第176回 悠声会報告書 
          (令和5年度 第4回)
          開催日時 令和5年7月9日(日)13:00~14:40 
        開催場所 東京都障碍者福祉会館 2階 教室 
               リハビリ 集会室Eで実施 
        出 席 者  会員 22名(家族3名)  見学者4名(家族2名) 
		     がん研有明病院言語聴覚士 工藤さん   アトスメディカル社員1名 
        【那須理事】 
           7月の定例会を始めます。 
           今日は鈴木会長は欠席で。小泉副会長ご挨拶お願いいたします。 
        【小泉副会長】 
         こんにちは。鈴木会長は12日から入院のため今日は欠席されますので、代わりましてご挨拶いたします。 
         鈴木会長は声が出にくくなり、プロヴォックスを一旦抜いて、再びプロヴォックスを入れる予定で、まずは今月一杯入院の予定です。 
         何かと不慣れでご迷惑を掛けるかと思いますが、宜しくお願い致します。 
         私は、江戸川区の区民農園で野菜を育てていますが、トマトの剪定でしゃがんだ時に膝を痛めて、救急車を呼ぼうと思ったくらい痛かったです。今はリハビリに通っていて、理学療法士に歩き方や、歩く時の姿勢で膝に負担がかかっていることを指摘指導され、おまけにゴルフの身体の使い方までレッスンされました。今まで良しと思っていたことが真逆だったり、非常に勉強になりました。 
         今日は見学の方が4名いらしております。ご挨拶お願いいたします。 
        【見学者Wさん】 
         今日入会します、Wです。よろしくお願いいたします。 
        【見学者Yさん】 
         よろしくお願いいたします。 
        【見学者Kさん】 
         入間から来ました、よろしくお願いいたします。 
        【見学者Hさん】 
         5月末に手術をしました。今はまだ練習中で、先々週に「あいうえお」が、しゃべれるようになりました。 
         今日はよろしくお願いいたします。 
        【那須理事】 
         10日前に腰を打って、ベッドから起きる時に大変です。家ではコルセットをつけてます。 
         それでは自己紹介をお願いいたします。 
        【木村副会長】 
         こんにちは、副会長の木村です。 
         4月からフリーハンズ勉強会を、10日後の水曜日にやっています。よろしかったら参加してください。 
         
        【Wさん】 
         フリーハンズをやっていますが、どうも上手くいきません。1週間ほど前に声が出にくくなって不安になりましたが、焦らずに首をマッサージしたら声が出る様になりました。 
         練習を重ねようと思います。 
        【福島理事】 
 入会して9年になります。フリーハンズで話していて、仕事に行っていてちょっと大きな声を出さないといけないので、押さえて話しています。 
 夏はアドヒーシブがはがれやすくなります。3日持たせるのが最低限で、1か月分30枚で3カ月持たせています。 
 下咽頭がんなので、時々声が詰まってしまいます。 
         
        【Sさん】 
           病気をしてからあまり動かない人間だったので、プライベートレッスンでヨガを始めました。とても身が軽くなって調子が良くなりました。 
         
        【Mさん】 
         こんにちは、和光市から来ました。 
         今公園で、1万歩目標で頑張って歩いています。頑張って歩きだしたら、調子が良くなってきました。 
         車庫の上にプランターを7個置いてオクラ、ナス、キュウリ、トマト、パプリカを育てています。パプリカは沢山生っています、楽しんでいます。 
         今日も東上線で障碍者マークを見て席を譲って頂いて、山手線では譲ってくれませんでした。 
        【伊藤理事】 
         横浜から来ました。 
         2年前に有明で喉頭摘出し、翌年5月にプロヴォックスを入れました。 
        身体は元気ですが、しゃべれない事で一時落ち込んでいました。悠声会で皆様に助けられて、ここまで来ました。皆様も頑張ってください。 
         先月、急に声が出なくなって、始めて脇漏れして水分が漏れました。 
        プロヴォックスは日々戦いで、何年か経つとまた何か問題が出てきます。このような会はとても有難いと思います。 
        【Sさん】 
           こんにちは船橋から来ました。 
           私は慈恵医大で喉頭がんの手術をして、10年後に再発し、がんセンターで手術をして、1年7カ月経ちました。慈恵医大で放射線治療をしまして、後遺症が大変でした。 
         
        【Tさん】 
         先月の6月10日に肺がんの手術をして、1週間で退院しました。 
         2月に3年目の健診でMRI検査をして先生から駒込病院へ行くように言われ、すぐに手術をしました。今となれば手術をして良かったと思います。 
         今はまだ咳をすると痛みが走ります。がんの告知で嫌な思いを何回もしてきましたが、また今回も家族に嫌な思いをさせました。検査は必要だと思います。 
         
        【Kさん】 
           12月に手術をして悠声会を参考にしています。 
           しゃべれる時と、そうでない時の差があります。       
        【Yさん】 
       発声の練習をしなかったら声が出なくなり、親戚の叔母さんと電話で1時間話したら、めまいがしました。発声練習は続けなければいけないと思っています。 
      【Uさん】 
       私は東上線と地下鉄で1時間10分かかります、家から駅まで10分歩きますが、家でゴロゴロしていても良くないので、出てきました。 
       プロヴォックスのお世話になって9年になりますが、フリーハンズで話しています。私の場合は手で押さえても、フリーハンズでも変わりはありません。 
       帯状疱疹のワクチン接種をしました。私の甥が帯状疱疹に苦しめられたので、ワクチン接種をしました。帯状疱疹ワクチンは1週間位痛かったです。 
      【Tさん】 
 私は2009年に下咽頭がんの手術をしましたが、食道発声が出来なくて2010年9月にシャント手術をしまして、13年経ちました。 
 私たちにとって夢のような事ですが。 
		  
		    - 声を出してゲラゲラ笑えない。
 
			  - 「はひふへほ」が発音できない、練習をしても中々出来ない。
 
		    - ハーモニカ、吹くことが出来ない。
 
		    - お蕎麦、うどん、吸うのが難しい。
 
		    - 物を食べながらしゃべることが難しい。
 
		   
      【Wさん】 
          こんにちは、新しい方も目立ってきて驚いています。 
         私はMさん、Yさんと同い年で82歳です、元気です。 
         私は先日がん研有明病院で胃がんの手術をしましたが、6月の検査で異常なしで安心しています。要は今を楽しんで元気で明るく過ごす事で、散歩は6千歩歩くようにしていて、テニスも週2~3回やっています。 
      【Yさん】 
         今、大谷が32号を打ちました、花巻から来ました、引きこもりのYです。 
         悠声会は男の会だったので、女性が増えてとても良いと思います。 
         食道が狭いので、おかゆと栄養補助食を飲んで、落ち込まない様にしています。82歳の同級生が沢山いて、会長も私より2カ月早いです。 
         ゲップが出ないで困っていて、食道を押さえて声を出していて、工夫をして声を出しています。 
         去年熱中症になりましたが、水が飲めないので苦労しました。お酒を飲めないで、ご飯も食べられないので旅行へ行けなくてお墓巡りをしています。 
      【Iさん】 
       藤沢から来ています。 
       このところ二つばかり初めての経験がありました。喉頭がんを患った方がいて内視鏡手術で喉頭がん手術をしましたが、ステージ4で内視鏡手術と放射線治療して、毎月検査をしていますが大丈夫だと言っていました。ところが、いきなりベロが黒くなって、医者から細菌の繁殖が原因で、ベロ専用の歯ブラシで洗浄するように言われ、治ったそうです。 
      【矢野監事】 
         千葉から来ました。 
         5年前に下咽頭がんで放射線治療しましたが、1年経って再発して、全摘しなければならなくなりました。 
         或るプロジェクトをやっていて、全摘で声が出なくなると言うので調べて悠声会を紹介されました。がん研有明病院で全摘手術をしてプロヴォックスを入れました。 
         退院して日常生活が出来る様になり、毎日通いながらプロジェクトを終え、6月に退社して、今もオブザーバーとして出席し議事進行をやっています。 
         会社へ毎日行っている事が喉を鍛える事になっていたので、仕事はなるべく続けて行った方が良いと思います。 
         練習をして良くなることと、ならないことがあり、最近エレベーター等で人と会って声を出すときに出ないことがあります。せっかくプロヴォックスをつけたので、挨拶だけはするようにしていて、普段から声を出す訓練をしています。 
      【Kさん】 
         私は調布から来ています。今日は調子が悪いです。 
         私は毎日散歩をやっていますが、毎日暑いので朝早く5時頃から散歩をやっていて、生活時間を変えてやっています。 
         プロヴォックスを入れて3年ちょっとですが、予想していたよりも厳しいと思っています。この病気は出口が無いですが、我慢すれば元に戻れるという見込みがないから辛いです。 
         がんをやっている人はリハビリや訓練をして元に戻っている人が色々いますが、他人と比べても仕方がないと思っています。 
         フリーハンズ用のバルブを付けているので、フリーハンズのほうが呼吸が厳しいので、週に2回でフリーハンズをしていません。アドヒーシブを着けていると肌が荒れるので、1~2回は肌を休めないとなりません。ウレタンのフィルターを着けていて、入浴の際はシャワーエイドを使えません。 
         私は孫が5人いて、遊びに来ます。先日、幼稚園の女の子が私の声がおかしいと気が付いていて、ちょっと離れていると声が通らないので、近寄ってきて声を聞いてくれます。 
      【Kさん】 
         先月6月2日に漏れが出て交換しました。 
         先日ディズニーシーに行って来て、二日間水上ショーを見てきました。 
      【Iさん】 
 千葉の白井から来ました。 
 これと言って変わったことはありませんが、こういう病気になる前は英語が専門で、それ以後英語をしゃべる気が出なく、チャンスが無くなりました。 
 元々は東京都で柔道の指導をしていましたが、それも出来なくなって非常に辛かったです。今は居直って運命と受け入れていて、落ち着いて生活をしています。 
      【Sさん】 
         5月にプロヴォックスの手術をして2カ月になりました、最近漏れてしまって3日間ストパーを着けて生活しましたが、意外と何とかなると思いました。 
      【木村副会長】 
         声が小さいというのは夢のような話で、喉頭がん下咽頭がんによっても違います。 
         電話でも喉を押さえてしゃべっています。電話はなるべく出る様にしています。 
         Tさんの声の欠点で「はひふへほ」は、練習すれば出来てきます。10日後のフリーハンズ勉強会の時は、練習しています。食べる時にはすすれませんが、別にすすらなくても問題ありません。 
         わたしは8月で74歳になりますが、頑張ってWさんに追いつけ追い越せで行きます。 
         Sさん、クリーニングでブラッシングで気を付けることは、食道に落とすことがあります、気を付けてください。 
         食事で良く引っかかるものは、パン、刺身の筋の多いマグロ、肉、よく噛まないとつっかえます。 
      【Yさん】 
 一つ一つ飲み込んだ時に、完全に飲み込まないと逆流することがあります。食道が狭い場合、完全に落ちない場合があります。 
      【木村副会長】 
         食べながらしゃべるのは、なるべくやらないほうが良いです。食道側に誤嚥したときは苦しいです。 
      【那須理事】 
       それでは定例会を終了いたします。  |