第78回 悠声会報告書
1. 開催日時 平成26年2月9日(日)13:00〜15:00
2. 開催場所 東京都障碍者福祉会館2F (リハビリ 別室)
出席者 役員5名 会員15名 見学者6名 言語聴覚士4名 アトスメディカル4名
計34名
報告事項
- 悠声会ではシャント発声で使用しているヴォイスプロテーゼ(プロヴォックス)の保険点数の見直しを厚労省にこれまで3回4年に渡って陳情して来ました結果、今までは旧型のヴォイスプロテーゼで保険基準額が10,700円でしたが、1月29日の中央社会保険医療協議会にてプロヴォックスを人工喉頭として新たに長期留置型として項目を作り来年度から28,100円と認められました(会長)
- 人工鼻の日常生活用具認定の自治体が今までで25か所となり、4月からは32か所に増える予定(会長)
- 今年からベースプレートもスタビリベースが新製品として発売されましたが、使用する方の気管孔の形状等により以前からのフレキシダーム等が合う方もおられるようです各自どれが自分に合うかを研究するとよいと思います(副会長)
会員からの声(抜粋)
【鈴木理事】
手術して4年になりますが 始めの1年間はなかなか喋れませんでした、2年目位から喋れる様になり2年前に仕事を辞めて喋る機会が減った為か随分喋りが衰えたと感じております、やはり喋る機会が少なくなるとダメだなと痛感しております
他人には沢山喋れと言っておりますが自分でやって居なくて喋りが下手になるのではいけませんので頑張らなければと思っております
【Sさん】
人工鼻の自治体からの助成は助かります、喉頭を切ってから半年位は筆談でしたが字を書くのが嫌いで会話をしなくなっておりました、電気喉頭(EL)もしましたがELだと電話も出来ず困りました、プロヴォックスを入れたお蔭でこうやって電話でも喋れます、これもリハビリの先生や皆様のおかげです
【Iさん】
始めての例会への参加です、62才です昨年5月に癌研築地で下咽頭手術をして、11月にプロヴォックスを入れました、アトス名優から紹介されて12月に悠声会を見学しました、まだその時は声が出ませんでしたが皆さんの情報交換やら言語聴覚士の先生方お話しは参考になりこのように声が出るようになりました、会長のお話しで大田区でも人工鼻が支給されると聞き嬉しいです、一週間前からフリーハンズを練習し始めました、まだまだですが頑張ります
【Yさん】
こうゆう場所にくると上がってしまいます、私は自分のことで精一杯なのですが、役員の方々の活動には頭の下がる思いです、アドヒーシブが剥がれ易いので今も別室でリハビリを受けてきましたが、やり方を教えていただき方法は間違って居ない事を確かめましたまだまだ未熟で悩んでおります
【見学のAさん】
まだ悠声会の会員ではありません、今日は会の皆さんのお話しを伺いたくて見学させて頂いております、現在B医大からは喉頭全摘と言われておりますが主治医から術後に声はどうやって取り戻すのか全く話がないのでインターネットや他の人の話を聞いたりしてシャント発声を知りました、他の方法と比較してシャント発声が良いと思っております、その為にはそれなりの手術経験が豊富な病院が良いので癌研有明病院への紹介状をお願いししております、手術や発声法について意見等を伺いたいと思います、術後には入会させて頂きたく思っております
以 上
発行者: 土田 岩瀬 高野 |