定例会報告

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第141回 悠声会報告書
(令和元年度 第2回)

開催日時 令和元年5月12日(日)13:00〜15:00

開催場所 東京都障碍者福祉会館 2階 教室
       リハビリはE室にて実施  通常リハビリ 3名  嗅覚リハビリ 実施せず

出 席 者  会員 27名   見学者 0名
       アトスメディカル社員 3名

【那須理事】
 ただいまより、例会を開催いたします。
今月も、石川先生のご都合で嗅覚リハビリは行いません。
では会長、お願いします。

【鈴木会長】
 こんにちは。来月は総会を予定しています。大勢出席いただきますよう、お願いします。
 例年、一か月前の定例会の折に議案書をお渡ししていたのですが、今年は、連休の関係もあって印刷がうまく行かず、今日はお渡しできませんが、追って自宅宛てに送付しますので、ご覧になってください。
例会のあと、懇親会を予定していますので、よろしくお願いします。
 また、秋にはバス旅行を計画しています。9月29日から30日の一泊です。
改めて案内しますので、今から予定を組んでおいてください。

 最近、高齢者の交通事故が話題となっています。そこで、今日のグループトークの話題の一つとして、「高齢者の運転について」を取り上げていただければと思います。

【那須理事】
 今月も3つのグループに分かれていただきます。
それぞれのグループで、まず自己紹介から始めていただくのがいいと思います。
そのあと、自由に話し合ってください。

◆ 3グループに分かれてミーティング

【Aグループでの話題】(内田副会長まとめ)
各自の自己紹介から始めた。
その中で、痰の問題やアドヒーシブのことなどが話題となったが、経験者が解決方法などをアドバイスした。
少人数なので会話しやすく、話が盛り上がり、高齢者運転については時間が無くなってしまった。
いくつか話題となったものは次の通り。

Aさん
74歳になったときに、右折で中央分離帯に乗り上げパンクしたり、サイドブレーキをかけ忘れ車が動き出した・・等を経験し、運転をやめた。

Mさん
扁桃腺から黴菌が入り、入浴中に意識を失ったが、病院で使っているシリコン製のベルトのようなものを首につけていたので命拾いした。

Iさん
喉摘手術して8か月、日常生活用具が認められ6月から適用されるので、本当にうれしい。

【Bグループでの話題】(小泉理事まとめ)
高齢者の運転について、皆さんから活発な意見や感想がたくさん出ました。

Mさん 高齢者は自ら身を引き、やめるようにしないと、取り返しがつかないことになる。
Kさん 今も車で職場に通っている。70歳までは運転する。30年、無事故でいる。
Hさん 車はたまに運転するが、なるべく代わってもらっている。
Yさん
 75歳になった。16歳から免許を取得し運転してきたが、先月返納し、運転経歴証明書をもらってきた。東京では、車は必要ない。
Wさん
 今でも、年間1万キロ乗っている。ガレージでこすったくらいで、事故はない。ブレーキに足を乗せて運転している。
高齢運転者の事故は、家族にも責任がある。運転者の自覚が必要。

Sさん 73歳ですが、14歳で原付免許を取って、今も仕事で毎日車を運転している。夜10時以降、アルコールは飲まない。
Uさん 車は、アッと思った瞬間に事故になる。自動ブレーキが必要。
Sさん ブレーキとアクセルを間違える高齢者には、オートマはだめ、マニュアルにする。
小泉理事
 以前、父親が70歳台になって車をぶつけて帰ってきたとき、子供が集まって父を説得し、子供が協力して送迎をした。高齢者の事故は家族の責任もあると思う。東京は便利で車は必要ないと思うが、過疎地では車がないと生活できない場合がある。過疎地の高齢者はマニュアル車が多い。クラッチを滑らせながら、ゆっくり運転している。

その他困ったことなど、いくつか発言がありました。

Kさん
 車ではないが、オリンピックは見られないと思っていたが、今回はぜひ見たい。連休に田舎へ帰って、桜を見てきた。
これからも皆さんと合えることを楽しみにしたい。
Yさん 皆さん大きい声が出るが、うらやましい。
Uさん 空腸移植の場合、大きい声が出しにくい場合がある。私はあきらめている。
Yさん まだあきらめられない。

【Cグループでの話題】(那須理事まとめ)
定例会の進行形式についていくつか感想がありました。

Yさん 以前のスタイルのほうがいいと思う。
Kさん 会話ができていいと思う。
Fさん 話題が多いのはいいが、興味があるかどうかが問題。
Yさん 声がよく出る人の自慢大会になっていて、声が出ない人が悩みを言いづらくなっているように思う。

以前の形式と両方でやるのも良い、という意見もありました。
生活上の悩み、困りごと、等々、意見・感想がありました。

Kさん 気管孔が小さくなるので、3回大きくする手術をして、今はラリボタンをつけています。
Wさん これからプロヴォックスを入れる。
皆さん ラリボタンは便利だ。ただ、気管孔の大きさ・形によって適しない場合もある。これは医師の判断になる。

など、アドバイスが多くありました。

Fさん シリコングルーが新しくなってから剥れやすくなった。日常生活用具がなかなか認められないので、費用が気になる。

【鈴木会長】  

 定例会が声がよく出る人の自慢会になってないか?
とのご意見があったようですが、ひとことお話ししておきます。
悠声会の定例会は何のためにあるのか、ということを思い起こしてほしいと思います。
シャント手術をし、声を取り戻した人が集まって、お互いの困ったこと、悩みなどを話し合い、よりよい生活に結び付けていく事。
シャント手術をしたばかりの人、これから手術を受けようという人、等がみんなの話を聞いて参考にし、役立ててもらう。
このことをもう一度理解していただきたい。

 来月は総会があります。
また、10周年の懇親会も予定していますので、よろしくお願いします。

【那須理事】
 以上で終了します。