定例会報告

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第155回 悠声会報告書
(令和3年度 第3回)

開催日時 令和3年8月8日(日)13:00~14:30

開催場所 東京都障碍者福祉会館 2階 教室
       名古屋大学看護研究協力面接 E室で実施

出 席 者  会員 7名(家族1名)   名古屋大学 岩井美世子さん   アトスメディカル 社員2名

【那須理事】
 定例会を始めます。
 あいにくの天気で参加者も少ないようです。
 オリンピックも最終日で、これからはパラリンピックが始まります。コロナも重症者が増えてきています。
それでは会長ご挨拶お願いいたします。

【鈴木会長】
 こんにちは。まず、コロナが心配なうえ、さらに余分な台風までついて来たので出席者は少ないと思っていました。台風のために来られない方も多いのではないかと思います。
 コロナの状況ですが、東京は4千から5千人と増えていて、横浜、神奈川県が2千人近くになっています。神奈川県はこのままだとピンチになります。
 高齢者の重症者率が低いという統計が出ていますが、ワクチンの効果出ているのか疑問です。外に出ないから感染しないのでは…。私自身は外出を控えています。
 若い人たちは我慢できなくなって外出しています。若い人達を抑えるにはもっと強く訴える策をとらないと、ますますひどくなります。首相の話を聞いても、危機意識を共有していると言っていますがどの程度思っているのか疑問に感じます。
 オリンピックの2週間は家でテレビを見ていました。床屋へ行くぐらい最低限の行動しかしていないので、体がなまってきています。オリンピックはそれなりにやってよかったのかと思っています。一部の批判は出ていますが、マラソンを見ていて沿道は人がびっしりで、注意を聞かない人がたくさんいると証明されました、北海道で感染者が増えないことを期待いたします。
 今の状況から、今月いっぱいで状況が変わるか様子を見ています。場合によっては、例会はできないのではと考えています。メールで連絡を取れる方は連絡しますが、ホームページで確認してください。
 8月18日に名古屋大学の面談を予定していましたが、中止して先送りにします。9月のインタビュー予定も様子を見て連絡いたします。
 我々にとって良い話ではありませんが、東海支部長の安部さんは体調を崩し闘病中で、支部長を上谷さんに代わっていただき、九州支部長の口石さんも体調を崩して闘病中で、暫らくはお休みします。後をどうするかまだ決まっていません。体調維持管理に十分気を付けてください、以上です。

【小泉副会長】
 こんにちは。毎日テレビでオリンピックを見て、おとなしくしていました。コロナ以前はよく新宿へ行ってぶらついていましたが、久しぶりに新宿へ行く用事ができて行ってきました。お昼時だったせいか人出が激しく、恐ろしくなってすぐに帰ってきました。あれでは感染は収まらないと思います。

【那須理事】
 それでは今日も近況報告をお願いいたします。

【Tさん】
 こんにちは。プロヴォックスを入れてから1年になります。コーラを飲んだら漏れて、先月はコーヒーを飲んだら思いっきり漏れて、白い服が茶色になりました。
 やっと1年たって、本当に落ち込むことだらけで、病院へ行っても少し我慢をしなさいとか言われます。飲み物を恐々と思いっきり飲めなくて、嫌な事ばかり考えてしまいます。
 どの位で換えたら良いのかわからないです。プロヴォックス10ミリで真ん中から漏れます。

【鈴木会長】
 漏れそのものはプロヴォックスの長さとは関係ないと思います。真ん中から漏れるのは、食道の弁に隙間ができたり弁がうまく作用しなかったりで、長さはあまり関係ないと思います。
 気を付けることは、いきなりごくんと飲み込まない。飲み物にもよりますが、コーラ、コーヒーは漏れやすいです。理由はわかりませんが、いきなりコーヒーを飲むのではなく、やわらかいものを食べてから飲むと、なぜか漏れません。私の経験ですが、卵豆腐、冷ややっこを食べてから飲むと漏れにくいです。いろんなことを試してみると良いと思います。

【Fさん】
 最近引っ越しをしました、マンションの隣の娘の部屋へ引っ越しました。20年ぶりに昔の色々な物が出てきて、整理が大変でした。7月の例会はそのために欠席しました。
 ホテルに勤めていますが、4連休は大変盛況で、こんなに来るとは思いませんでした。

【Iさん】
 この間プロヴォックスを取り替えましたが、漏れます。先生がうまく交換できた日とできなかった日があるのではないかと思います。交換したら悪いのは、先生が取り替えた時の状況にもよるのでは、それは無くならないと思います。

【Kさん】
 今はちょっと声が出なくて、申し訳ありません。皆さん悩みが多いですが、私も悩みが多くて、1週間で取り替えました。先月28日の交換の時にプロヴォックスの径を細してもらうように提案しました。長さは4~15ミリまでありますが、直径の種類は少ないです。22.5から20.7ミリに変更し細くしてもらいました。
 圧迫感が無くなると思ましたが、ブラシを回すときにプロヴォックス全体がくるくる回ってしまいます。それから掃除ができなくて困っています。漏れはありませんが、圧迫感で食事が通らないのが悩みです。

【鈴木会長】
 プロヴォックスの径は、17・20・22.5の3種類あります。以前肉芽ができたときに全部試しました。今は20ミリが入っています。
 標準は22.5になっていて、窮屈な人は変えているようです。シャントの穴はそこにものが挟まっている限り漏れを防げます。無理にはめると肉芽の原因となります。
 食べ物は調べましたか。

【Kさん】
 総体的に柔らかい物にしています。ほとんどお粥、柔らかいそば。
 豚カツ、タコ、イカ、ちくわ、ニラ、海苔、ワカメ、は食べにくいです。

【鈴木会長】
 出来るだけ食べられる物を、無理しないで一生懸命食べると良いと思います。

【アトスメディカル佐藤さん】
 言語聴覚士の資格を持っていて、嚥下障害のケアをしています。食べ物にはとろみをつけてサポートしています。喉頭摘出して食べにくい方には個人差があるので、首を回して飲み込んだり、角度をつけたりしたら漏れなくなることもあります。
また新しいことがわかったら発信します。

【アトスメディカル田原さん】
 看護師の資格を持っています。嚥下障害の方は唾液が出づらいので、唾液が出ないと食べにくいです。唾液を出してから食べる訓練をしていました。関連性はわかりませんが、口腔ケアをするとプロヴォックスが長持ちします。

【鈴木会長】
 人によってプロヴォックスの位置が違うので、横を向いたり、下を向いたり、いろいろ試してみるといいと思います。

【小泉副会長】
 プロヴォックスの交換時期は、私は以前は苦労をしてなるべく長く持たせていましたが、最近は4カ月ごとに交換しています。漏れる漏れないのストレスを生まないように定期的に交換しています。その間は漏れても何とかしのぐ、漏れても掃除如何で回復します。例えば大声を出して、弁に挟まったご異物を吹き飛ばす等です。
 飲み込みの件は、介護現場では嚥下障害の対策として、お茶を飲んでからや、発声練習をしてから食事をしたりします。特に朝一番は気を付けたほうが良いと思います。
 Kさん、介護食は試して見ましたか。ペースト状の物は味がよく判別出来なくておいしく感じられないですが、今は形がそのままで柔らかく出来ている物も出回っています。一度試してみてください。

【鈴木会長】
 9月の定例会はコロナの状況によって、おしゃべりをする位でと思っております。よろしくお願いいたします。

【那須理事】
 それでは、定例会は以上で終わります。