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第73回 悠声会報告書

開催日時 : 平成25年9月8日(日)13:00〜15:00

開催場所 : 東京都障害者福祉会館2F 教室(リハビリ 同室)

出席者  :  役員8名 会員21名 見学者7名 医師1名 言語聴覚士5名 アトスメディカル4名
        計46名出席

報告事項

  1. 8月18日(日)「悠声会福岡支部」に亀井先生、会長、副会長で参加
  2. 人口鼻の日常生活用具認定の陳情活動の実施 8月13日目黒区 16日海老名市 21日武蔵村山市 22日さいたま市 28日練馬区 30日藤沢市 会長、高野理事、若月監事で実施、別に16日日野市 28日国分寺市をH会員が実施

会員個々による発言

 役員より順番に近況報告を行った、Sさんはプロヴォックスを入れて3年経過、ラリボタンを使用しているが、着けつづけると気管口が荒れるので、寝るときはアドヒーシブを着けて寝て翌日は剥がれるまでそのままでいるそうです。Nさんは亜全摘で気管口を開ける必要もなく喉頭は残っているので声はすぐ出ましたが誤嚥肺炎が危険なので予防のリハビリは欠かせません。Yさんはまだ30代と若く3年前に全摘、1年前にプロヴォックスを入れ悠声会で亀井先生はじめリハビリを受け速やかに声が出るようになり、今年の2月に仕事に復帰、趣味のサッカー観戦、英会話等も再開、本人が一番びっくりしており充実した生活が戻ったそうです

質疑応答

全摘と決まりその後プロヴォックス挿置手術をしたいのですが、最近同時挿置の手術もあると聞いたのですが?
悠声会の会員の中でも同時装置の方はごくまれです、まず全摘の経過を観察し良好なことを確認してからプロヴォックスの挿置を行うという考え方の病院が多いようです
全摘して1年半首のツッパリと肩ががちがちですが治らないのでしょうか?
首や肩がこるのは避けられないのでストレッチをしたりマッサージを受けたりして少しずつ抑える程度で完全に回復は難しいのでは
下咽頭がんで食道再建ですが喋っていて詰まって話せなくなることがよくあるのですが?
食道再建は日本では主に空腸(小腸の一部)を摘出した食道に置き換えるものでしばしば腸固有の蠕動運動がおこりその時は喋れませんのでしばらく待って治まってから話し始めてください、欧米では食道再建に皮膚管移植と言って胸の筋肉を筒状にして食道に移植するケースが多く、これだと蠕動運動は起こらないそうです

以 上

発行者:土田 岩瀬 高野