第125回 悠声会報告書
（平成２９年度 第１０回）
開催日時 平成３０年１月１４日(日）13：00～15：00
開催場所 東京都障碍者福祉会館 ２階 教室
リハビリはＥ室にて実施 【嗅覚リハビリ６名、通常リハビリ３名】
出 席 者 会員 ３０名 見学者 ０名
言語聴覚士 ２名（石川先生、鈴木先生）
アトスメディカル社員 ３名
【那須理事】
あけましておめでとうございます。寒い中大勢参加していただき、有難うございます。では会長、お願いします。
【鈴木会長】
おめでとうございます。昨年は前会長が年の初めにお亡くなり、他にもいろいろあり、あっという間に一年が過ぎたという感じでした。
今年は足を地につけて頑張ろうと思っています。
今年は例会、フリーハンズ教室は勿論の事、関西、東海、九州各支部にも積極的に参加していきます。日常生活用具認定市区町村も、昨年末１５１か所になりました。
杉並区にも陳情に行き、区長にも会い、内諾を得ました。
私事ですが、新しいタイプのプロヴォックスの話が先月ありましたが、癌研で新しいタイプに１年３カ月ぶりに交換しました。気のせいか話しやすくなった気がします。フリーハンズでも楽に話が出来ます。古いのを交換したからか、新しいタイプがいいのか分かりませんが調子はいいです。
【岩瀨副会長】
おめでとうございます。
１月１２日、山梨大学病院で行われた山梨県喉会に那須さんと参加してきました。
県喉会では食道発声の他、シャントの方も多くいらっしゃいました。
最近は医療も進み、喉頭摘出をせず、放射線、抗がん剤で治療を済ませる方が多くなっているそうですが、再発も多く、データではわかりませんが、その他にも温存したため嚥下が難しくなり、結果、誤嚥肺炎で亡くなられる方が増えているみたいです。
【那須理事】
本日は九州から石川先生がお見えですので、一言お言葉をいただきたいと思います。
【石川先生】
朝４時半に起きてまいりました。年末はノロウイルスにかかり、参加出来ませんでした。先ほどの副会長の話ですが、九州の梅崎先生の情報でも、喉頭を温存すると再発する方が多いそうです。
又、我々の見解では、喉摘者は風邪をひきやすいと言われていますし、力めない、熱いものを食べられない、飲めないと言われています。しかしシャント発声の方はそうでもないということが分かってきました。
今までの教科書が変わるようになると思います。喉摘者でもシャント発声の方は違うと注釈が付くと思います。
本日も嗅覚の訓練をしますので参加お願いします。
【那須理事】
進行役の那須です。一昨日、副会長と山喉会で増山先生にお会いしてきました。
先生は喉摘者の術後のリハビリや、社会復帰についても熱心に研究されていて、素晴らしい方だと思います。
【堀監事】
先月プロヴォックスを交換してきました。フロリードゲルを使用するようになってからは、カンジタ菌が発生していませんでした（写真を見せる）
これからは５カ月ごとに交換するようにしました。
いきなり話をすると、ぜん動運動が起こりなかなか話すのが難しくなりますが、４０～５０分で落ち着きます。
【Ｋさん】
１２月に漏れがひどくなり、交換しました。一年半で６回もしました。
２カ月に１回、これだけは最低でも持たそうと思います。
【Ｆさん】
１２月２２日に交換しました。声を出すときに力を入れ過ぎると、出しにくくなります。再就職から１カ月です。順調です。
【ＭＴさん】
１年３カ月ぶりに交換しました。生活が苦しいから出来ないのです。（ジョーク）
漏れは全くありません。ラリボタンも２４時間つけっぱなしです。
年のせいか、気管孔も大きくなりません。毎日１万１千歩歩いています。
【ＭＤさん】
お正月から漏れっぱなしで（病院もやっていませんし）、プラグを入れっぱなしでした。８日に新しいプロヴォックスに交換しました。２日目ですが、漏れません。
ただ声が低くなり、高い声が出ない気がします。今後とも宜しく。
【Ｕさん】
障害者手帳があると都営交通機関が無料になり、ありがたいと思います。
また、高齢者は１０００円の手続きで無料になります。感謝です。
【Ｉさん】
喉頭がんの手術と同時にプロヴォックスを入れました。
悠声会に参会、やり方を教えてもらい、又癌研の福島先生に喉に麻酔を打ってもらい、徐々に声が出るようになりました。（過緊張と思われる）
マイクを持つと緊張して出しにくくなります。来月はもっと勉強して話せるようにします。
【Ｓさん】
半年ごとに交換していましたが、年末急に漏れて交換しました。
先生と相談し、４カ月ごとに交換するようにしました。
外出の時だけラリボタンをし、家では指で押さえて話をしています。
【Ｕさん】（食道発声）
今年も宜しくお願いします。皆さん研究熱心なので、感心しています。
【Ｙさん】
３カ月に一度交換していますが、漏れはありません。
健康面では昨年食道がん、今年前立腺肥大の疑いでしたが、異常なしで問題ありません。
朝一時間、近所のお寺の階段１００段を上り下りしています。
【Ｈさん】
今年も宜しく。悠声会に入って４年１カ月です。喉摘者は風邪をひかないと言われていましたが、体が痛くなり、高熱が出て、病院に行かず３日間寝ていました。やはり風邪でした。皆さんも充分注意をしてください。
私は芸能界にいましたが、歌手の皆さんは部屋の湿度を６０％にしていると風邪をひかないと言っていました。今、私も３６５日２４時間、加湿器を付けています。
【Ｓさん】
昨年の暮れから忙しく、体の調子が悪かったのですが、痰に血が混じっていたので病院に行って検査をしたら、風邪でした。プロヴォックスの廻りから血が出ているという事でした。
内視鏡で検査をしましたが、異常なしでした。
【Ｋさん】
以前、お茶を誤嚥して気を失いかけた時、元看護士だった方から、大丈夫だからゆっくり息をしなさいと言われ、我に返りました。今は喉摘したのでその問題はなくなり、良かったと思っています。
外出するときは十分注意をしています。寒いのが一番よくない。
【Ｈさん】
私は病気をいっぱいしました。胃潰瘍、十二指腸、喉頭がん、胃がん、前立腺、全て悪性でなかったから安心しています。
【Ｙさん】
昨年の暮れから、１２月いっぱい入院していました。
若いころ、悪いことばかりしていたからかなと思っています。
癌研有明の患者会に行きましたが、空腸の方が半分以上になっていました。
仲間が増えていました。空腸は食事に２時間以上かかります。私は今１時間です。
悠声会の方々は努力家が多くて、頼もしいです。
【Ｓさん】
今年も宜しく。正月は何事もなく過ごしてきました。
天皇陛下が退位するとき年号が変わるので、神輿を作ろうかという話をしています。品川神社に神輿があるので、新しくして皇居に持っていこうという事になりました。
【Ｗさん】
今年も宜しくお願いします。元気にやりたいことをやり、行きたい所に行きたいと思います。一日八千歩、歩いていますが、もっと増やそうと思います。週に二回、好きなテニスをやっています。
【Ｔさん】
昨年ピロリ菌の検査をしようとしましたが、消化器科の先生に息はどこから出るのかなと言われました。皆さんはどうなのですか？
【Ｓさん】
昨年３月に咽頭がんの手術をし、９月にプロヴォックスを入れました。
皆さんを見ていると、勇気が湧いてきます。
【鈴木会長】
最近は食道再建（空腸）の方が増えているという事ですが、喉頭がんの方が減っているのは、タバコを吸う人が減っているせいなのかなと思っています。
空腸の方の入会者が増えてくると思いますので、アドバイスをお願いします。（私は喉頭がんなので）
プロヴォックスを交換した時に見てみましたが、あまり汚れていませんでした。私はフロリードゲルを使用していません。毎日ヨーグルトとうがいをしています。
Ｈさんの話の中での湿度の件は、大切な事と思います。
ピロリ菌の件ですが、Ｕさんは便で検査、片岡さんは息を吐く方法で行ったそうです。
【那須理事】
以上で例会を終了します。お体には十分注意してください。