第159回 悠声会報告書
(令和3年度 第7回)
開催日時 令和4年2月13日(日)13:00~14:10
開催場所 東京都障碍者福祉会館 2階 教室
出 席 者 会員 6名(家族2名) 見学者 1名(家族1名) アトスメディカル 社員1名
【那須理事】
ご参加ありがとうございます。
オミクロン株はそろそろピークを過ぎて来たようですが、高齢者の感染が多いようなので気を付けてください。
それでは鈴木会長ご挨拶をお願いいたします。
【鈴木会長】
今お話がありましたが、オミクロンの感染状況は少し先が見えつつあると言う感じです。ただ、高齢者の感染重症化が見えて来ているので、我々は気を付けなければと思いつつ、定例会は何とか入り口でも開けておきたいと考え開催しました。
皆さん外出を躊躇されている中で、今日は人数が少ないですが、なんでもおしゃべりしてください。月中にフリーハンズの会を開催してきましたが、2、3月は取りやめとしました。忘年会定例会を開けなかったですが、顔を合わせてしゃべる会をやっていました。一つだけ違うことがあり、定例会は記録を残しています。もちろんお名前は出さないですが、過去の様子がわかると思いますので、ご覧になってください。2、3月の定例会は開催となりますがそれ以外はお休みとなると思います。
関東地区については、この場所が東京都施設なので無料で使わせて頂いていますが、地方へ行くと場所がなくて集まる場所がもてない状況です。関西・東海・九州と支部がありますが、休んでいます。4月以降どうするか、今月末の様子を見て決めます。
私自身もコロナがあるので家の中にこもることが多く、横浜市なので県を超えてはいけないと言われているので、出来るだけ外出を控え、オリンピックを見ています。
今日は見学の方がおります、Iさんご挨拶をお願いいたします。
【見学者Iさん】
こんにちは、足立区から来ました。昨年4月に喉頭摘出手術をして、今年1月にシャント手術をしました。今後ともよろしくお願いいたします。
【鈴木会長】
良くおしゃべり出来ています。今の状態で十分だと思います。
【小泉副会長】
こんにちは江戸川区から来ました。先ほど鈴木会長から県を跨いでの移動を自粛しているお話がありましたが、家内が在宅勤務をしていてストレスが溜まっていて、鎌倉へ行きたいと言うので行ってきました。
鎌倉駅から銭洗い弁天、源氏山公園を経て北鎌倉駅までウォーキングをかねて行ってきました。北鎌倉で昼食をと思いましたが、店がやっておらず、思い切って東京まで戻り東京駅近辺の回転寿司で遅い昼食にしました。人気店でいつもは長蛇の列ですが午後2時半を過ぎていたのと、携帯に連絡が来るのでストレスなしに待つことが出来ました。
人気店だけに美味しかったですが、ネタが大きくて、よく噛んでも飲み込めず、マグロ、イカ、寒ブリ、鯖、4連発で喉に詰まりました。あまりきれいな話ではありませんが、のどに詰まった際は声を出すようにすると戻りますので、心配しないでください。慌てて水を飲むと鼻から出ますので気を付けてください。のどに詰まっても私たちシャントは呼吸は出来ます。
江戸川区では、連日1000名以上の感染者が出ています。区民700名に1人の割合です。今、清新町の集合住宅に住んでいますが、2棟が繋がった大きな住宅でこの中から毎日1名の感染者が出ていると思うと恐ろしくなってきます。皆さん気を付けましょう。
【那須理事】
それでは皆様の自己紹介をお願いします。
【Tさん】
2年間戦ってきて、家族に助けられて来ましたが、何とかこれで生きて行くしかないと思います。前向きな考えで生きていこうと思います。この会で支えて頂いていると思います。2年間でやっと色々なことが出来るようになり、皆さんに支えられて来ました。
【Yさん】
今年の1月にシャント手術をしました。手術までには時間がかかりましたが、やっと出来るようになり、翌日には発声が出来るようになりました。少し不安はありましたが、日に日に声が出る様になって会話も出来るようになりました。
次の日には会話が出来るようになり、嬉しかったです。去年の6月から話しが出来ない生活が続いていましたが、話しが出来るようになって、こんなにも話すことが疲れる事だと思いませんでした。今後は腹式呼吸をやっていこうと思います。
今後もよろしくお願いいたします。
【Yさんご主人】
家内が昨年先生から声が出せないと言われてかなり参っていました。
声が出て話せることがこんなにも嬉しいことなのだと思いました。もっと話せるように練習すれば良いと思います。
【Kさん】
先月私の友人からメールが届き、昨年12月22日(水)にプロヴォックスの交換をしたが二日後に水漏れが出てだんだん咳も激しくなって25日(土)に熱が38.5度に上がった。オミクロンが拡大した所だったので病院へ行ってPCR検査をやり、気管チューブを入れてCT検査をし、点滴とか土日にかけて処置をしました。最初はコロナを疑いましたが、月曜日に陰性だとわかりプロヴォックスを交換しました。28日になってまた水漏れが出て、福島先生が見てくれてプロヴォックスのサイズが合っていないからと8ミリから4ミリへ替えて状態が良くなったそうです。
この方は13ヵ月経って初めて水漏れを経験しました。プロヴォックスの長さが水漏れの原因になるので注意してください。
【アトスメディカル田原さん】
昨年12月に静岡の患者会「静鈴会」で、日常生活用具給付の件で健康保険適用が始まってから給付を取りやめる市町村が多くなって来たので、会長が陳情したところ、給付を続ける所が多くなったそうです。何かありましたらご相談ください
【鈴木会長】
プロヴォックスとは関係ありませんが、どちらかというと食べ物を飲み込む力は弱くなってきています。食べにくいものについては注意しないと喉に引っかかってしまいます。その時にプロヴォックスの所に引っかかると悪さをする事がありますので、注意して欲しいです。
Yさんの腹式呼吸は大切で、お腹から声を出すのは大事なので練習してください。
Kさんのお話しですが、実際にはどなたかはわかりませんが、最初にプロヴォックスを入れてその人に適切であるかは暫らく使って見ないとわかりません。突然漏れるというので、サイズが合ってないのがすぐに影響が出るのかは、良くわかりません。漏れには皆さん注意してください。ずっと漏れていると気管へ漏れ出すこともあります。
最近プロヴォックスを扱っている病院が増えていますが、一部取り扱いが頼りない先生もいらっしゃるので注意をして下さい。有明の福島先生のようにシャントに関して長年扱っている先生を案内することは出来ますが、若い先生にも早く慣れて頂きたいと思います。
田原さんからの、健康保険の取り扱いについての件ですが、都内もまだら模様です。足立区から問い合わせがあったので、今までの日常生活用具が助かっていると伝えました。健保で認められているのは一部のみで足立区にはそれ以外にも色々あると伝え、従来の日常生活用具も認めてほしいと伝えました。
Iさん、プロヴォックスの漏れはありませんか。
【Iさん】
手術したばかりなので、コーヒーが漏れることがあります。
【鈴木会長】
漏れ対策には色々ありますが、食道側の弁の隙間にカンジタ菌が繁殖して付くことで、完全に閉じなくなる事があります。カンジタ菌対策として、一つは乳酸菌が効果があると言われています。ヨーグルトが若干効果があると言われています。またフロリードゲル軟膏が有効で、ブラシの先につけて塗布すると効果があります。ただ、ブラシをやりすぎるとプロヴォックスが後ろへ外れて落ちたりします。
【Kさん】
調布に住んでいますが、日常生活用具は1年分を4ヵ月ごとに3枚の申請書を出すようになっていて、下のほうに今後健保で取り扱うことになりましたので調布市として検討しますと書いてありました。手紙で健保で取り扱ってないものがあると書いておきました。
【鈴木会長】
スキンバリア、シリコングルーは従来通り日常生活用具で支給しますと悠声会宛てに連絡があったところもあります。紙切れ1枚で伝えてくる所もあります。日本の市区町村は1720あり、5年かけて300か所位まわりましたが、健保に変わったのでまわることの意味が無くなりました。健保で適用出来ないものについて取り扱いのお願いをしたいと思っています。
今日は少人数でした。来月はどうなっているかですが、状況次第では大勢の方が出てくれると思います。来月も13日です。
【那須理事】
皆さんそれでは定例会を終わります。 |