悠声会九州支部

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悠声会九州支部第70回定例会報告

1 開催日時

平成30年4月1日(日)14時00分〜16時00分

2 開催場所

福岡県吉塚合同庁舎5階 ボランティアセンター会議室
(福岡県NPO・ボランティアセンター)

3 出席者

悠声会(東京)役員2名   会員 12名   家族 2名   見学 2名
言語聴覚士 2名   (株)アトスメディカルジャパン 2名            合計22名

4 進行係

今月は、Kさん司会進行のもとに進めました。

5 開催内容

○ 司会Kさん

 今日は、東京から鈴木会長と片岡理事がお見えになっております。後程お話をして頂きたいと思います。

○ 支部長

 まず皆さんにお知らせですが、本年1月25日に、九州支部会員のH様がご逝去されています。奥様から連絡がありました。ご冥福をお祈り致します。

○ 鈴木会長

  • 昨年の2月に、前の会長の土田さんが亡くなられた後を引継いで、1年一寸経ちました。1年経って、少しいろんな事も分かって来ましたので、また今年度、頑張ってやって行きたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。今、支部長から紹介ございました、会員の方が亡くなられた事、非常に残念な事でございます。こうやって集まっておられる方皆さん、お元気でお見え頂いています。そういう元気さ、健康を維持して頂ければなという風に思います。
  • 日常生活用具の陳情関係ですが、この3月で、151カ所という市区町村に認めて頂いたわけですが、この4月に入りまして、九州では大牟田市が認められたということで、大変喜ばしいことだと思います。また、これをどんどん増やして行くように、我々も頑張って行かなければと思っております。最後に、世界中の最高峰を踏破した女性登山家で、晩年癌を患われて癌と闘いながら、なおかつ山登りを続けたという元気な方の言葉で、「病気になっても病人にはならない」と言う言葉があります。この言葉を忘れずに過ごしていければと思います。

○ 片岡理事

 昨年の12月に初めてお邪魔して、4ヶ月振りです。プロヴォックスの手術をして、悠声会に入って皆さんペラペラ喋っているのを見て、凄いなという思いを致します。積極的に健常な人とどんどん喋る様にすると、だんだん声が出る様になってきて、気持ちの持ちようでどうでもなるなという風に感じます。皆さん、健常人と同等で頑張りましょう。

○ 支部長

 日常生活用具給付陳情活動関係について、福岡県大牟田市が、4月1日からの給付が決定しております。大牟田市のホームページに登載されています。また久留米市については、先の3月、市議会でも質問頂いていますが、今回認定がなければ、再度市役所へ要望書を提出予定にしています。 今後も未認定の自治体に対しては、積極的に陳情活動をして参りますので、皆様のご協力よろしくお願いいたします。

○ 佐藤先生

 急に暖かくなり温度変化が激しいので、体調に気を付けて下さい。今日、黄砂とPMも飛んでいるので、皆さん人工鼻を着けているとはいえ気を付けて頂き、もし吸引器を持っておられたら、吸入されたらいいかなと思います。それでは体操からやって、臭いのテストもしていきます。

○ 石川先生

 皆さん元気でいらっしゃるのが一番ですので、そうなっていくように、我々もいろいろ頑張って行きたいと思いますので、皆さんも一緒に頑張って行きましょう。今日もカウンセリングがありますので、発声の練習や、一寸困ったなということがありましたら仰って下さい。

○ (株)アトスメディカルジャパンさん

 ≪新しい人工鼻の販売開始のご案内≫
  ・プロヴォックスルナHME・ルナアドヒーシブ〜就寝時等に特化した人工鼻
  ・プロヴォックスマイクロンHME.〜インフルエンザや花粉症の流行期

○ 司会Kさん

 見学者の方から、シャントの基本、習得期間、経費、メリット・デメリット等について質問が来ています。フリート−クの中で、全般的に皆さんからお話頂ければ、質問の回答になると思いますので、よろしくお願いします。

○ 会員Yさん

 遊離空腸再建者は、一寸声を出し難い面はありますけど、この程度は喋ることは出来ます。特に練習期間というのは、そんなにいらないと思います。 

○ 会員Oさん

 私も遊離空腸ですけど、習得はプロヴォックスを着けたその日から喋れました。でもかすれ声です。我々遊離空腸者は、大体こんな感じのかすれた声が多いですね。

〇 見学者(北九州市在住N様)の奥様

 会話と食欲は戻って来ていますが、食事で飲み込むのに日によって飲込めないこともあり、苦労しています。

○ 会員Kさん

 私は喉頭癌で、当初食道発声で3年間練習したけど全然声出なくて、即プロヴォックスを入れたら、次の日には声が出た。シャントで会話がスムーズに出来ると、気持ちが明るくなります。

○ 鈴木会長

 声の問題が大き過ぎて陰に隠れがちですが、鼻を使いませんから臭いを感じ難い欠点があり、これはある程度トレーニングすることによって回復します。飲み込みは、人によってかなり差があるので、食べ物、食べ方に工夫する必要があります。大きなメリットは笛が吹けます。笛を持っていることによって、何かの時に助けを呼ぶことが出来ます。

○ 会員Iさん

 就職が決まって、先月16日から行き始めました。そのうち慣れてきますからと言われて頑張って行っています。

 今回は、悠声会東京本部から、鈴木会長と片岡理事にも出席頂き有意義な意見交換が出来ました。また定例会と併行して、言語聴覚士の先生から準備体操と発声練習やカウンセリング等を受け、会員相互のフリートークでは、近況と、本日見学のN様の質問に対する回答やアドバイスがなされ、更には先月見学時に入会希望されていたNさん(飯塚市在住)が、本日悠声会へ入会される等、充実した例会となりました。例会終了後には、博多駅近くのお店で懇親会を開催し、和やかな雰囲気の中に親睦を深め、楽しいひと時を過ごしました。

※ 次回は、平成30年5月13日(日曜)、時間は、13:00〜15:00
  場所はNPOボランティアセンター5階会議室です。
  Nさんの司会で行います。

悠声会九州支部 
支部長 口石清人