悠声会九州支部

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悠声会九州支部第49回定例会報告

1 開催日時

平成28年7月3日(日)13時00分〜15時00分

2 開催場所

福岡県吉塚合同庁舎5階 ボランティアセンター会議室
(福岡県NPO・ボランティアセンター)

3 出席者

会員9名   見学(医師2名 家族5名)7名   言語聴覚士1名
潟Aトスメディカルジャパン 1名                        合計18名

4 進行係

今月は、Oさん司会進行のもとに進めました。

5 開催内容

○ 報告(支部長)

・陳情活動報告

 6月30日に、福岡市保健福祉局を訪問し、喉頭摘出者用人工鼻の日常生活用具認定自治体リストを提出し、給付認定に向けて再要望してきました。担当課長さんからは、前向きに検討していきますとの返事をいただいております。

○ 見学者の紹介

・ご家族H様と主治医

 福岡市西区から、患者さんのご主人とご家族、主治医のM医師・O医師の見学で、将来的にシャント術を考えられて、喉頭気管分離手術の会員からも直接話を聞き勉強したいと参加されました。

・ご家族S様

福岡市中央区から、息子さんが悠声会の情報を同僚の方から勧められての見学で、父親の声の出方が低くなって来ていて心配になり、生の声を聞いていろいろ情報を得たいとの事でした。

○ 佐藤先生

 暑い日が続いていますので、脱水に気を付けていただければと思います。水分を取られて日陰等でゆっくり休まれるのも大事になってくると思います。

○ 会員Yさん

 山笠の季節で衣装を着ています。今日も午後3時から子供山笠をやるので早めに引き揚げます。

○ 会員Kさん

 声を出すことが優先順位だったので、プロヴォックスを選択して今に至っています。あと10年、20年経って肺の力が弱くなった場合の問題がありますが、今はシャント発声でいいのかなと思っています。

○ 会員Fさん

 私は、下咽頭癌はじめ7回の癌宣告を受け、全摘後胸の筋肉で食道再建しました。電気喉頭機を使用していましたが、話すことを第一で考えるとコミュニケーションが上手く取れなかったので、悠声会の情報でプロヴォックスを留置して話すことが出来て満足しています。声を失くしても一番いい発声方法を探したらいいと思います。

○ 会員Nさん

 喉頭全摘手術を受けた後、最初味覚が全然駄目でしたが戻ってきました。悠声会に入会して5年になりますが一人では前に進まない。悠声会は先生方やメーカーの方も来られて為になっているので感謝しています。また毎回楽しみに定例会に出てきています。

○ 会員Tさん

 先週プロヴォックスの交換でベガUの新しい大中小のうち、中のプロヴォックスを入れましたが、以前のものに比べて大分話しやすくはあります。私の場合、小腸で食道再建しているので声が皆さんみたいに出し辛いところはありますが、何とか会話は出来ております。

○ 会員Yさん

 脳幹血栓で手術を受けて、いまだに左半身麻痺があります。喉頭気管分離手術を受けています。昨年1月にプロヴォックスを入れました。ヘビースモーカーでしたが物理的に吸えなくなって、今は本当に元気になりました。

○ 会員Oさん

 プロヴォックスの周囲から漏れがあるので、先月プロヴォックスのエクストラシールを埋め込みました。今は水を100回飲んで98回は漏れません。個人差があるので何とも言えませんが、私は全くほぼ漏れません。

○ 会員Sさん

 私の父は喫煙者ではないのですが、喫煙しない方でも喉の癌は発症することがあるのか気になっています。

※回答(佐藤先生)

 喫煙される人の方が喉頭癌に関して圧倒的に多いと聞いています。ただ喫煙されてないからと言って全く発症しないとは言えないです。

○ 見学O先生

 肺活量によって声が出るかどうかが非常に重要になってくると聞いていますが、皆さん肺活量を高めるために何か運動とかされていたらお話をお伺いしたいです。

※会員Oさん

 個人差で、症例や空腸の長さの違いとかいろいろ声の出方は違ってきますが、私の意見として肺活量は特別関係ないです。

 今回も、いつものように定例会と併行して、言語聴覚士の先生からリラクゼーション体操と発声の指導を受け、はじめに見学者からの質問に対する回答や助言を行い、近況報告では、会員相互のフリートークで楽しく語り合う例会となりました。また見学者の方々には、実際に会員の発声や会話を聞かれてシャント発声に感動され、多くのことを知ることが出来大変勉強になりましたと喜んで頂きました。

※ 次回は、8月7日(日曜)、時間、場所は同じです。
  Kさんの司会で行います。

悠声会九州支部 
支部長 口石清人