定例会報告

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第165回 悠声会報告書
(令和4年度 第5回)

開催日時 令和4年8月14日(日)13:00~14:50

開催場所 東京都障碍者福祉会館 2階 教室
       リハビリは2階 E室で実施

出 席 者  会員 10名(家族2名)  見学者 1名  アトスメディカル社員1名

【那須理事】
 定例会を始めます。
 また暑くなりましたので、熱中症に気をつけてください。
 それでは会長、ご挨拶をお願いいたします。

【鈴木会長】
 こんにちは、お暑うございます。
 昨日は少し涼しかったですが、台風一過でまた暑くなりました。
 コロナが拡大して来まして、先日お伝えしたように出来るだけ感染を避けたいと思いまして、なるべく大人数の集まりを避けたいと思っています。定例会だけは続けて、フリーハンズの会は暫らくお休みします。
 支部は、九州は7月に定例会を予定していましたが、コロナのピークとぶつかって中止としました。関西、東海と再開を考えていましたが、感染拡大でお休みとなりました。
 この会場は大きいので換気をすれば大丈夫かと思っております。この間も色々な方からご相談をうけたり、見学の問合せがあります。今日もお1人見学に来られる予定になっています。少しでも困っておられる方や手術をされる方、シャントを入れるか迷われている方のご相談を受けるようにしています。
 来月の定例会には、国際医療福祉大学の石川先生が、ある程度研究資料がまとまったので報告に来られるようです。
 今日は出席者が少ないのでたっぷりしゃべってください。

【小泉副会長】
 こんにちは、副会長の小泉です。
 9日にプロヴォックスを交換しました。昨年末、主治医から新人医師研修を兼ねて交換に協力してもらいたいと言われ、3回交換しました。ある程度予想していましたが、時間はかかるし、苦しいし、プロヴォックスを落としたり、出血はするしで、大変な状況でした。
 今回は断ろうと思っていたところ、主治医から今回は私が交換しますと言われ、ほっとしました。技量の違いは歴然で、あっという間に終わりました。
 皆様が様々な医療状況で交換されている事を思うと、今まで恵まれた環境にいたことを思い知らされました。今後も医療技術の向上には協力していくつもりです。
 そして、今回初めて処方箋を書いていただき、自宅近くのスーパー内に有る小さな処方箋薬局でスタビリベースと、フリーハンズHMEを取り寄せしました。もちろん薬局としては初めての事なので、アトスさんのカタログを持参して、取り寄せ方法その他を説明しました。18日に届くそうです。

【那須理事】
 それでは皆様の自己紹介をお願いします。

【Mさん】
 毎日暑い日が続いていますが、和光市から来ましたMです。今年でがん研有明で手術してから9年になります。悠声会に入会し皆様のご指導でしゃべれるようになりました。
 私はフリーハンズが合わないので、大きな声を出すとフリーハンズが飛び出てしまうので、手で押さえています。最近はMさん位話せれば大丈夫だと言われますが、昨年暮れに食道がんが見つかって手術をしました。それから食事をすると、呑み込む時に中で詰まるようなので内視鏡で見てもらいましたが大丈夫だと言われました。
 買出しに行くときに山芋を買ってきてもらって、ご飯にかけて食べるとスムーズに入っていくので、山芋と卵は欠かさないようにしています。
 今後とも宜しくお願い致します。

【Tさん】
 こんにちは、8カ月たったのでプロヴォックスを取り替えてもらいましたが、漏れてから来るようにと言われました。
 たまに漏れてもまた漏れなくなったり、2年間たくさん勉強をしました。ここにきて皆様の話しを聞いて、大分成長したと思っています。
 よろしくお願いいたします。

【Yさん奥様】
 先生からシャント手術は1年はだめだと言われました。この会へ来て、皆様に会ってたくさん元気を頂きました。アトスで教えていただいて良かったと思いました。
 私たちにとっては小さなことでも為になることなので教えてください。

【Iさん】
 こんにちは、アトスの本社へ行って2度ほど指導をうけました。あまり無理をして声を出そう思うと、かえって力が入ってしまう。しゃべろうしゃべろうと思わないで、テレビに相槌を打つようになると楽に声が出る様になります。
 肩に力が入ると声が出なくなります。あと一つ奥様の協力が必要です。あなたが声を出さないと返事をしないと言われました。家のかみさんはきついけど、とにかく声を出せと言われました。おかげで大分声が出る様になりました、毎日声を出すのは大切な事です。
 医者から言われたのは、口の中が小さいので、口の中の響きが良いと言われました。       
 ビールの漏れが多いから交換してと言ったら、先生に笑われました、今回は一カ月で交換しました。
 声が出る喜びは大きいと思います。余り力を入れずに自然に声が出る様になります。

【Yさん】
 6月に入院していました。検査をしたら陰性でした。入院しているときに漏れたので困りました。
 看護師が来て免疫が弱いから退院してから気を付けてと言われました。
 私は4週に1度プロヴォックス交換していますが、4ミリに交換したら漏れないがしゃべれないと言われました。今は4ミリに交換して、力を入れるとプロヴォックスが出てしまいます。フリーハンズも1にしています。年を取ると空腸のバイブレーションが硬くなます。

【Koさん】
 8月6日で1年になります、プロヴォックス入れてから5カ月になります。毎日練習していますが、こんな状況で毎日仕事に行っています。

【Kiさん】
 こんにちは、9日から17日まで会社が休みです。何もすることがなく、ゴロゴロしています。声は出さないと出なくなります。
 もうすぐ16年になります。今考えると声量とか声質が悪くなって来ている気がします。これが後何年もつかわかりませんが、リハビリとか、声を出して、喉の筋肉をつけなければならないと思っています。カラオケに行って喉の筋肉をつけています、Mさんも一緒にいきますが、努力は嘘をつかないので、毎日努力していると結果がついてきます。
 やり方は色々有ると思いますが、自分のやり方は教えます。

【那須理事】
 毎日しゃべるというのは、私は1人暮らしなので、近くのイタリアンカフェへ行って話しています。ドイツ大使館が近くなので外人が多くて、英語で話しかけられるので困っています。

【鈴木会長】
 Yさんのシャント手術が1年後というのは何か理由があるのですか。

【Yさん】
 1年待てと言われています。

【鈴木会長】
 手術後の回復という事でしょうか。

【Yさん】
 そうだと思います。

【鈴木会長】
 奥さんの協力が大切だというのはそうだと思います。食事中ある程度わかっていると思いますが、必ず何かと聞いてきます。
 Kさんの年を取ると声は悪くなるということですが、私は手術をして12年になりますが当初より悪くなったと思います。
 暑い日が続いて、家でじっとしているとだんだん声が出なくなります。水曜日にオオルリの会で、東京医大の言語聴覚士の先生から声が聞きづらかったと言われました。何もしゃべっていないと良くないと思いました。今回しゃべると、明日あたり調子が良くなると思います。

【見学者Kaさん】
 私の父親が77歳で、先月13日に喉頭摘出手術をうけて小腸を移植を2回しました。血流障害でICUに入って何とか出られましたが、このまま何日か経つと退院することになります。
 病院もコロナの対応で聞くことが出来ないので、ネフライザー、吸引機、加湿器、色々お聞きしたいので箇条書きにしてきました。

【鈴木会長】
 父上の手術が大変だったと聞いています。
 大胸筋を取って移植するというのはあまり知識がないのでなんとも言えません。
 吸引機は退院した時は使っていましたが、今は使っていません。基本的に痰は自分で出せます。最初は出せるまで使う、というのはあります。
 ネフライザー吸入器は使っていません、使わなくても良いと思います。
 アトスの人工鼻は絶対必要な物です。加湿器は冬は使います。空気清浄機は私は使っています。空腸移植では喉が狭くなるので、流動食を食べています。マッサージは前はやらずに後ろをやればと思います。シャントのフィールターはつけたほうが良いと思います。ごみを防ぐために必要です。
 嚥下訓練は、呑み込みの訓練はやったほうが良いと思います。飲み込みの悪い方は大変だと思いますが、自分で食べ物は工夫してトレーニングはやったほうが良いと思います。

【Iさん】
 吸引機はリースがあります。3か月はリースで使ってみて、その後に購入でも良いと思います。

【鈴木会長】
 シールは毎日取り替えなくても、3~4日は大丈夫です。肌荒れはあまり過保護にしないほうが良いと思います。

【那須理事】
 それでは、これで定例会を終了します。