悠声会九州支部

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悠声会九州支部第80回定例会報告

1 開催日時

平成31年2月3日(日)13時00分~15時00分

2 開催場所

福岡県吉塚合同庁舎5階 ボランティアセンター5階会議室
(福岡県NPO・ボランティアセンター)

3 出席者

会員 13名    家族2名    見学者1名    言語聴覚士4名
(株)アトスメディカルジャパン2名                       合計22名

4 進行係

今月は、Iさん司会進行のもとに進めました。

5 開催内容

○ 司会Iさん

 第80回九州支部定例会を開催します。今日は、大勢の見学の方がお見えになっております。
後で支部長から紹介して頂きたいと思います。まず支部長から、報告をお願いします。

○ 支部長

 多数のご出席、有難う御座います。先月例会以降からの、主だった活動等報告するものはありません。
本日は、福岡市在住の患者S様及び大学病院言語聴覚士の先生2名の見学と、アトスメディカルジャパンから新旧交代で2名出席されています。後程、ご挨拶よろしくお願いします。

○ 佐藤先生

 インフルエンザが流行っていますので、気を付けて下さい。今日は、大学病院の言語聴覚士の先生に見学の声掛けをしていました。先生方の病院では、プロヴォックスの患者さんはおられないようですので、皆さんで巻き込んで下さい。

○ 石川先生 

 嗅覚研究の協力、よろしくお願いします。以前私が行なったアンケートの調査では、病院でリハビリを受けた方が4パーセントしかいませんでした。嗅覚のリハビリで困っている人は、94パーセントです。訓練の効果を上げて行き、データーを積み上げて、学会にも出して行こうと思っております。効果があると、病院でやってくれるかなと思いますので、協力よろしくお願いします。

○ アトスメディカルジャパンOさん

 九州担当を離れる事になってしまって、北の方を担当することになりました。2年間、九州を担当させて頂き、本当にお世話になりました。社内にはおりますので、今後ともよろしくお願いします。

○ アトスメディカルジャパンOさん

 初めまして。今年1月に入社しました。大変荷が重いような気持ちですが、皆様のお力になれる様に頑張って行きたいと思います。西日本全般を担当することになっておりますので、今後ともよろしくお願いします。

○ 司会Iさん

 次に、言語聴覚士の先生、コメントお願いします。

○ 言語聴覚士K先生

 当院でも、喉頭摘出の患者様が少しいらっしゃいます。そういった中で、最適なリハビリテーションであるとか、患者さんに必要な情報が非常に求められているなと感じております。当院では、まだシャント発声をしている方を実は私も経験したことがなくて、今回勉強させていただければと参加させて頂きました。

○ 言語聴覚士H先生

 同じく、大学病院で言語聴覚士をしています。山王病院で声のリハビリの見学をさせてもらって、そこでこちらの悠声会をご紹介頂いて、今回見学させていただくことになりました。今後ともよろしくお願いします。

○ 司会Iさん

 フリートークを始めたいと思いますが、まず見学のSさん、何か聞きたいことがありましたら、仰って下さい。

(支部長)
 Sさんは、今年1月にプロヴォックス手術されていますが、声の出し方が分からなくて上手く発声が出来ず、また気管孔周りの皮膚が荒れてアドヒーシブの貼る要領が分からず、実際のやり方を皆さんから教わりたいので、アドバイスお願いしますとのことです。後で石川先生にカウンセリングをお願いします。 

〇 会員Yさん

 会員のSさんから紹介がありました、への字型吸引管でプロヴォックスの周りの痰を取ると言う事でしたが、私も当初は30センチ位の長いカテーテルでしていましたが、今は金属製の吸引管を吸引器のホースに接続して使用していて、簡単に痰の吸引が出来ています。今は業者から購入できるようです。

○ 会員Oさん

 二ヶ月参加できなかったのですけど、元気でバイクに乗って相変わらず走り回っています。

○ 会員Kさん

 今は痰を出すだけの肺のパワーがあるので自力で取れますが、いずれ肺のパワーが無くなった時には、吸引器に頼る必要が出てくるなと思っています。今困っているのは、横になる時に首を高くしないと唾が戻ってきます。首を高くして横になると首が痛くなり、声まで出なくなりますが、問題はどうしても、横になった時に唾が溜まるのは避けられないなと思っています。

〇 会員Iさん

 今度、また胃カメラの検査をすることになっています。今までアルコールを控えていたのですが、この頃また毎日飲むようになって、検査の日が心配です。

○ 会員Nさん

 今日は節分で明日は立春ということで、暦の上では春が来ますけど、私個人としては、29年度は食道癌の手術で一年間大変でした。昨年手術して1年目の検査で何もなく、1年間過ごしてきました。今月また検査がありますが、何もなかったら、初めて私の春が来るとの状況にあります。

○ 会員Yさん

 私の場合、気管孔部の深さがあるので、アドヒーシブをいろいろ使ってみましたけど、やはりエクストラベースが一番いいようです。今のところ上手くいっています。

○ 見学者Sさん(ELで会話)

 シャントで声が出るという新聞記事を読みましたので、今年1月にプロヴォックス留置手術をしてもらいました。入れたら声が出ると思っていましたら、一週間経っても声が出ませんでした。
相談してここを紹介してもらったので、皆さんの知恵を借りたいと思って来ました。よろしくお願いします。

〇 会員Nさん

 1月末にCT検査をして、異常がないと言う事でホットしています。外に出る機会があまりないので、この会でいろいろ情報を得て、また吸引器も利用してみたいと思います。

○ 会員Yさん

 昨年の秋から、肺がん治療後の定期検査を受けていましたが、血液検査で腫瘍マーカーが治療後の時から比べたら3倍くらいになって、MRIの検査や今年1月にペット検査を受けましたがそれも異常はなく、様子を見る以外にないと言う事で、今月また検査に行ってきます。こうして皆さんとお会いすることが励みになって、大事な悠声会と思っています。

〇 会員Tさん

 私も逆流性食道炎で非常に苦しんでいます。横になったら全部逆流して、最近酸味が強くなり、プロヴォックスの周りにかなり刺激が来て咳き込みが酷く、大変です。鼻からの内視鏡検査も出来なかったです。単純喉頭摘出と違って、遊離空腸は特に酷いです。付き合っていくのは大変ですが、それらに負けずに皆さんと話したり、対応策を教えてもらったりしながら頑張って行きますので、今後ともご指導の程よろしくお願いします。

○ 佐藤先生

 食べたり飲んだりして直ぐ横になると胃酸とか逆流しやすくなりますので、皆さん日常的に気を付けてもらうとしたら、直ぐ寝ないとか、月並みな事を注意して頂く形になるかなと思います。

〇 会員Fさん

 今、先生にフリーハンズに換えてもらいました。
 今のところ十分話せるし、息も苦しくない状態で、調子はいいです。

○ 司会Iさん

 私は自分の力で痰を出せるからと、4年間吸引をやめていました。前回の例会後、吸引をするようにしたら、物凄く楽になりました。すっきりしますので、使いこなしたらいいと思います。

 今回もいつものように定例会と併行して、言語聴覚士の先生から準備体操と発声練習等を受け、その後会員相互のフリートークでは近況を語り合い、また見学者にあっては先生のカウンセリングで声も出る様になり、皆さんからの多くのアドバイスもあり、大変喜ばれていました。さらには見学の言語聴覚士の先生方には、今後の例会参加継続と協力をお願いして、有意義な例会となりました。

※ 次回は、平成31年3月3日(日曜)、時間は、13:00~15:00
  場所はNPOボランティアセンター5階 事務所内フロアです。
  Oさんの司会で行います。

悠声会九州支部 
支部長 口石清人