89回定例会

第89回　悠声会報告書

開催日時　平成２７年１月１１日(日）13：00～15：00

開催場所　東京都障碍者福祉会館　２階　教室
　　　　　　　リハビリは児童室Ｂにて実施

出席者　患者＋家族同伴　言語聴覚士（亀井先生、金﨑先生、吉田先生）　アトスメディカル名優社の５名の方々　　　計４５名

１．【土田会長挨拶】

　新年あけましておめでとう御座います。お正月はどの様にお過ごしでしたでしょうか？　
昨年はノーベル賞と良いお話しもありましたが、自然災害が多くて被害に遭われた方々にはお見舞い申し上げます。せめて年明けに明るい年で有る様に希望しております。悠声会としては4月から新会員が32名ありました。私も12年前には昨年入会された方々と同様な大きな手術をされて本人もご家族も悩まれたことと思います。悠声会に入った方は喋れる様になって明るくなって居られます。どなたもこの様な病気になるとはおもいもよらなかったと思います。新しく入会の方々も先輩方の情報を聞いて　明るい生活をして頂きたく思っております。

　今日の見学の方をご紹介します。
Ｍさん、イタリア在住でご主人がイタリア人で昨年6月手術してプロヴォックスⅡを付けて居られるとの事です。

【Ｍさん】
　今ご紹介のとおりで抗がん剤と放射線治療を10月まで掛かりました。イタリアではこの発声法の情報が少なくネットでこの会を知り見学させて頂くこととなりました。色々と教えて頂きたくお願い申し上げます。
　次はＫさんで　御主事が患者さんで娘さんがインターネットで悠声会を知りご婦人が見学に来られております。

【Ｋさん】
　主人が昨年12月3日に第1回の手術をＮ医科大で行いましたが術後具合が悪く再手術しました。喋れないと家の中まで暗くなり困った末、娘が調べてこの会を知りました。娘は博多に居りますので代わりに私が見学に参りました。よろしくお願い申し上げます。

【土田会長】
　Ｓさんは大ベテランです。道具を使わないシャント発声法です。いわゆる天津法とか神戸医大方式とか言います。

【Ｓさん】
　私は約20年前に仕事の関係から日赤医療センター和歌山で喉頭全摘手術を受けました。仕事の関係で声が出ないと致命的なのでこの手術（天津法）を受けました。色々と教えて頂くことは多いのではと思います。20年もやっておりますので　何がしかはご相談に乗れることも有るかもしれません。1年前に肺癌で右の肺を摘出手術を受けましたので手術前はもう少しは良い声が出ていたのですが。皆様よろしくお願い申し上げます。

【土田会長】
　Ｎさんは最近プロヴォックスを入れられた方です。それまでは食道発声でした。

【Ｎさん】
　今回はこちらにお邪魔するのは2回目となります。去年12月1日に手術をしてまだいれてから1ヶ月程度です。まだ慣れていないので　今日のお話しはこの程度で今後とも練習すれば良くなると思っております。これからもよろしくお願い申し上げます。

２．【各自の自己紹介・現状報告・抜粋】

【司会鈴木さん】
　それでは　いつもの様に各自の近況報告等を行って頂きたく思います。

【岩瀨副会長】
　副会長をしております岩瀬です。明けましておめでとうございます。昨年は術後5年たったので癌は完治と思っておりますがプロヴォックスのメンテもあるので数カ月ごとには慶応病院に通っております。私は手術と同時にプロヴォックスを入れたので2ヶ月病欠しただけで仕事を続けられました。会社は9月末締めで年末に株主総会が有りますがシャント発声のお蔭で5回目の総会も無事終了しました。

【高野理事】
　私は皆さんの様にシャント発声ではなく　いわゆる食道発声で喋っております。この会は発声法に関係なくお仲間に入れて頂けておりますのでお仲間に入れて頂いております。今年もよろしくお願い申し上げます。

【若月監事】
　私は単純喉摘を9年前にして5年間食道発声をしておりましたが大きな声が出ず上手に出来ないので先輩の様子を見て2年前にプロヴォックスを入れました。
今はフリーハンズで会話も出来、外出にも自信が付きました。

【嘉村理事】
　今年は乾燥して喉の奥を痛めない様に加湿器を使っております。我々の場合は乾燥すると声が出難くなり体調を崩し易くなるので気を付けなければなりません。

【司会鈴木理事】
　進行役をしております鈴木です。先程岩瀬副会長が術後5年経ったとのことでしたが、私も12月で5年経ち医師からもう来なくて良いよと言われておりますがプロヴォックスの件で数カ月毎に通う事にしております。

【Ｆさん】
　今年もよろしくお願いします。昨年1月16日に手術をして1周年、昨年8月にプロヴォックスを入れ先輩の経験談等を勉強しさて頂きました。忘年会で皆さんに教えていただき障害年金の受給資格があるのを知り申請中です。

【Ｋさん】
　平成20年喉頭癌末期で全摘手術をしてその後は食道発声を4年近くやりましたが思って様に出来ず新聞で悠声会をしりシャント発声の手術をしました。喉頭摘出後は全く声が出ませんでしたので　建設関係の仕事も辞めておりました。プロヴォックスで声が出る様になったと上司が聞き「そこまで喋れるのなら仕事に復帰しろ」と言われ復帰しております。
　声が出ると言うことは素晴らしい事でありこれから先も健常者と同じ様に頑張って行きたいと思っております。

【Ｈさん】
　現役で仕事をやっております。年末年始は10日間ほど休みが有ってその間は散歩程度しかしておりませんでした。5日の仕事始めのときは声が出し難かったです。会話をすることが練習になることがよく分かりました。

【Ｔさん】
　私が摘出手術は平成12年1月19日　今年で14年になります。銀鈴会で食道発声をしておりましたが個人のレベルが非常に違うのでELもやっておりました。外に出ると声が小さすぎると感じておりました。プロヴォックスに変えだいぶ大きな声で喋れる様になりました。

【Ｈさん】
　プロヴォックスを昨年3月に変えてから10ヶ月目です。私にとっては新記録です。（今までは7か月持つか持たないかでしたから）製品のばらつきもありましょうが　朝晩ブラシをしているのが交換しないでいられる原因かも知れません。

そのほか皆さんの活発な発言がありました。

３．司会の鈴木理事よりの閉会の挨拶

【司会鈴木理事】
来月の例会は2月8日（日）を予定しております。また、フリーハンズ教室は来週1月21日（水）ですので希望の方はご参加ください。

発行者：　土田　岩瀨　高野

第89回 悠声会報告書

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