定例会報告

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第181回 悠声会報告書
(令和5年度 第9回)

開催日時 令和5年12月10日(日)13:00~14:30

開催場所 東京都障碍者福祉会館 2階 教室
       嗅覚リハビリ 集会室Eで実施

出 席 者  会員 19名(家族2名) 
     福岡国際医療福祉大学 医療学部言語聴覚学科 石川幸伸先生
     国際医療福祉大学 鈴木先生
     アトスメディカル 板垣社長   アトスメディカル社員5名

【福島理事】
 12月の定例会を始めます。
 今日はこの後、忘年会がありますので、手短にお話をお願いいたします。
 それでは鈴木会長ご挨拶お願いいたします。

【鈴木会長】
 皆さんこんにちは。
 今年最後の定例会ですが、声がかすれていますので押さえて話します。
 今年最後ということで司会の福島さんからもお話がありましたが、忘年会がありますのでよろしくお願いいたします。
 もう少しうまく準備ができれば良かったのですが、今まで使っていたところが営業を辞めてしまって、場所の選定に苦労しましたが、蕎麦屋で食事をしてからカラオケという段取りでお願いいたします。
 会場で挨拶ができないので、今、挨拶したいと思います。
 今年1年はコロナも終息に向かい、皆様の顔を見ることができる様になって、世の中も変わってきたと思います。
 我々の定例会も参加者が増えてきて、忘年会も4年ぶりに開くので、お亡くなりに成られた方の紹介をしていましたが、数も多いので省略させていただきます。
 4年間コロナで思うように活動できませんでしたが、令和2年新たに入会された方は4名、退会された方は13名、内5名亡くなられました。令和3年入会された方は5名、退会された方15名、内亡くなられた方5名。令和4年入会された方は17名、退会された方24名、内亡くなられた方12名、亡くなられた方が増えてきています。令和5年入会された方は14名、退会された方10名、内亡くなられた方5名。
 東海支部長、悠声会が立ち上がった時から活動された方、沖縄にいらした方(女性の方)は昨年亡くなられました。お世話になった方が亡くなられました。ご冥福をお祈りいたしますので、黙とうをお願いいたします。
 これからも引き継いで行かなくてはと思っております。
 今日は福岡国債医療福祉大学の石川先生がお見えになっております。ご挨拶お願いいたします。

【福岡国際医療福祉大学 石川先生】
 こんにちは、福岡国際医療福祉大学の石川です。10月にもお話させていただきましたが、悠声会には第3回から参加させていただきまして、発声の指導、嗅覚の指導も手伝わせて頂きました。
 プロヴォックスができた事で、発声ができるようになりましたが、嗅覚の方は94%の方に障害があります。今回嗅覚を回復させる機械をつくりましたので、皆さんにぜひ協力していただきたいと思います。
 先月父が脳梗塞で倒れまして、CTでは何でもないと帰されましたが、夜中にもう一度倒れました。病院をそんなに信用しない方がよいと思いますが、帰ったほうが良いと言われても、帰らないで頑張ったほうが良いと思います。しびれが出たら、MRIを撮る、撮ってもらうまで頑張る、自分自身は自分で守る。
 嗅覚のリハビリ希望の方は手を挙げてください。

【鈴木会長】
 石川先生の研究のお手伝いをされている、国際医療福祉大学の鈴木先生、ご挨拶お願いいたします。

【国際医療福祉大学 鈴木先生】
 コロナ渦の中、二人目の子供を出産しました。またお手伝いいたしたいと思います。
 よろしくお願いいたします。

【鈴木会長】
 今日はアトスさんの精鋭がいらしているので、板垣社長ご挨拶お願いいたします。

【アトスメディカル 板垣社長】
 今日は今年最後の定例会で忘年会にも参加させていただきます。
 私どもの活動は、コロナが5類になって、海外の方も戻ってこられて、私どもの活動も、インターネット、ハイブリットの両方でやっています。
 今年に入ってから4回もスウェーデンに出張しました。
 今日は6名参加させていただきました。皆様のお役に立てるように頑張っていきたいと思います。

【鈴木会長】
 今日は皆様の名札をつくりましたので、着けてください。

【小泉副会長】
 こんにちは、副会長の小泉です。
 先週淡路島へ行って、帰りに京都へ寄って来ましたが、京都も新幹線も混んでいて大変な状況でした。
 その前に、先月プロヴォックスを交換しましたが、2~3日経つと漏れ始め、その後は漏れなくなってきます。定例会の記録の中で、漏れの話題が占める割合が一番多いと思います。漏れによるストレスが一番厄介です。
 今までTさんの指導を受けてフラッシングで漏れを防いでいましたが、交換してすぐに漏れるということはどの様な事なのか考えてみました。
 木村副会長も交換後すぐに漏れて、なじんで落ち着くと漏れなくなる、とおっしゃっていました。 
 これはプロヴォックスの食道側の弁が非常に薄いので水分がしみ込んでしまうのではないかと考えました。水分の侵入の妨げになる物で固まらないものをブラシで塗布すれば良いのではと考え、フロリードゲルを塗布したところ全く漏れなくなりました。
 私は、フラッシングと朝1度のフロリードゲルを併用することで、今は漏れのストレスから開放されました。

【木村副会長】
 ここの所寒暖差があって、朝起きると頭が痛くて調子が悪く辛い毎日を過ごしています。
 2006年に喉頭摘出し、丸17年になりますが、あっという間でした。当時、今後どうなるのかと恐怖に駆られていた記憶があります。
 当時は悠声会、アトスも無かったのと病院も食道発声一色で、食道発声では仕事は無理だと思いました。ネットで調べたところ、ヨーロッパではシャントでスムーズにしゃべっている報道があり、病院で確かめたところ2~3例シャント発声の事例があって、シャント手術をやりました。
 私の場合はうまくいって以前のようにしゃべれるようになりました。これからも、このような経験を話して協力して行こうと思います。
 先月のフリーハンズの後にカラオケへ行って、会長も5~6曲歌いました。
 なんといっても発声練習にはカラオケが一番なので、皆さんもいっぱい参加してください。

【Iさん】
 横浜から来ています。ELとシャントを併用しています。
 来月新年になったら初詣に行かれると思いますが、お願いする前に住所氏名を言ってからお願いするようにしてください。

【Hさん】
 高崎から来ました。
 シャント手術をして7年になりますが、がん研有明病院で患者会があって出席していました。
 3月で仕事をリタイアしまして、最近また何か仕事に就こうかと思っていますが、皆様から色々教えて頂きたいと思っています。
 よろしくお願いいたします。

【Mさん】
 こんにちは、和光市から来ましたよろしくお願いいたします。
 プロヴォックスを入れてから今年の10月で10年になりました。ここ1カ月たて続けに3回取り替えていますが、主治医に異常はないと言われました。
 忘年会は参加できませんが、楽しんでください。

【Sさん】
 船橋から来ました。
 私はプロヴォックスにしてから2年ですが、やっと付き合い方がわかってきたと実感しています。 今は腰痛で悩んでいます。

【Sさん】
 世田谷から来ましたSです。
 私の病気を知らなかった親戚と会って、何とか話しができて良かったと思っています。
 私は去年の10月にプロヴォックスを入れましたが、これ以上大きく声が出ないので、騒がしい所では相手に声が聞こえません。
 皆様のお知恵を教えて頂いて行こうと思っています。

【Tさん】
 こんにちは。2月に大丈夫だからと太鼓判を押されて、あっという間に手術をして退院しましたが、その時は夢かと思いました。
 その後検査をするのが怖くなり、CTを撮ろうと言われ、またやるのかと思って気持ちが落ち込みました。
 前よりは強くなったと思いますが、3年前に参加した勉強会は2回休みましたが、これからも参加して行こうと思います。

【伊藤理事】
 横浜から来ました。
 丸々2年になりますが、がんセンターでCTを撮りましたが、問題はないということなので安心しました。CT検査をするまでドキドキで、大丈夫だと言われた時は先生に抱きつきたい程嬉しかったです。
 ここへ来て、先輩方が10年20年経ったと話されると心強いです。

【Kさん】
 こんにちは、やっと初めて自分の声で挨拶できます。
 昨年の10月に全摘手術をして、2月にシャント手術をしましたが、声が出ませんでした。 同じような方を紹介されて、ここまで声が出る様になりました。
 よろしくお願いいたします。

【Kさん】
 東京で伝統工芸の作家をやっていて、昨年の9月に全摘手術をし、12月にシャント手術をしまして、悠声会へ入って先輩方から指導されています。
 最近検査をして、2月に精密検査をする事になりました。今後ともよろしくお願いいたします。

【Tさん】
 町田から来ています。
 2007年5月にがん研有明病院で空腸移植手術をし、その後プロヴォックス手術をして、現在に至ります。 手術後の検査は嫌だと思いますが、あっという間に5年10年経って、私は17年経ちました。
 5月に完全に仕事をやめましたが、これからは悠声会に出席してお役にたちたいと思います。

【Yさん】
 悠声会の落ちこぼれです。先日がん研有明病院で、食道が開いていないので、声を諦めろと言われました。
 この間コンビニで、Suicaでお願いしますと言ったら、スイカは売っていませんと言われました。あんまり気にしないで落ち込まないで、ここへ来れば楽しく話が出来れば良いと思っています。

【Iさん】
 今年1年を振り返ってみましたが、舌がんの手術をして、90数%大丈夫だと言われました。舌が痛いので見てもらいましたが、大丈夫だと言われました。検査をしたら、がんだったので先生に謝られました。
 ヤマト運輸に問合せをしましたが通じませんでした。AIはまだまだなのかと思いました。もう少し研究が必用だと思いました。

【Wさん】
 宜しくお願い致します。

【Yさん】
 市川から来ていますYと申します。
 去年の11月に手術をして、1年になります。色々と悩むことが多いのですが、食道発声をしようと銀鈴会に入りましたが、食道発声ができなくて、私にはシャント発声が良いのだと思い病院に相談しました。
 プロヴォックスが入らないと言われ、今はボイスレッドリバーで話しています。口の周りにスピーカーを入れて話すことができますが、まだまだ悩む事が一杯です。どうぞ宜しくお願い致します。

【Kさん】
 調布から来ています。
 昨年の8月に免許証の更新をやりましたが、昨年の更新は100点で問題ありませんでしたが、このところ認知機能が落ちてきて弱ったと思っています。
 喉のほうはこんな声が出ていて、食べる方も解消していますが、弱っているのは、2年前に白内障の手術をしましたが、今になって悪くなり、後発性白内障だと言われました。
レーザー治療を今週右目からやる予定です。
 最近始めたのは、マージャンと古典の勉強で、古事記と日本書紀をやっています。中々進みませんが必死になっています。
 来年はどうなっていくかわからないので、皆さんよろしくお願いいたします。

【Kさん】
 2年前に喉頭摘出し、昨年2月にプロヴォックスを入れ、今年は5月に胆のうを取り毎年病院へ行っています。
 最近ラリボタンに変えて少し声が出る様になりました。来年も頑張っていこうと思っています。よろしくお願いいたします。

【Wさん】
 82歳です。楽しみは晩酌と、週2~3回の仲間とのテニスです。
 飲み会等で困るのは、声が通らないのですが、仲間なのでジェスチャーを等で通じます。
 家のインターホン等で通じないことはありませんが、電話では「ハイ」の代わりに、「オーケー」「了解」等を使っています。
 来年も皆さんに教えていただいて、良い年になればと思っています。

【矢野監事】
 千葉から来ています。
 プロヴォックスを入れて3年2カ月、もう少し声が大きくなればと思っています。医者から声が大きくなるのは難しいと言われています。アトスさん、声が大きく出るプロヴォックスができませんか。
 お店でBGMが流れている時は声が通りません。この会で勉強したいと思っています。
 今年初孫が生まれて、ラインで写真が送られてきます。来年はできるだけ前向きになるようにしたいです。

【鈴木会長】
 矢野さんのお話で、声が大きくという事ですが、今年、プロヴォックス抜いて入れなおしまして、声が変わるのかと思っていましたが、実際は前とあまり変わらないです。不思議というか人間の喉の構造はその人の個性なのか、それによって大きい声、高い声、それぞれなのではと思います。その人の個性になるのではと思います。そのような研究をアトスには調べてもらって欲しいです。
 Wさんは頑張っていますが、この場に82歳の4兄弟がいます。私も悠声会に入って先輩たちが沢山いて、先代の会長が亡くなられたのも82歳でした。その年になったので、いつ死んでも仕方がないと思っています。

【福島理事】
 私もがんになって10年で、この間CTを撮って、術後10年異常なしでした。術後の1~2年と違って検査が気になることは無くなりました。
 私は68歳であと何年仕事をするのか、仕事を辞めてからどうするのか悩みです。
 仕事がないと1日一言もしゃべらないので、続けて仕事をしていたほうが良いのではないかと思っています。
 ここ1~2年色々な病気になって、歳をとると徐々に出てくると思っています。今日は朝から声が出しづらいのでこの辺にしたいと思います。
 何か質問等ございますか。
 それでは、定例会を終わります。

【小泉副会長】
 この後、忘年会となりますが、会場の都合で15時30分からとなります。
 フリーハンズの会は22日に行いますので、参加してください。