂きたいと思っています。 ○ (株)アトスメディカルジャパンO氏 アトスメディカルジャパン看護師のOです。九州を担当させていただいておりますのでよろしくお願いします。発声のお手伝い等もさせていただければと思います。また、7月4日長崎県佐世保市のアルカス佐世保にて、私共が企画した喉摘者の方に集まって頂いての交流会で悩み事の相談会を開催します。興味のある方は参加いただければと思います。 ○ 見学者のK様(福岡市在住男性患者のご家族) 父が下咽頭癌で手術予定です。皆さんどこの病院でプロヴォックスを入れられたのでしょうか?先生から、下咽頭癌だから食道発声は難しいと言われました。またシャント発声は訓練が必要でしょうか。 ※ 回答 佐藤先生から、患者それぞれの術式の違い、食道発声、電気喉頭、シャント発声のメリット、デメリット等について回答がありました。 ○ 見学者のF様(大牟田市在住男性70歳患者) 3年前にシャント法をして、当初は声が出ていましたが、毎日咳や痰が多いので声を出すのが難しいです。食道発声とシャント発声との違いと、シャント発声している方でも食道発声の練習が出来るのでしょうか。 ※ 回答 ・アトスメディカルジャパンS氏から、図解と動画による説明がありました。 ・佐藤先生から、Fさんはエプロン使用で人工鼻は使用されてなく、エプロンでの生活で咳や痰が多いのではとの回答がありました ○ 会員Oさん 気管孔が出たままの時は、一日でティシュの箱がなくなるくらい痰が出ていましたが、人工鼻を使用するようになって、今は、痰を一日に2〜3回ティシュで取るくらいで良くなりました。人工鼻は、ごみを防ぎ湿度を保てて肺の機能にいいです。痰は必ず減ります。 ○ 会員Yさん 別の喉摘会にも行っています。食道発声は年配者が多いから非常に難しいです。日常会話をしようと思ったら、シャント法が一番簡単な方法だと思います。 ○ 会員Fさん 大胸筋再建で、食道発声は非常に難しくシャント法にして4年半ですが、手術直後から声が出て先生と会話が出来ました。シャントを入れて直ぐにこの会にお世話になって、皆さんの刺激を受けてなんとか喋れるようになりました。 ○ 会員Nさん 手術して5年半になります。先生から、今の声よりもっといい声が出るようになると勧められて、シャント発声が一番健常者に近い声が出せる事から、シャント手術をして、3日目にしてひとつも変わらない声が出ました。一番幸いなことは、この会に入れさせていただいて、皆と同じ境遇の中で話が出来るのが一番心の支えです。 ○ 会員Yさん 喉頭分離手術を受けて、1年半前にプロヴォックスを入れました。長生きしたお蔭で子供が3人とも巣立ってくれて、元気で楽しみが増えました。家族に助けてもらって頑張っています。 ○ 会員Iさん 今日は小学校の修学旅行以来、55年振りに東公園の日蓮さんに会ってきました。懐かしかったです。私は手術して、翌日には声が出ました。そして言いたいことが直ぐに言える、これが一番ですね。 今回もいつものように定例会と併行して、佐藤先生から準備体操と発声練習や臭いのテスト等を受け、その後会員等皆さんから、見学者への積極的なアドバイスと会員相互のフリートークでは、近況を楽しく語り合う例会となりました。 ※ 次回は、来月7月2日(日曜)、時間は、13:00〜15:00 悠声会九州支部 |